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日産 キックス約4.7千台にリコール発表、最悪ホイールロックのおそれ
日産 キックス約4.7千台にリコール発表
2022年6月9日、日産はキックスの走行装置に不具合が生じるおそれがあるとして、国土交通省にリコールを届け出たことを発表しました。現在の不具合件数は1件で、不具合による事故は発生していないと伝えられています。
リコールの対象となるのは2020年(令和2年)5月18日~2021年(令和3年)11月1日に生産されたモデル。製作期間は購入した時期と一致しないので、必ず確認するようにしてください。
日産は、所有する車種が該当する場合は速やかに点検・修理を受けるよう伝えています。これらの対応は2022年6月10日より随時行われるとのことです。
自身の所有する車が対象車両かどうかは、リコール等情報対象車両検索で確認できます。
自分の車がリコール対象だった場合、最寄りの取り扱い販売店へ来店日時を予約し、点検・修理を受ける必要があります。修理代などは無料で、費用などは発生しません。
日産 キックスの不具合の状況
キックス e-POWER車の後輪のアクスルにおいて、ハブを固定するアクスルボルトの締結作業が不適切なため、走行振動等によりボルトが緩み、構成部品がガタつき異音が発生するおそれがあるとのこと。
そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、ボルトが抜けてハブに干渉しホイールがロックするおそれがあるようです。
不具合発生箇所と改善方法
不具合発生箇所 | 走行装置(アクスルボルト) |
---|---|
改善方法 | 左右の後輪アクスルボルトの締め付け状態を点検し、規定のトルクで締めつける |
問題がある箇所と対応方法は以下の図で公表されています。
対象となる車両情報
冒頭でも説明した通り、リコール対象となるのは以下の期間に生産された車両です。仮に所有する車がこの期間中に生産されていた場合、下の型式や車台番号なども参照してください。
開始 | 2020年(令和2年)5月18日 |
---|---|
終了 | 2021年(令和3年)11月1日 |
リコール対象車が含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれているとのこと。詳細はお買い求めの販売会社までお問い合わせ下さい。
型式や車台番号、生産台数などは以下の表のとおりです。
型式 | 対象車が含まれる車台番号 | 対象車が含まれる製作期間 | 対象車の台数 |
---|---|---|---|
6AA-P15 | P15-000090~ P15-062377 | 2020年5月18日 2021年年11月1日 | 4,736台 |
対象車種かどうかの確認方法
すでに型式や車台番号を把握している場合、日産のリコール対応ウェブページより、対象かどうかを確認することができます。
リコール・改善対策・サービスキャンペーン対象車の検索(日産公式HP)
わからない場合、以下の方法で確認してください。
型式と年式を確認する方法
車の型式と年式を確認するには、車検証を用意する必要があります。
型式の確認は車検証の「型式」という項目がそのまま記載されているので分かりやすいです。
一方で年式は、「初度登録(検査)年月」という項目がそれに該当します。
【あわせて読みたい】車の年式とは?調べ方から税金や車検証との関係についても
車台番号を確認する方法
車台番号(車体番号)とは、自動車や原動機付自転車の車台部分に打刻されている、車両にとって固有の識別番号になります。
今回対象となる日産 キックスの車台番号を確認する手順は2通りあります。それぞれを説明します。
車検証で確認する
車検証が手元にある場合は、そこから車台番号が確認できます。画像の位置に記載されています。
車体の刻印で確認する
車台番号は、車検証のほかにも車体本体に刻印されています。
車台番号に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...