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【キャデラックの歴史と名車】変わらない憧れ。車大国の高級ブランド

キャデラック SUV市場に新型で攻勢!次世代EVも

キャデラック 新型 XT6 フロント サイド
新型 XT6

キャデラックを統括するゼネラル・モーターズ(GM)は、2020年1月から日本デビューとなる新型SUV「XT6」と、改良された新型「XT5」の販売を開始すると発表。激戦区SUV市場に攻勢をかけています。さらにGMは、キャデラックのコンパクトSUV「XT4」の日本販売、次世代型電動SUV「リリック」の発表も予定しており、SUV戦略を着々と進行させているようです。

キャデラックの名前とロゴにはどんな意味がある?

キャデラック ロゴ 1920年
1920年当時、グリスキャップに入れられたキャデラックのロゴ

始まりは1902年と、アメリカでもビュイック・ブランドに次ぎ、長い歴史を持つキャデラックは、ヘンリー・マーティン・リーランドによって設立。名称となったキャデラックは、モーターシティとして知られるミシガン州・デトロイトを開拓した貴族「Cadillac(カディヤック)伯爵」に因んで命名されました。

キャデラック ロゴ 現在
現在のキャデラック ロゴ

キャデラックのロゴは、ブランド名と同じくカディヤック家の紋章をモチーフとしており、設立当初は6羽の鳥があしらわれた複雑なものとしましたが、その後幾たびかの変遷を経て、簡素化。2014年にはシャープな最新型へとリニューアルされています。

先進技術と重厚感。メーカー「キャデラック」の特色

キャデラック エルドラド テールフィン
フィッシュテールと呼ばれたキャデラックのテールフィン

歴代大統領にも愛されるキャデラックのモデルは、高級車として世界的に有名。年代ごとにトレンドを作り出し、特に50年代以降の長い全長とテールフィンを持つスタイリングはアメ車の象徴ともなりました。また、先進技術をいち早く取り入れ、その技術は量産初V型8気筒・V型16気筒エンジンやダブルウィッシュボーン・サスペンションなど、枚挙にいとまがありません。先進技術を装備した重厚感あるスタイリングは、現在でも同社モデルの特徴と言えるでしょう。

キャデラックの歴史。所有することはステータス

アメ車の象徴と言われるキャデラックの歴史には何があったのか、紐解きます。

【1902年】キャデラック設立と第一号車誕生

キャデラック モデル A フロント サイド
モデル A

1902年、ヘンリー・M・リーランドがキャデラックを設立。第一号車「モデル A」が誕生しました。そして1909年、GMの高級ブランドとして新たなスタートを切ります。

【1930年】大恐慌とV16エンジン初採用

キャデラック 60 スペシャル セダン サイド
60 スペシャル セダン

高品質が認知され、大統領を始め富裕層に愛用されますが、1929年大恐慌が世界を襲うことに。そんななか、1930年、量産初となるV型16気筒エンジン搭載モデル「452」シリーズが発表されました。

【1948年】戦後モデル発表。フィッシュテールが全米席巻

キャデラック サイクロン フロント サイド
GM巡回モーターショー・モトラマで披露されたサイクロン

大恐慌と第二次世界大戦の苦境を乗り越え、1948年には戦後モデルを発表。デザインにはフィッシュテールと称される「テールフィン」が採用され、巡回モーターショー「モトラマ」で披露することにより、1950年代の全米を席巻しました。

【1975年】オイルショックを受け、新コンセプトモデル誕生

キャデラック 2代目 セビル エレガンテ リア
2代目セビルの特徴的なリアデザイン

1950年から1960年代にかけ時代を謳歌したキャデラックでしたが、1970年代に入るとオイルショックにより従来の大型モデルは低迷。時代の要求を受け、ダウンサイジングされた新モデル「セビル」が誕生します。

【1999年】SUVモデル初登場。あらたな時代へ

キャデラック エスカレード 2021年モデル フロント サイド
エスカレード 2021年モデル

さらなるダウンサイジングやディーゼルモデルなど、数々の対策を講じるものの販売は思うように伸びないキャデラックでしたが、ブランドを再構築。1999年には初のSUVモデル「エスカレード」が登場し、その後、重厚感ある高級ブランドとして復活を遂げています。

キャデラックの名車 アメリカンドリームとともに

452

キャデラック 452A フロント サイド
452A

1930年にデビューした「452」シリーズは、世界初のV型16気筒エンジン搭載モデル。高級ブランドとしての地位を確立した名車です。

デビル(ドゥビル)

キャデラック 初代 デビル フロント サイド
初代 デビル

62シリーズのデラックス版としてデビューしたデビルの初代は、フィッシュテールと伸びやかなスタイリングで、50年代のアメリカを席巻した名車。キャデラックでは最も古い歴史を持ち、DTSが後継モデルにあたります。

エルドラド

キャデラック エルドラド フロント サイド
エルドラド 1959年モデル

巡回モーターショー・モトラマのショーカーとして初披露されたエルドラドは、黄金の郷を意味するフルサイズの最高級車。価格もキャデラック安価モデルが2台買えるほどでした。

セビル

キャデラック 初代 セビル フロント サイド
初代 セビル

オイルショックの影響で、大排気からのリポジショニングを図ったキャデラックにとって、エポックとなったセビル。サイズは小さくなったものの、エンジンにはアメ車初となる電子制御燃料噴射装置を備え、重厚感漂う内・外装が高評価を呼びました。

エスカレード

キャデラック 初代 エスカレード フロント サイド
初代 エスカレード

1999年に誕生したエスカレードはキャデラックのフラッグシップSUV。迫力あるスタイリングとファーストクラスを思わせる室内は、本国ではフルサイズ高級SUV分野で圧倒的シェアを誇り、2020年2月新型のワールドプレミアも実施されたばかりです。

XLR

キャデラック XLR フロント サイド
XLR

2003年にデビューしたXLRは、ワイドローなフォルムにインストルメントパネルのデザインをブルガリが担当したゴージャスな2シーター・クーペ。電子制御ダンパー採用で極上の乗り心地を体現した名車でした。

CT6

キャデラック CT6 フロント サイド
CT6

新世代のキャデラックを象徴するフラッグシップ・セダンとして2015年にデビューしたCT6。あらたなモデルはコンセプト「エスカーラ」のデザインを踏襲し、シャープで洗練されたスタイリングとしています。

XT5

キャデラック XT5 フロント サイド
XT5

ミドルクラスSUV市場にキャデラックの存在感を見せつけたXT5は、2017年のデビュー。独自の特殊接着技術で大幅な車両軽量化を図り、性能・装備においても車大国アメリカの、次世代に向けたプライドを大いに感じさせる仕上がりとなりました。

この記事の執筆者
石黒 真理