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レガシィB4

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「さすがに大きすぎて困るよ、スバル」かつては小さな高級車だったレガシィB4をプレイバック【推し車】

大きくなっても根強い人気、スバルのフラッグシップセダン

最後の「日本国内向けレガシィB4」となった6代目

3代目から「B4」のサブネームと、プレミアムセダンとしての積極的なブランディングが的中し、4ドアセダンとしては異例の人気車種となったレガシィB4ですが、あくまで主要市場は北米。

日本ではジャストサイズの5ナンバー(小型車)枠で「小さな高級車」を気取れたのは3代目までで、4代目以降はひたすら大型化が進み、日本では2020年に国内販売を終了した6代目が最後になりました。

しかしスバルのフラッグシップ・セダンとして魅力に感じるユーザーは根強く、MOBY編集部がAIに聞いた「30〜50代のクルマ好きが気になる名車」にも名前が出てきます…今回は4代目から6代目までのレガシィB4を振り返りましょう。

最新「レガシィB4」中古車情報
本日の在庫数 631台
平均価格 96万円
支払総額 30~536万円

「B4ならでは」は薄れたものの正常進化の4代目(2003年)

ついに3ナンバーボディとなった4代目だが、ちょっと5ナンバー枠を超えた程度でまだまだ「小さな高級車」ではあった

レガシィ初の3ナンバーボディとなった4代目にも当然B4は設定、1990年代までの日本ではまだ「3ナンバー車は贅沢品」という風潮があったものの、この頃になると衝突安全性能に配慮した大型化、それに伴う環境性能と両立した大排気量化に理解が深まっていました。

3代目の時点ですでに、3リッター水平対向6気筒エンジンを積むまでに発展していたレガシィでも多少全幅が5ナンバー枠を超える程度の3ナンバー化に批判はなし!

むしろ前輪の切れ角増大による取り回し性向上、過給切り替え時のトルク段付きに批判のあったシーケンシャルツインターボから、ツインスクロール・シングルターボ化による低回転トルク増大とフィーリング向上、5速AT化などいい事づくめだったように思います。

ただしこの代では「B4ならではのプレミアム感」は一息ついた感じで、アイサイト原型であるステレオカメラ式運転支援システム「ADA」は「アイサイト」になるまでB4には採用されず、ポルシェデザイン監修のブリッツェンもB4のみだったのは2005モデルのみ。

STIコンプリートカーの「tuned by STI」や「S402」も、B4/ワゴンともに設定されました。

MTで乗れた最後のレガシィB4、5代目(2009年)

北米で売り続けるため大きく重く!でも前期型2.5GTでは2.5リッターDOHCターボに6速MT車も選べた5代目

さらなる大型化で国内仕様でも全幅は1,780mm、全長もついに4,730mm(ワゴンは4,775mm)と5ナンバー枠を完全に超えたレガシィB4。

こうなるとツーリングワゴンは完全に日本のスポーツワゴンとしてはサイズオーバー、国内販売はこの代限りとなって後継のレヴォーグが開発されますが、B4はプレミアムセダンとしてまだまだ健在。

ワゴンともどもエンジンは2.5リッターが下限となり、B4では2.5リッターSOHC自然吸気/同DOHCターボのEJ25を搭載、スポーツセダンらしくターボ版は6速MT車も設定されましたが、EJ25ターボが新世代のFA20ターボへ代わると、残念ながらMT車は廃止されます。

MTで乗りたいスポーツセダン派にはインプレッサWRX STI(3代目GVB)やWRX STI(VAB)があったとはいえ、レガシィB4をMTで乗れないのを寂しがる声は多く、この頃から日本市場におけるレガシィの存在意義が問われるようになりました。

さすがにもう大きすぎ!日本では最後の6代目(2014年)

もはや大きすぎ…日本国内向けを作り分けることもしなくなった日本車メーカーの常として、6代目を最後に海外専売車となったレガシィB4

主要市場の北米から要請されるまま、モデルチェンジのたび大型化したレガシィですが、2014年にモデルチェンジした6代目ではついに全長4,795mm×全幅1,840mmに達し、全長こそ100mm小さいものの、全幅はついにトヨタ クラウン(14代目S210系)を超えました。

日本では「全幅1,800mmを超えると駐車場などの制約がキツくなり、実用量販車として日常使いがしにくくなる」と言われており、この時点でツーリングワゴンはついにカタログ落ち、B4も10年チョイ前には5ナンバー枠の小さな高級セダンだった面影はありません。

スバルとしても国内向けセダンとしての需要は限定的と考えたようで、ラインナップは先代後期からEJ25の自然吸気版を置き換えた2.5リッター自然吸気エンジンFB25(175馬力)にCVTという組み合わせで、ベーシックグレードと「リミテッド」など装備充実版のみ。

3.6リッター6気筒エンジンはもちろん、スバリストが熱望するようなターボ車もMTもなく、サイズもパワーも高級スポーツセダンはWRX S4で十分…となれば、この代でレガシィB4の国内販売が終了、SUVワゴンのアウトバックしか残らなかったのも当然でしょう。

6代目レガシィB4が販売終了した2020年はもちろん、2023年現在でも水平対向エンジン+4WDを売りにせざるを得ず、環境性能や燃費性能で将来性が厳しいスバルの苦境は、レガシィから表面化したと言えるかもしれません。

ただ、「レガシィB4」のブランドはまだ健在で、2023年10月現在での中古車相場は約150〜250万円程度と、MTなしで趣味性に欠け、需要の少ない4ドアセダンとしては比較的高めで推移しています。

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...

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