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ちょいワルオヤジに乗ってほしいアヴァンギャルドな国産ファミリーセダン【推し車】
果たして国産ファミリーセダンで、ちょいワルオヤジに似合う、乗ってほしい車などあるだろうか…ここでクラウンやセド/グロなど、凄みのあるセダンを出すのはたやすいのですが、「いかにも」であると同時に高級すぎ、ファミリーセダンとは言えません。
さりとて、あからさまなスポーツ路線や4WDターボなら何でもいいとは言えないと悩んだ末、「5ナンバーでスポーティ、そして決して保守的ではない、アヴァンギャルドなファミリーセダン」を厳選してみました。
日産 プリメーラ(初代・1990年)
酷評されるほどのヨーロピアンテイストが、ある意味アウトサイダー
日産が1990年代の技術世界一を目指した「901運動」で生まれた車のうち、純粋なブランニューモデルとして登場、1.8〜2.0L級のFF4ドアセダン、とだけ聞けば凡庸なファミリーセダンそのもので、広くて背の高いキャビンによる見た目もそう思わせます。
しかし、発売当時は背が低くスポーティ、セダンというよりクーペ的な4ドアハードトップ全盛期でしたし、固められた足回りは従来の柔らかくソフトな当時の国産車と違いすぎ、全くフワフワせず乗り心地が悪いと不評なほどでしたが、これこそヨーロピアンスタイル。
保守的なようでいて中身は斬新、かつ革新的というのは、ちょいワルオヤジにも当てはまるキーワードだと思いませんか?
- 最新「プリメーラ」中古車情報
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本日の在庫数 30台 平均価格 129万円 支払総額 35~421万円
シビックフェリオSiR(5代目・1991年)
見た目と裏腹の走りに、イタズラっぽく笑うちょいワルオヤジが見たい
5代目EGシビックは、「スポーツシビック」という別名の通り、4代目EFの4輪ダブルウィッシュボーンサスを熟成、ストローク不足による接地性の悪さを克服した、走りの楽しい車とはいえ、印象深いのはあくまでハッチバックの話。
新たにフェリオのサブネームが与えられた4ドアセダンは、フロントマスクこそハッチバック同様なものの、後席ドアと独立トランクがついた姿はファミリーセダンそのもの。
しかし、「SiR」グレードは、ハッチバックの同名グレードと同じB16A DOHC VTECエンジンを積んだホットモデル。
何の期待もせず助手席に乗り込んで出発すると、運転席でちょいワルオヤジの「ニヤリ」と笑う顔が思い浮かびそうです。
- 最新「シビックフェリオ」中古車情報
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本日の在庫数 49台 平均価格 143万円 支払総額 44~323万円
スバル レガシィB4(3代目・1998年)
5ナンバー最後のB4&ツインターボでボクサーサウンドを響かせる
レガシィセダンは、初代はレオーネを引きずった凡庸なデザイン、WRCでもインプレッサWRX登場で主役の座を奪われ、2代目も存在感がなく、販売面で大ヒットしたツーリングワゴンの影に隠れていました。
それではいけないと、「B4」のサブネームを与えテコ入れしたのが3代目で、思い切って廉価グレードは切り捨て、自然吸気とシーケンシャルツインターボ、2種類の2.0Lボクサーエンジンを積むスポーツセダンとして再出発します。
3代目はまだ5ナンバー車で、3ナンバー車の4代目より「羊の皮を被った狼」的な魅力があり、なんだ5ナンバーかと一度ガッカリさせてから走りで驚かせられるのが、ちょいワルオヤジ向きだと思う理由です。
- 最新「レガシィB4」中古車情報
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本日の在庫数 553台 平均価格 99万円 支払総額 25~533万円
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- 執筆者プロフィール
- 兵藤 忠彦
- 1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...