【リコール】ダイハツ タントやタフトなど約3.2万台にエアバッグが作動しないおそれ

ダイハツ タントやタフトなど32,439台にリコール

2023年2月2日、ダイハツ工業株式会社はダイハツ タント/タフト/ムーヴキャンバス/ロッキー、スバル シフォン/レックス、トヨタ ライズのエアバッグ装置（エアバッグコンピュータ）において、国土交通省にリコールを届け出たことを発表しました。市場からの情報によるものとし、現在の時不具合件数は0件で、事故の発生はないと伝えられています。

改善対策の対象となるのは、2022年11月2日～2022年12月22日に生産された車両。製作期間は購入した時期と一致しないので、必ず確認するようにしてください。

自身の所有する車が対象車両かどうかは、リコール等情報対象車両検索（ダイハツ）などで確認できます。

自分の車がリコール対象だった場合、最寄りの取り扱い販売店へ来店日時を予約し、点検・修理を受ける必要があるとのこと。修理代などは無料で、費用などは発生しません。

タフトやロッキー、ライズ、シフォンには2023年1月にもパーキングブレーキでリコールが出ています。

詳しくは以下記事をご覧ください。

【リコール】ダイハツ タフトやトヨタ ルーミーなど約34万台、パーキングブレーキ不具合のおそれ

タントやタフトなどにおける不具合の状況

ダイハツ タント/タフト/ムーヴキャンバス/ロッキー、スバル シフォン/レックス、トヨタ ライズの、エアバッグコンピュータにおいて、コンデンサの製造工程が不適切なため、内部ショートが発生することがあるため、そのままの状態で使用を続けると、作動すべき衝突時にエアバッグ及びシートベルトプリテンショナが作動しないおそれがあるとのこと。

これをうけてダイハツは、全車両、エアバッグコンピュータを良品と交換するとしています。

不具合発生箇所と改善方法

【不具合発生箇所】
エアバッグ装置（エアバッグコンピュータ）
【改善措置の内容】
エアバッグコンピュータにおいて、コンデンサの製造工程が不適切なため、内部ショートが発生することがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、作動すべき衝突時にエアバッグ及びシートベルトプリテンショナが作動しないおそれがある。

問題がある箇所と対応方法は以下の図で公表されています。

対象となる車両情報

冒頭でも説明した通り、リコール対象となるのは以下の期間に生産された車両です。仮に所有する車がこの期間中に生産されていた場合、下の型式や車台番号なども参照してください。

【開始】
2022年（令和4年）11月2日
【終了】
2022年（令和4年）12月22日

リコール対象車が含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれているとのこと。詳細はお買い求めの販売会社までお問い合わせ下さい。

型式や車台番号、生産台数などは以下の表のとおりです。

■ダイハツ タント
【型式】
5BA-LA650S
5BA-LA660S
【対象車が含まれる車台番号】
LA650S-0243751～LA650S-0267503
LA660S-0070195～LA660S-0075573
【対象車の台数】
15438台

■ダイハツ タフト
【型式】
5BA-LA900S
5BA-LA910S
【対象車が含まれる車台番号】
LA900S-0120736～LA900S-0127093
LA910S-0035046～LA910S-0036787
【対象車の台数】
5510台

■ダイハツ ムーヴキャンバス
【型式】
5BA-LA850S
5BA-LA860S
【対象車が含まれる車台番号】
LA850S-0011229～LA850S-0016584
LA850S-1004767～LA850S-1008822
LA860S-0002078～LA860S-0003263
LA860S-1001140～LA860S-1001959
【対象車の台数】
6782台

■ダイハツ ロッキー
【型式】
5BA-A201S
5AA-A202S
3BA-A210S
【対象車が含まれる車台番号】
A201S-0006488～A201S-0006841
A202S-0015783～A202S-0017038
A210S-0019275～A210S-0019506
【対象車の台数】
1382台

■スバル シフォン
【型式】
5BA-LA650F
5BA-LA660F
【対象車が含まれる車台番号】
LA650F-0010914～LA650F-0011294
LA660F-0004837～LA660F-0004951
【対象車の台数】
261台

■スバル レックス
【型式】
5BA-A201F
【対象車が含まれる車台番号】
A201F-0000112～A201F-0000372
【対象車の台数】
212台

■トヨタ ライズ
【型式】
5BA-A201A
5AA-A202A
3BA-A210A
【対象車が含まれる車台番号】
A201A-0032084～A201A-0033019
A202A-0044212～A202A-0046740
A210A-0063592～A210A-0064011
【対象車の台数】
2854台

対象車種かどうかの確認方法

すでに型式や車台番号を把握している場合、ダイハツ、スバル、トヨタのリコール対応ウェブページより、対象かどうかを確認することができます。

リコール等情報対象車両検索（ダイハツ）

リコール等情報対象車両検索（スバル）

リコール等情報対象車両検索（トヨタ）

わからない場合、以下の方法で確認してください。

型式と年式を確認する方法

車の型式と年式を確認するには、車検証を用意する必要があります。

型式の確認は車検証の「型式」という項目がそのまま記載されているので分かりやすいです。

一方で年式は、「初度登録（検査）年月」という項目がそれに該当します。

【あわせて読みたい】車の年式とは？調べ方から税金や車検証との関係についても

車台番号を確認する方法

車台番号（車体番号）とは、自動車や原動機付自転車の車台部分に打刻されている、車両にとって固有の識別番号になります。

今回対象となる車両の車台番号を確認する手順は2通りあります。それぞれを説明します。

車検証で確認する

車検証が手元にある場合は、そこから車台番号が確認できます。画像の位置に記載されています。

車体の刻印で確認する

車台番号は、車検証のほかにも車体本体に刻印されています。

車台番号に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。

車体番号（車台番号）の調べ方は？いつ必要になる？車両番号との違いも

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