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北米で発表されたオデッセイの2023年モデル、カッコよくないですか?
北米仕様オデッセイに新グレード追加
ホンダの北米部門が2022年5月10日、同社が現地で販売しているミニバン「オデッセイ」に新グレード「スポーツ」を追加したと発表しました。
オデッセイスポーツはグロスブラックの専用グリルや19インチホイールなどを備え、内装にはブラックレザーにスポーティな赤のステッチ&LEDアンビエントライトを採用しています。
細かい場所に専用装備などがあるものの、基本的なデザインはもともと販売されていたオデッセイの北米仕様と同じです。
ちなみにボディサイズは全長約5.2m、全幅約1.9m、全高約1.7mとかなりのビッグサイズ。この大きさは全高を除けばレクサス LXよりも大きいものになります。かなりカッコいいのは事実ですが、日本での運転はかなり大変そうです。
日本仕様オデッセイとはデザインが異なる
北米仕様のオデッセイは、日本仕様とデザインが大きく異なります。それぞれを並べると上記画像のとおり。どちらかというと日本仕様のほうが迫力があるデザインをしていることがわかります。
一方で北米仕様はやや丸みを帯びており、ボディのサイドラインも曲線的。フロントグリルをはじめ、全体的にメッキが控えめでシンプルな印象を受けます。
北米仕様オデッセイの雰囲気は今年1月にデザインが披露された新型ステップワゴンに近いものがあるようにも感じられます。
そもそも北米仕様と日本仕様はルーツも違う
日本仕様のオデッセイはグローバル仕様とも呼ばれ、世界中でオデッセイと言えば一般的にはこちらを指します。
一方で北米仕様は現地で独自の進化を遂げたもの。日本仕様と北米仕様が同じだったのは1994年に登場した初代オデッセイのみ。2代目からは北米市場のニーズに合わせたオリジナル仕様として発売します。このモデルは日本でも「ラグレイト」として輸入されました。
画像では分かりづらいですがラグレイトのボディサイズは北米規格だったため、全長は約5m、全幅は1.9m以上とかなり大柄。なので日本では支持を得られず、2005年で国内販売を終了した経緯があります。
「北米仕様ヴェゼル」の日本発売が決定
日本と北米でそれぞれ異なる進化を遂げたモデルはオデッセイだけではありません。日本で販売されているヴェゼルにも同じような関係性をもつ車種が存在します。
その名も「HR-V」。HR-Vはかつてヴェゼルの海外名に過ぎませんでしたが、ヴェゼルが2代目になるタイミングで北米のHR-Vは別車種としてフルモデルチェンジを遂げました。こちらも北米ウケしそうなかなりカッコいいデザイン。
なんとこの北米仕様ヴェゼルともいえるHR-Vは2022年内に日本での販売を開始することが公式発表されています。日本での車名は「ZR-V」になると予想されます。
オデッセイと違い、こちらはヴェゼルとCR-Vの中間サイズなので日本での使い勝手も問題なさそうです。
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