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車好きの合言葉の1つ「美音」は、子供の名前としても通用する?ホンダ編【推し車】
子供への命名に新時代が到来した20~30年くらい前なら、世間的な風当たりが強く、「キラキラネーム」なんて異名をつけられてしまったものですが、いざ初期のキラキラネーム世代が大人になっても、当たり前のように普通の人間として育っています。
そうなると市民権を得たキラキラネームに国も役所も振り回され、むしろいかに個性的で意味のあるキラキラネーム(という言葉が、じきにふさわしくなくなるでしょう)を競うようになるかも?
今回はホンダ車の中から、子供につけられそうな車名を3台、選んでみました。
バモス(1970年発売のバモスホンダ/1999年発売の2代目バモス・波燃素など)
ラテン系ムードメーカーを目指して欲しいお子さんにぜひ!
スペイン語ではとてもポジティブな言葉で、サッカーでは「さあ行こう!」という掛け声や、ほかに「ともに行こう!」「一緒にしよう!(行こう)」と、孤独な要素とは無縁、むしろ孤独から救い出す言葉で、日本でも子供の名前によいはずです。
車としてのバモスは少々不遇で、初代にあたるバモスホンダはライフステップバンともども「初期RVブームに売っていれば人気が出たはずの、登場が早すぎたクルマ」で、2~4人乗りでドアすらない、ユーモラスな顔つきのフル幌オープントップ軽商用車でした。
その名は後に新規格軽自動車版アクティバンの乗用登録仕様で復活、ホンダ Z(2代目)同様のアンダーフロアミッドシップ4WDターボ車もラインナップするなど個性的でしたが、ライバルに比べ販売はふるわず、2018年の廃止までモデルチェンジされなかったのは残念。
いずれホンダも超小型モビリティなどで元気な「バモス!」を復活してほしいですね。
- 最新「バモス」中古車情報
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本日の在庫数 538台 平均価格 51万円 支払総額 10~255万円
ライフ(1971年初代発売・雷風、人生など)
周囲をも巻き込み人生を変えていく、そんな子に育つかも?
カリスマ創業者にしてガンコオヤジ代表、本田宗一郎を説き伏せ、空冷エンジンもろとも沈没しかけていたホンダを救うキッカケとなった水冷エンジン軽乗用車の初代と、軽トールワゴンブームへ滑り込みで間に合い、N-BOX大ヒットまでのつなぎ役を果たした2代目以降。
いずれのライフもホンダという自動車メーカーの「人生」に大きな影響を与えたと思えば、これ以上のネーミングがない最高の車名だったと言えるでしょう。
人名でも「人生(らいふ)」という名前は男の子でもいいですし、語感では女の子でもイケそうな気がしますが、現在はそもそも男か女か、自分の人生なんだからどちらにするかは自分で選べ!と言ってよい時代かも(20年後には確実にそうだと思います)。
他に雷風(らいふう)など、ファンタジー系の強そうなボスキャラや、力士でもありそうな名前で、名付け親としてはいろいろ夢が膨らみそうです。
- 最新「ライフ」中古車情報
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本日の在庫数 1350台 平均価格 33万円 支払総額 5~130万円
ビート(1991年発売・美糸、美音など)
日本でもっとも愛されたクルマは、子供の名前としても通用するか?
単独車種によるパレードラン参加台数でギネスブックに掲載された事すらある、「日本屈指の愛されるクルマ」、ホンダ ビート。
いかにもバブル時代に作られた、専用の軽オープンスポーツ用モノコックボディなど贅沢な作りのミッドシップスポーツで、後にS660が発売された時も、ビートからの乗り換えでなく「増車」が多かったとも言われています。
その割には中古車市場でタマ数豊富、値段もコンディション最高の高額車からお手頃価格まで揃っていますが、ホンダがパーツを再販していて維持補修が比較的容易という事情もあるのでしょう。
これだけ愛されるクルマなので、既に愛する息子や娘にビートと名付けているファンも多そうですが…ペットと子供に同じ名前をつけないのと同じで、案外やらないかもしれません。
- 最新「ビート」中古車情報
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本日の在庫数 142台 平均価格 117万円 支払総額 46~314万円
※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。
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- 執筆者プロフィール
- 兵藤 忠彦
- 1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...