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そんな顔するなよ…売場でショボボーンと泣き顔に見えた「ハイゼットまゆげ」たち【推し車】

灯火類の形状から「涙目」と言われたり、最近はLEDの登場で灯火類の形状が多様化している事から、ヘッドライトに対しポジションランプなどが涙を流しているような形に見えるものもあります。

しかし、最初から泣き顔という、いかにも景気の悪そうなフロントマスクの車をデザインする自動車メーカーはなかなかないもので、今回は「なんとなく泣いているというか、途方に暮れてショボーンとしているような車」を3台、ピックアップしてみました。

スズキ スズライトキャリイ(初代・1961年)

今にもウワァァン!と泣きながら走り出しそうな顔

スズキ スズライトキャリイ(初代キャリイ)

スズライト(1955年)で軽自動車に参入したスズキにとって、初の本格的な軽商用車として登場、スズライトキャリイを名乗るものの、FFだったスズライトに対しスズキ初のFRレイアウト、今も販売している軽商用車キャリイの初代モデルです。

当時の軽商用車は、現在の車体全体がキャビンのフルキャブ1BOXではなくボンネットタイプが主流で、初代キャリイもそのタイプでしたが、勇ましいどころか何となく愛嬌があるような、あるいは頼りなさげなフロントマスクでした。

フロントマスク枠の上端が左右に垂れているため、見ようによっては泣きそうな顔つきで、そう思うとピカピカの丸形ヘッドライトも涙を貯めているように見えてきます。

マツダ グランドファミリア

サバンナになれなかった悲哀を泣いて嘆く

マツダ グランドファミリア(1975年マイナーチェンジ後)

かなりのマイナー車で知らない人も多そうですが、マツダロータリー軍団の最終兵器として登場、レースでは王者スカイラインGT-R(初代)と激闘を繰り広げ、幾度も苦杯を舐めさせたロータリースポーツ、サバンナのレシプロエンジン版姉妹車です。

当時のマツダは同じ車種でロータリーとレシプロ、2種のエンジンをラインナップする方針でしたが、サバンナだけはずっとロータリー専用で、レシプロ版はファミリアの上級車種グランドファミリアを名乗りましたが、これが大ハズレ。

最初は勇ましかったフロントマスクも丸目2灯の後期型ではどんよりしてしまい、サバンナになれなかった人生(車生?)を悔やみ、ひっそりと泣いていそうな雰囲気です。

最新「ファミリア」中古車情報
本日の在庫数 19台
平均価格 168万円
支払総額 47~661万円

ダイハツ ハイゼット(6代目・1981年)

なぜかまゆげがタレてショボーンとしている写真が多い

ダイハツ ハイゼットアトレー(6代目)

「ハイゼットまゆげ」のニックネーム通り、丸型ヘッドライト上に配置した横長ウィンカーが「まゆげ」にしか見えず、イタズラでまゆげを書かれた犬のような、人間じゃないけど人間味と愛嬌あふれた、なかなかユーモラスな顔つきです。

メーカー公式のカタログ画像では「キリッ!」としたまゆげですが、実際にユーザーやギャラリーが写すとまゆげが外側にタレ下がり、なんともショボーンとしていて、「困ってしまった犬のおまわりさん」のようです。

あるいは、ハイゼットアトレーのような乗用モデルならともかく、軽トラだとガンガン働かせられ、オイラもう疲れたよ、と場末の小料理屋あたりで、涙だがらにグチをこぼしてそうな雰囲気でしょうか。

最新「ハイゼットカーゴ」中古車情報
本日の在庫数 3339台
平均価格 89万円
支払総額 13~401万円

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...

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