更新
レクサス RX完全情報!おすすめグレードや人気カラー、スペックなどを解説
レクサス RXとはどんな車?


RXはレクサスを代表する人気SUVのひとつで、高級路線のクロスオーバーSUVの先駆け的モデルです。
初代がデビューした1998年、SUVといえば無骨なオフローダーというイメージがありました。そんな中で登場したRXはその都会的なイメージから爆発的にヒット。早い段階でハイブリッドモデルも用意されたことで、当初からの人気をさらに加速させました。


もともとRXという名称はハリアーの海外名で、2代目RXまではハリアーと同じ車でした。そのため、厳密にはRXとして国内デビューしたのは3代目からになります。現在販売されている4代目からはハリアーとの関係性はほとんどありません。
現行のRXは以前よりも大型なSUVとなっており、高級車らしくグレードアップ。元々のポジションには新たにNXが設定されています。
おすすめグレード
レクサスRXのグレード構成と車両価格
2021年5月時点で販売されているRXのグレード(特別仕様車を除く)は以下表のとおりです。
ガソリン車のグレード
グレード名 | 車両価格(税込) |
---|---|
RX300(ノーマルグレード) | 5,240,000円~ |
RX300 F SPORT | 6,120,000円~ |
RX300 version L | 6,150,000円~ |
ハイブリッド車のグレード
グレード名 | 車両価格(税込) |
---|---|
RX450h(ノーマルグレード) | 6,380,000円~ |
RX450h F SPORT | 7,570,000円~ |
RX450h version L | 7,290,000円~ |
RX450hL | 7,960,000円~ |
RX450hLのみ3列シート(6人or7人乗り)仕様
ハイブリッド車の上位グレード「RX450hL」は3列シートSUVです。標準仕様は2列がベンチシートの7人乗りとなりますが、メーカーオプションで2列キャプテンシートを選択して6人乗りにすることもできます。
レクサスRXは、それぞれグレード差による装備・仕様の違いはほとんど共通しています。したがって、パワートレインに関係なく、グレードごとの特徴的な装備差をまとめてみました。
ノーマルグレードでも本革シート仕様が選べる
レクサスRXはノーマルグレードでもかなり上位の装備が揃っています。標準仕様でない装備も、メーカーオプションを選択すれば最上位グレード「version L」とほぼ同等までに揃えることも可能です。
また、標準仕様はファブリックシートですが、メーカーオプションで本革シートも選択できるため、高級SUVらしさを求める人も予算に合わせてカスタマイズしてみましょう。
「F SPORT」は専用エクステリア・インテリアでスポーティな装い

「F SPORT」は専用パーツや内装を取り入れた、スポーティグレードです。装備や選べるオプションはノーマルグレードをベースとしながら、三眼フルLEDヘッドランプ、パワーイージーアクセスシステム、ステアリングヒーターといった装備は、最上位グレード「version L」と同仕様となっています。
また、メーカーオプションで、SPORT専用本革スポーツシートに変更することもできます。
F SPORTを選ぶかはユーザーの好みが大きいでしょうが、参考までにノーマルグレードとの価格差は約110万円とかなり開きがあります。
最上位グレード「version L」は本革シートが標準装備

「version L」は最上位グレードなだけあって充実の装備内容。セミアニリン本革シートも標準設定となります。
その他、version Lにのみ標準設定されるのは「パノラミックビューモニター」「セカンドパワーシート」など。
なんと、RX300ではF SPORTとの価格差が3万円、RX450hに至ってはF SPORTのほうが高額なため、スポーティ仕様にこだわりがなければversion Lはかなりお買い得です。
3列シートの「RX450hL」はversion Lと同等の装備
ハイブリッド車の3列シート仕様「RX450hL」は1グレードとなります。装備内容は「RX300」「RX450h」の最上位グレード「version L」と同等の装備内容です。ルーフレールのみ、RX450hLで標準装備となります。
また、スポーティ仕様の「F SPORT」の用意はないため、内外装にこだわりがある人は2列シート車を選択しましょう。
ボディカラーは全11色

現行RXのボディカラーは合計11色が用意されています。グレード「F-SPORT」のみ選べるボディカラーラインナップが異なり、「ベースグレード」と「Version L」は9色、「F-SPORT」は7色が選択可能です。
査定額が高くなるのは、「ソニッククォーツ」「ソニックチタニウム」「ホワイトノーヴァガラスフレーク」「グラファイトブラックガラスフレーク」などでしょう。
グレードごとのボディカラー名称・カラーコード一覧
カラー名称 | ベースグレード Version L | F-SPORT | カラーコード |
---|---|---|---|
ソニッククォーツ | ● | (085) | |
ソニックチタニウム | ● | ● | (1J7) |
ブラック | ● | ● | (212) |
グラファイトブラックガラスフレーク | ● | ● | (223) |
レッドマイカクリスタルシャイン | ● | ● | (3R1) |
アンバークリスタルシャイン | ● | (4X2) | |
アイスエクリュマイカメタリック | ● | (4X8) | |
テレーンカーキマイカメタリック | ● | (6X4) | |
ヒートブルーコントラストレイヤリング | ● | ● | (8X1) |
ホワイトノーヴァガラスフレーク | ● | (083) | |
ディープブルーマイカ | ● | (8X5) |
レクサス RXのスペック

ボディサイズ
全長 | 4890~5000mm |
---|---|
全幅 | 1895mm |
全高 | 1710~1725mm |
ホイールベース | 2790mm |
車両重量 | 1890~2240kg |
乗車定員 | 5〜7人 |
現行の4代目RXは、3代目から一回り大きくなりました。3代目と比較すると、全長120mm、全幅10mm、全高20mmとそれぞれ拡大しています。ホイールベースも50mm延長しており、室内空間の快適性が向上しました。
2WDと4WDでボディサイズの違いはなく、グレードによって違いがあります。
2017年12月に追加された3列シート仕様「RX450hL」のみ全長が5000mmとなるため、購入の際はその点を意識する必要があるでしょう。
パワートレイン
エンジン | V型6気筒 | 直列4気筒ターボ |
---|---|---|
排気量 | 3456cc | 1998cc |
最高出力 | 193kW[262PS]/6,000rpm | 175kW[238PS]/4,800-5,600rpm |
最大トルク | 335N·m[34.2kgf・m]/4,600rpm | 350N·m[35.7kgf・m]/1,650-4,000rpm |
モーター最高出力 | 前:123kW[167PS] 後:50kW[68PS] | – |
モーター最大トルク | 前:335N·m[34.2kgf・m] 後:139N·m[14.2kgf・m] | – |
トランスミッション | 電気式CVT | 6 Super ECT |
駆動方式 | FF AWD | FF AWD |
使用燃料 | ハイオク | ハイオク |
パワーユニットには3.5LのV6エンジン+ハイブリッドと、2.0L直4ターボエンジンの2種類が用意されています。
ハイブリッドを搭載するのは、グレードに「h」が含まれるRX450hLとRX450hの2つ。ガソリンモデルはRX300に設定されます。
どちらもパワー不足を感じることはありませんが、燃費性能、エコカー減税額や維持費などを考慮すると圧倒的にハイブリッドがおすすめだといえるでしょう。
歴代モデル
【初代】RX:XU10型(1998年~2003年)

当時のレクサスはトヨタの北米モデルという位置づけで、日本では一部の車好きのみが知るブランドに過ぎませんでした。
ラインナップとしては、LSはセルシオ、LXはランドクルーザー、GSはアリスト、このRXはハリアーという名前で販売されていました。
当時のSUVといえば、三菱 パジェロや、日産 テラノなど無骨なものが多かったのですが、初代のRX(ハリアー)は都会的なクロスオーバーとして登場した珍しい存在です。
【2代目】RX:XU30型(2003年~2009年)

2代目では、環境問題が強く意識されるようになった時代背景を受け、初のハイブリッドモデルがラインナップ。
先代同様に日本よりも北米市場で人気があったRXですが、当時の北米はプリウスの影響でハイブリット車ブーム真っ只中。「ハリウッドスターがプリウスを買った」という社会現象的な風潮があり、RXもそれに乗じて人気を博しました。

デザインに少しエッジが効いたこと、ハイブリッドを搭載した事の2点がこの時の大きな変化でした。
【3代目】RX:AL10型(2009年~2015年)

3代目はハリアーの海外モデルとしてではなく、「RX」として独立した車種になった最初の世代です。
これを機に、元々3000ccだったエンジンは新設計の3500ccエンジン「2GR型」へ変更されます。このエンジンは、スポーティーな走りを求めるユーザーから今でも支持されています。また、ハイブリッドモデル「450h」も人気を獲得しました。

当時はまださほど普及が進んでいなかったLEDヘッドライトをいち早く採用したモデルでもあり、先進的なモデルとしても知られています。
新型情報はこちら!
新車で買えるレクサスのSUVはこちら!
レクサスのスポーツカーまとめはこちら
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...