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知ってる?セダンの仁義なき戦い…昭和の街道レーサーとなったベース車たち【推し車】

竹ヤリマフラー、出っ歯など過激なエアロ?、超シャコタン、鬼キャンと「昭和のステレオイメージ」が根強い街道レーサーですが、そもそもは富士GC(グラチャン)レースやシルエットフォーミュラでの過激なスタイルのレーサーレプリカが起源だったとされています。

ベースになった車も大衆車から高級車、スポーツクーペからセダンまで多種多様でしたが、今回はその中でも「割と多かったかもしれない」3台を厳選してみました。

実際はこの10倍くらいベース車があるので、本当に奥深い世界です。

日産 ローレル(2代目C130系・1972年)

2代目(C130系)日産 ローレル 2ドアハードトップ2000SGX

のちの平成時代、特に7代目C34系以降は地味なオヤジグルマとして、VIPカーやドリ車でもお呼びがかかりにくい不人気車だったローレルですが、かつてはトヨタのマークIIと覇権を争うアッパーミドルクラスサルーンでした。

3代目C230系までは「レースに出ないけどストリートでの迫力はスカイラインにも負けない」と言われ、むしろ名ばかりのGTとか言われたくないのでローレルの方がいいという事なのか、街道レーサーにも多用されます。

特にエグかったのは2代目C130系の2ドアハードトップで、同時期のC110スカイライン2ドアハードトップより重厚感あるテールは「ブタケツ」とも言われました。

最新「ローレル」中古車情報
本日の在庫数 173台
平均価格 240万円
支払総額 26~1,478万円

日産セドリック/グロリア(330系・1975年)

4代目(330系)日産 セドリック 4ドアセダン2000SGL

型落ちになると同時にパトカー仕様へ改装され、石原プロの刑事ドラマ(「西部警察」や「太陽にほえろ!」)で大量にクラッシュ、爆破されるやられメカ的役回りも多かったセドグロですが、シブくキメれば街道レーサーとしての迫力は満点でした。

昔は国内外の大型セダンをフルチューンして競う(というより戦う?)ストックカーレースも盛んで、セドグロもクラウンなどと激闘していたノリが、そのまま街道レーサーにも持ち込まれていたようです。

その後もストックカーレースが続いていれば、街道レーサーへの見る目が変わり、また違った文化が発展していたのでしょうか。

最新「セドリック」中古車情報
本日の在庫数 168台
平均価格 154万円
支払総額 40~499万円
最新「グロリア」中古車情報
本日の在庫数 158台
平均価格 152万円
支払総額 30~648万円

トヨタ クレスタ(初代GX51・1980年)

初代(前期GX51)トヨタ クレスタ スーパールーセント

1980年代からバブル時代にかけ日本中を席巻した、「ハイソカー」と呼ばれる2ドア/4ドアハードトップ車。その源流のひとつとされるのが、1980年デビューの初代クレスタです(ボディカラーに初めてスーパーホワイトを使った初代ソアラという説もあり)。

2代目以降はセダンになるクレスタですが初代は4ドアハードトップで、マークII3兄弟の中でも街道レーサーや後のVIPカーでは「クレスタ」のブランド力は抜きん出ていました。

中古車情報サイトでも、2トーンカラーでシャコタン、フェンダーミラーの初代クレスタ、それも最上級グレードのスーパールーセントはプレミアがついています。

最新「クレスタ」中古車情報
本日の在庫数 77台
平均価格 245万円
支払総額 49~550万円

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...

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