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スカイラインGT-Rと日産GTRの歴史!ハコスカ・ケンメリの特徴も振り返る
目次
- いつの時代も人々を魅了し続けるGT-R
- GT-Rの歴史のはじまりは日本グランプリでのポルシェとの死闘だった
- 初代スカイラインGT-R ハコスカの誕生
- 2代目スカイラインGT-R 希少価値の高いケンメリ
- 3代目スカイラインGT-R グループA譲りのモンスター
- 4代目スカイラインGT-R 4ドアセダンのGT-Rも存在した
- 5代目スカイラインGT-R 最後のスカイラインGT-R
- スカイラインの名を捨てて革命的進化を遂げた「日産GT-R」
- ドイツ・ニュルブルクリンクを舞台にしたポルシェとの対決
- 世界屈指の難コースでGT-R NISMOが量産車最速タイムをマーク
- ポルシェとのライバル対決は永遠に続く…
- さらに逞しく進化するGT-R 2017年モデルの誕生
スカイラインの名を捨てて革命的進化を遂げた「日産GT-R」
スカイラインの枠組みから解き放たれた現行GT-R
現在の「日産GT-R」はスカイラインGT-Rの事実上の後継といえますが、2ドアクーペであること、丸型4灯テールランプを採用していることなどわずかな細部を踏襲している点以外は、開発・設計面で全くの別物です。
GT-Rはスカイラインベースという縛りから解き放たれることで、日本を代表するモンスターマシンとして生まれ変わりました。
2001年、東京モーターショーに出展されたGT-Rコンセプトが6年の歳月を経て2007年にようやく具現化、「新次元マルチパフォーマンス・スーパーカー」として世界にお披露目されました。
ドイツ・ニュルブルクリンクを舞台にしたポルシェとの対決
第二回日本グランプリ以来のライバル、ポルシェとのタイムバトル
1964年の第二回日本グランプリからの因縁なのかどうか、近年、ニュルブルクリンクでのラップタイム計測で日産GT-Rとポルシェは死闘を繰り広げています。
2006年 ポルシェ911ターボが7分38秒を計測
2007年12月 日産GT-Rが7分38秒54を計測
2008年4月 08年モデルのGT-Rが7分29秒3を計測
2008年9月 ポルシェ997型の911ターボが7分38秒フラットを計測
2008年9月末 ポルシェサイド「GT-Rのタイムは疑わしい」と異議申し立て
2009年4月 09年モデルのGT-Rが7分26秒70を計測
2010年5月 ポルシェ911GT2RSが7分18秒の記録を達成
2013年9月 ポルシェ918スパイダーが6分57秒という驚異的な記録を達成
918スパイダーは0-100km/hが2.8秒、最高速度345km/h。最高出力はなんと887馬力のモンスター。価格が約1億円するという918台限定のハイブリッドスポーツカー。さすがに日産GT-Rとはジャンルが違うかも…
世界屈指の難コースでGT-R NISMOが量産車最速タイムをマーク
GT-Rが市販車最速記録を樹立
GT-R NISMOが世界屈指の難コースとして知られるドイツ・ニュルブルクリンクサーキットにて量産市販車の最速記録を打ち立てた際のアタック動画。ドライバーはテニス選手・クルム伊達公子の夫のミハエル・クルム選手
ライバルと目されるポルシェなどと比較して安価な価格設定も特徴のひとつ。発売当初の最も廉価なバージョンは¥7,770,000(税込)という破格の設定。現在のカタログでも¥9,477,000(税込)となっています。高性能でいて扱いやすく、そしてリーズナブルなクルマとして世界で愛されています。
ポルシェとのライバル対決は永遠に続く…
日産GT-R VS ポルシェのライバル対決はいたるところで行われている…
さらに逞しく進化するGT-R 2017年モデルの誕生
進化し続ける、それがGT-Rの使命
発表された2017年モデルは最大出力570ps/6800rpm、最大トルク64.6kgm/3300-5800rpmを発揮。
GT-Rの歴史を知ることができたでしょうか。
スカイラインGT-Rから2017年モデルの日産GT-Rまで一挙にご紹介しました。次世代のGT-R R36へのフルモデルチェンジが噂される2020年頃まではこれまでに誕生した数々のGT-Rシリーズを存分に楽しんでおきましょう。
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...