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ロードスターは2030年までに電動化が確定!純ガソリンエンジンモデルは消滅へ
マツダは2021年6月17日、今後展開していく新型車やそれらに採用する新技術などを説明する、中期技術・商品方針説明会をおこないました。
今回のトピックとして、マツダ株式会社専務執行役員(研究開発・コスト革新統括)の廣瀬一郎氏が「ロードスターは2030年までに電動化する」とコメントしたことです。
2030年までに電動化した13モデルが登場
中期技術・商品方針説明会でマツダは、2030年までにグローバルでの商品展開において、13モデルを電動化、25%をEVとすると発表しました。
その内訳は電気自動車(EV)3モデル、プラグインハイブリッド5モデル、ハイブリッド5モデルとなっています。
カーボンニュートラル実現に向け、2030年時点でのラインナップを電動化技術が採用された車種のみへとしていくようです。
この車種の中には、トヨタから供給されるHVモデルも含むとしています。
また、EVについては2025年から2030年までの間に、複数モデルが順次導入されると発表しました。
ロードスターは電動化して存続!
マツダのアイコン的な存在である、ライトウェイトスポーツカー「ロードスター」の生産継続についてもコメント。
ロードスターが消滅することはなく、2030年までに電動化されたロードスターが100%登場するとマツダ株式会社専務執行役員(研究開発・コスト革新統括)の廣瀬一郎氏が断言しました。
純ガソリンモデルは近く消滅…
EVなのかHVなのか、具体的なパワーユニットの形式についてはコメントはなかったものの、いずれにしても純ガソリンエンジンのロードスターは数年のうちに消滅するようです。
ロードスターは、1トンを切る車重やリニアな出力特性をもったエンジンなど、ライトウェイトスポーツカーのお手本とも言える性能をもった名車。
電動化にあたっては重量増が課題となりそうですが、どのようにロードスターらしさを追求していくのか注目しましょう。
緊急時の安全を確保する自動運転技術「CO-PILOT」公開
また、中期技術・商品方針説明会では新しいかたちの自動運転技術「MAZDA COPILOT CONCEPT」が公開されました。
CO-PILOTは、ドライバーが運転不能となるなどの緊急事態を検出すると、自動運転により路肩への退避及び停車をおこない、その後ヘルプネットへ接続するというものです。
MAZDA CO-PILOT 1.0では自動車専用道路でのみ路肩への退避をおこない、一般道では同一車線停車となっていますが、MAZDA CO-PILOT 2.0では一般道でも路肩への退避をおこなうとしています。
CO-PILOT機能 | MAZDA CO-PILOT 1.0 | MAZDA CO-PILOT 2.0 |
---|---|---|
自動車専用道路 | 路肩への退避 | 路肩への退避 |
一般道 | 同一車線停車 | 路肩への退避 |
実用化予定時期 | 2022年以降 | 2025年以降 |
2022年より、Largeアーキテクチャ車種に搭載を開始する予定です。
2022年はマツダ飛躍の年になるか
マツダはこれまでに、縦置6気筒エンジンを含む新型パワーユニットや、後輪駆動のプラットフォーム「Largeアーキテクチャ」などを発表しています。
これらはMAZDA6やCX-5の次期モデルに採用され、発売時期はどちらも2022年なのではと予想されています。
そのため、前述の「MAZDA CO-PILOT 1.0」が次期MAZDA6やCX-5に搭載される可能性は高いでしょう。そのほか、MAZDA2やロードスターもモデルチェンジの時期が近づいているため、2022年はマツダが大きく動く年になりそうです。
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- MOBY編集部
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