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ル・マン制覇の偉業から数年後に再び脚光を浴び、国民的な名車となったロータリーレーサー、マツダ787B【推し車】

マツダワークス、ル・マンでの悪戦苦闘

1991年のル・マンは優勝した55号車のみ脚光を浴びるが、他にもマツダは18号車(787B・総合6位)と56号車(787・総合8位)が参戦、すべてリタイアせず完走して好成績を収めた

1979年にはマツダオート東京スポーツコーナー(後のマツダスピード)が、SA22型サバンナRX-7(初代)をベースにしたマツダ252iでル・マンへ参戦し、1982年に改良型のマツダ254でル・マン初完走。

翌1983年からはいよいよマツダのワークス体制で参戦し、ムーンクラフトがデザインしたグループCジュニアの717Cで無難に完走(総合12位・クラス優勝)すると、翌1984年には改良版の727C(総合15位・クラス4位)でも完走します。

ただ、さらに改良したマツダ737Cがかろうじて完走扱いになったものの総合19位・クラス3位に沈み、スケールアップして3ローターの13Gエンジンを積むマツダ757も1986年はリタイア、1987年は総合7位・クラス優勝。

その後も767、767B、787とニューマシンを投入しますが、1990年まではパッとしない成績のまま、1991年のル・マン24時間レースを迎えました。

正直なところ、1990年までのマツダは「ロータリーエンジンで頑張るキワモノ扱い」に近いものがあり、日本勢ではトヨタや日産の方が本命視されており、それもジャガーやいつでも出てくれば強いポルシェを相手に、いつになったら勝てるか…程度だったのです。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...

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