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思わず2度見?国内外から高い評価があった「スズキ」のシルエットが美しい車たち【推し車】

日本では「軽自動車メーカー」の印象が強く、世界的に見ても新興国向けの安価な小型車が多いスズキにとって、側面から見た「シルエットが美しいクルマ」は無縁なようにも思えます。

しかし、かつてはフロンテクーペや4代目キャリイなど、巨匠ジウジアーロのデザインを元にした美しいクルマを作っていたメーカーでもあり、GMグループ傘下時代には、安価でも安っぽく見えないクルマ作りも高い評価を得ていました。

今回はそんなスズキから、数は少なくとも「シルエットの美しいクルマ」を紹介します。

カプチーノ(1991年)

唯一の軽FRオープンスポーツだからこその美しいシルエット

flickr.com Author:bluXgraphics(motorcycle design Japan)=Midorikawa CC BY-SA 2.0
スズキ カプチーノ

パワートレーンこそジムニーや軽商用車の流用ながら、EV時代に入らなければ復活は不可能であろう史上唯一のFR軽オープン2シータースポーツ、しかも4倫ダブルウィッシュボーン独立懸架の本格派というカプチーノゆえに、シルエットは完璧です。

確かに軽自動車規格ならではという寸法の制約はあるものの、ロングノーズ・ショートデッキの古典的FRスポーツカースタイルを実現しており、タイヤを可能な限り四隅に配したロングホイールベースで、車格の割に立派にすら見えます。

キャビンばかりはボディが小さいため相対的に大きく見えますが、フルオープンなら問題はなく、歴代スズキ車でもっとも、「スポーツカー的な意味でシルエットの美しいクルマ」と言えるでしょう。

カルタスコンバーチブル(1992年)

ハッチバック車ベースのオープンカーではピカイチ!

ジオ メトロ コンバーチブル(スズキ カルタス コンバーチルブルのGM低価格車ブランド「ジオ」仕様・ボンネットダクトなど細部はノンオリジナル)©Konstantin/stock.adobe.com

1980年代から1990年代前半までちょっと流行った「2BOXハッチバック車やコンパクトクーペがベースのオープンカー」ですが、ホンダ シティ(初代)やマツダ ファミリア(6代目)のように、安全性のためとはいえ転倒時保護用のロールバーがあっては少々興ざめ。

完全フルオープンが望ましいのですが、その中で意外にも秀逸なのが、元より低価格車の割にかっこいいデザインの2代目カルタスに設定されたコンバーチブルで、特にオープン時のシルエットは、元からこういうオープンスポーツだっけ?と思ってしまう美しさ。

ハッチバックゆえ重たさを感じさせたキャビン後部がないため直線的かつスマートで、スピード感や爽快さを感じさせるカルタスコンバーチブルは、見直されていい存在です。

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SX4(2006年)

え?スズキにこんなカッコイイ車あったっけ?と唸らせるシルエット

スズキ SX4(初代・海外仕様)©Konstantin/stock.adobe.com

カルタス以降、2代目以降のスイフトとソリオを除けばパッとしない印象、あるいは見るべきところはあるもののマイナー車でしかないスプラッシュのようなパターンが多いスズキの小型車ですが、地味な割にシルエットの存在感が強く、見直すべきクルマがSX4です。

それもそのはず、名匠ジョルジェット・ジウジアーロによって姉妹車フィアット セディチとともにデザインされたフォルムは完璧で、シルエットで重要な輪郭とは異なるものの、フロントサイド前部の三角窓周りの処理で、視覚的な重心を下げることにも成功しています。

おかげで実際はそれなりにボリュームがあるはずのボンネットは低く見えますし、予備知識なしだと「こんなにかっこいいクルマ、スズキにあったっけ?」と思ってしまうほど。

2代目にあたるSX-4 S-CROSSではSUV色にこだわった結果、デザインの基本的な良さが失われたようで、少々残念です。

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...
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