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各自動車メディアも仰天!かつて東京オートサロンで初公開された新型車たち【推し車】
かつて「新型車の発表!」といえば東京モーターショーの華でしたが、中にはあえて発表、それも世界初公開の場を東京オートサロンへ求める車種もあります。
顔ぶれを見ると「ああなるほど」と思う車ばかりですが、過去にはどんな車が東京オートサロンで初公開されたのでしょうか。
そして2022年1月14~16日に開催される東京オートサロン2022でも、初公開となる車はあるのでしょうか?
ダイハツ ブーンX4(2006年)
ミラ、ストーリアと、クロスミッション搭載のモータースポーツベース車「X4(クロスフォー)」を設定したダイハツが東京オートサロン2006で初公開したのが、ブーンX4。それも当時まだ新興のアフターパーツブランドだったD-SPORTのカスタムカー扱いという、異色のデビューでした。
もちろん、2004年発売の初代ブーンへ、ストーリアX4後継としてラリーやダートトライアルを戦う新たなX4を開発していたのは公然の秘密。D-SPORTカラーを身にまとい、メーター類をちょっと社外品に変えた程度でも市販前提車なのは一目瞭然でした。
発売予定のD-SPORTパーツを組み込み、新型車とアフターパーツの宣伝を同時に行うという一石二鳥の展示でした。
- 最新「ブーン」中古車情報
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本日の在庫数 349台 平均価格 97万円 支払総額 19~254万円
ホンダ N-ONE(2代目・2020年)
ワンメイクレースが続いていたとはいえモデル末期、細々と販売していたN-ONEのカスタマイズカーが東京オートサロン2020へ展示されている……と思いきや、「N-ONE Café Racer Concept」という展示車は市販車に存在しない6速MT車だったのです。
事前に出展概要で告知していたとはいえ、カスタマイズモデル扱い、初代N-ONEのテコ入れ展示かと思っていた各メディアは仰天。さらに形もほとんど変わらぬそれが2代目N-ONEだと知って、2度ビックリしたものです。
前年秋の東京モーターショーで発表しなかったのは「軽自動車だと目立たないからオートサロンにした」と言われていますが、それにしてもヒッソリとしすぎたデビューでした。
- 最新「N-ONE」中古車情報
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本日の在庫数 2846台 平均価格 98万円 支払総額 18~264万円
トヨタ GRヤリス(2020年)
2代目ホンダ N-ONEがヒッソリと、2代目ダイハツ タフトは華々しくデビューした東京オートサロン2020でしたが、世界中の注目を集めたワールドプレミアを敢行したのがトヨタのGRヤリスでした。
既にヤリスGR-4として、ティザー画像やプロトタイプのデモ走行も公開されていたものの、WRCなど世界を舞台に活躍するGRブランドの主力車種を華々しく世界初公開したことで、東京オートサロンに新たな歴史を刻みました。
本当に発売されるか微妙なGRスーパースポーツ(仮称)も東京オートサロン2018でコンセプトカーとして発表されていますので、2022年のオートサロンでも何が飛び出すか注目されます。
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本日の在庫数 233台 平均価格 429万円 支払総額 240~1,465万円
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- 執筆者プロフィール
- 兵藤 忠彦
- 1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...