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魂動デザインの曲面美で有名なマツダからは信じられない武骨な四角い車たち【推し車】

オート3輪の頃にデザインを意識するようになって以来、現在の「魂動(こどう)-Soul of Motion」をテーマとするものまで、マツダの車は流線型やうねるような曲面美を感じさせるデザインが多く、「四角い車」からはもっとも無縁な国産車メーカーかもしれません。

そんなマツダにも四角さを感じさせる車がある!とはいっても、やはり1BOXバン/ワゴンなどの仕事グルマや、それをベースとしたミニバンなどが多くなります。

今回もそこから外れることなく、「マツダが四角い車を作るなら、どんな車になるか?」という3台が選ばれる形になりました。

ポーターバン(1968年)

マツダが作ると四角い軽ボンネットバンもスポーティー

マツダ ポーターバン

軽オート3輪の延長でオリジナルの軽自動車を作っていた時代のマツダは、他の軽自動車メーカーとは一風変わった独自路線を貫いていました。

軽商用車でも、他社が今のようなフルキャブオーバー1BOXバンに変わった1968年になって、ボンネットバン/トラックの「B360」をモデルチェンジ、名前だけは「ポーター」と改めます。

トラックだけは1969年にキャブオーバー型のポーターキャブも発売しますが、バンだけは軽自動車規格が550ccへと排気量拡大が迫る1976年までこのポーターバンのみ。

マツダらしく角を落としたスポーティーなデザインでしたが、丸目ヘッドライトのポーターキャブより四角さを感じさせる車でした。

プロシードマービー(1991年)

マツダだってハイラックスサーフみたいな車を売りたかった

マツダ プロシードマービー

ボンネットトラックのBシリーズでも、北米向けロータリーピックアップもあった2代目のように、どことなく他社より直線に曲線をうまく組み合わせた、シャープでスポーティなデザインが玄人受けしていたマツダ。

それだけに純粋な商業用メインの国内では販売不振で、3代目の途中から国内販売中止。RVブームが到来した1990年にスポーツピックアップのプロシードとして復活し、1991年には後端までキャビンを延長したプロシードマービーも発売。

要するにマツダ版ハイラックスサーフですが、四角いキャビンの取ってつけた感じがウケなかったか、そもそもマツダのRVなど存在感が薄かったのか、やはり販売不振により一代限りで消えました。

最新「プロシード」中古車情報
本日の在庫数 21台
平均価格 158万円
支払総額 65~248万円

ボンゴブローニイバン(2代目・1999年)

四角い車体へ無造作に貼り付けたフロントマスクが印象的

マツダ ボンゴブローニイバン(2代目)

2020年まで頑固に国内最古で唯一の商用1BOX車を売っていた「ボンゴバン」はマツダの四角い車の代表でしょう。しかし、より四角く素っ気ないのがボンゴの拡大版で、車格としてはトヨタ ハイエースや日産 キャラバン相当の「ボンゴブローニイ」。

特にロングホイールベース版は四角いボディを無造作に引き伸ばしたようでしたが、バンパーやフロントグリルのみならず、ヘッドライトの上までボディ先端に当たる部分は全て無塗装の樹脂製パーツの印象的な顔でした。

傷つきやすい部分は安く交換できるようにという配慮だったと思いますが、四角い顔の巨漢が、目元口元だけを覆う覆面をかぶっているような悪人面に感じたものです。

最新「ボンゴバン」中古車情報
本日の在庫数 231台
平均価格 114万円
支払総額 33~480万円

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...

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