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【ダイハツの真髄エッセ】実燃費やカスタム改造への意外な評価とは?
目次
ダイハツ エッセとは
ダイハツ エッセは同社のミラをベースにした軽自動車で、2005年12月から2011年9月までの約6年間販売された車です。エッセは残念ながら現在は絶版車となっています。
エッセとは、英語のESSENCE(エッセンス)に由来します。ESSENCEとは真髄や本質を意味し、ダイハツが軽自動車の真髄を追求するという思いを込めて命名そして販売した車です。
ダイハツ エッセは短命で絶版となったため、さまざまな誤解もあるようです。ダイハツ エッセは人気が無かったから絶版になったわけではありません。実際は発売1か月で目標販売台数の1.5倍である7500台を受注し、たいへん好評だったようです。
エッセは、同社のミラに比べ圧倒的に女性の支持が高く、20~30代の女性への販売が7割を占めていました。今回はダイハツエッセの魅力と実燃費やカスタムなど意外な評価を紹介しながら、エッセへの誤解を解くべく人気の秘密に迫ってまいります。
ベースとなったダイハツ ミラ
ダイハツ エッセのベースモデルは、2002年に先行して発売されていましたミラです。
内外装のデザインはもとより、搭載されているエンジンも違い、まったく別のクルマとして開発されたということがよくわかります。
ダイハツ エッセの現在の中古車情報はこちら
- 最新「エッセ」中古車情報
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本日の在庫数 474台 平均価格 36万円 支払総額 9~258万円
ダイハツ エッセはボディはキュートでもTAF(タフ)
ダイハツ エッセのボディデザイン
ダイハツ エッセの外装・エクステリアは、シンプルで飽きのこないデザインを狙って開発されました。
特に、台形で水平基調のサイドビューはシンプルかつプレーンな印象を与えています。同様にフロントビュー、リアビューともシンプルなデザインでまとめています。
▶ダイハツ エッセ・フロントビュー
▶ダイハツ エッセ・サイドビュー
▶ダイハツ エッセ・リアビュー
▶ボディスペック
全長:3,395mm
全幅:1,475mm
全高:1,470mm
ホイールベース:2,390mm
車両重量:700~780kg
ダイハツ エッセのカラーリング
ダイハツ エッセのカラーリングは、アコースティックカラー(ナチュラルなイメージの色を意味する)5色を含む、全8色を用意し、20~30代の女性ユーザーにから絶大な支持を得ました。
ダイハツ エッセはキュートだけど強靭で軽量
ダイハツ エッセの意外な一面ですが、とてもキュートなデザインでまとめていますが、その中身はとても強靭かつ軽量に設計されており、見た目と反して極めて安全な車に仕上げているのが特筆すべきポイントです。
ダイハツTAF(タフ)採用
ダイハツ エッセは、衝突安全ボディTAF(タフ)を採用しています。この衝突安全ボディTAF(タフ)により、日本やヨーロッパの衝突安全基準を満たした車となっています。
TAF(タフ)とは、Total Advanced Functionボディを略したダイハツオリジナルの造語で、ありとあらゆるケースにおいて衝突安全機能を高めたことを表現しています。
▶衝突安全実験の様子
ダイハツ エッセの外装・エクステリアの口コミ
口コミでは、ぼってりとしたエクステリアは愛着が湧き、チープさを感じさせないインパネや、鉄板むき出しとしたドアパネルは、軽自動車の原点に立ち返ったような造りが良いという声があります。
外装・エクステリアの評価は上々のようです。特に、台形のボディデザインに対する評価が高いようで、シンプルでありながらルノー5のようでお洒落だと好評のようです。
ダイハツ エッセは内装も外装に負けずお洒落で安全
ダイハツSOFI(ソフィ)採用
ダイハツ エッセの内装・インテリアは、安全インテリアSOFI(ソフィ)を採用しています。
SOFI(ソフィ)とは、Safety-Oriented Friendly Interiorを略したダイハツオリジナルの造語で、乗る人にやさしく安全なインテリアのことを表現しています。
▶デュアルエアバックを装備した安全な室内
外装に負けないお洒落なインテリア
インテリアカラーとボディカラーを合わせたコーディネートのハーモニーインテリアを採用。シンプルながらお洒落なイメージでまとめています。
▶インテリアスペック
室内長:1,795mm
室内幅:1,300mm
室内高:1,225mm
▶エッセ・カラフルモダンコーディネイトインテリア
ダイハツ エッセの内装・インテリアの口コミ
・4人で乗っても狭さを感じない
・インテリアがおしゃれ
・リアシートが起伏が少なく安っぽい
ダイハツ エッセの内装・インテリアに関しての評価はまずまずといったところでしょうか。
ボディカラーに合わせた内装はお洒落と好評です。質感に関しては、価格相応といった評価と言えるでしょう。
ダイハツ エッセは走りが良い
ダイハツ エッセはパワフルなエンジンを搭載
ダイハツ エッセは、ベースとなった当時のミラとは違うエンジンを搭載することでパワフルな走りを実現しました。
搭載したエンジンは、低速域から高速域まで力強いパワーを得るべく連続可変バルブタイミング機構(DVVT)をもった新開発の3気筒12バルブエンジンKF-VE型です。
このエンジンは、多くのパーツにアルミや樹脂を積極的に採用し、47㎏というエンジン単体重量を実現し、車体重量の軽量化に貢献しています。
▶エンジンスペック(KF-VE型 )
エンジン:直列3気筒DOHC (DVVT)658cc
最高出力:58ps/7,200rpm
最大トルク:6.6kg・m/4,000rpm
エンジン単体重量:47㎏
軽量ボディで走りが良い
ダイハツ エッセはエンジンや車体など軽量化を徹底した設計になっています。エンジンもノンターボにもかかわらず、軽自動車上限の64PSに迫る58PSを発揮しています。したがって、走りがとても軽快なものでした。
また、軽量化の恩恵で、燃費性能も上々で、10・15モード燃費で2WD車は21.0~26.0km/L、4WD車で20.0~21.0km/Lと優秀なものでした。
ダイハツ エッセのエンジン性能・走行性能の口コミ
・通勤通学、買い物、近場のレジャーでは問題のないスペックがある。
・フットワークが軽くなった
・車体が軽く燃費も良い
・3ATなので高速道路100キロ巡航でのエンジン音はやや高め
ダイハツエッセのエンジン性能は意外とパワフルだとおおむね好評です。やはり58PSはダテではないようです。ただ、エンジン音は大きめとの報告があります。
走行性能に関しては、スポーツ性を求めるとガッカリするようです。見た目のイメージ通りということなので、評価が難しいところでしょう。
ダイハツ エッセの実燃費
・普通に乗れば燃費は15.9 km/lと経済的です。
・ハイオクを燃料にして頑張れば28km/lも可能。
ダイハツ エッセの燃費に対する評価はかなりバラツキがあります。どの車でもいえることですが、エッセに関しても同じことが言えるようで、通勤に使うか、遠出で使うか、のんびり走るか、飛ばすかになど、走行条件に違いでずいぶんと差異が出てくるようです。
のんびり走れば20km/L前後の燃費が期待できそうですが、それをいいと感じるか、今一歩と感じるかが人によってバラバラのようです。期待値が大きすぎるのかもしれません。
ダイハツ エッセはカスタム改造が似合う
ダイハツ エッセのカスタムに注目です。ルノー5に似た台形デザインは、カスタムベースとしてもユーザーから注目を集めています。SNSで紹介されているエッセのカスタムカーを集めてみました。
【カスタム エッセ】キュートなテールスタイル
軽自動車の規格で作られているにも関わらず、存在感抜群なエッセのリアビュー。
大型のルーフスポイラーやカラーリング、バンパーのドット柄などでヨーロッパのスポーツハッチのような仕上がりになってカッコいいです。
【カスタム エッセ】ヨーロピアンムードいっぱい
このエッセも基本的にボディはノーマルのまま。ローダウンと大径アルミで一気にヨーロピアン。
加えて、ワンポイントとしてハーガス製のドアミラーに換えてお洒落に決まっています。色もなかなかいい感じです。
【カスタム エッセ】ポップなカラーリング
東京オートサロン2017で見つけたエッセのカスタム車両です。絶版車を最新のショーで出展されていることからも注目の高さがうかがえます。
ダイハツ エッセへの誤解は解けましたか?
ダイハツ・エッセの実燃費からカスタム等を評価と一緒に紹介させていただきました。ダイハツ・エッセに対する誤解が解けたでしょうか。
そのキュートなデザインとお洒落な内装、しっかりしたエンジンなどとてもいい車であることが伝わっていれば幸いです。
そのまま純正で乗っても楽しい車ですが、自分好みにカスタムして乗るとまた、一段と愛着がわくのではないでしょうか。
発売が終了して6年が経ちますが、程度のいい中古も探せそうです。まだまだ人気の衰えがないダイハツエッセはいい車です。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...