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タイヤ交換で安く済ませるには?相場・持ち込みや安い店舗を紹介

タイヤ交換はいくらかかる?

@ドンピエロ/stock.adobe.com

車を長期間使っていると避けられないイベントとなるのが「タイヤ交換」。車を所有している人なら一度は経験しているのではないでしょうか。

実際に販売店でタイヤ交換の見積もりをしてみると、何千円から何万円単位の金額を支払うのに気がつきます。タイヤ本体にかかる購入代だけではなく、専門のスタッフへ支払う工賃やタイヤの取付に欠かせないパーツの購入費用も請求されるのも忘れてはならないポイントです。

今回は、車のタイヤ交換にはどれほどの費用がかかるのか、購入方法による違いや費用を安く抑える方法、安く交換作業ができるお店の比較を含めて解説します。

この項目では、タイヤ交換の相場や交換費用の内訳、どのような要素でタイヤの交換費用が決まってくるのかを取り上げてみました。

タイヤ交換の相場表

1つ目に取り上げるのは「タイヤ交換にかかる費用の相場」です。

タイヤ交換に対応している主な店舗の種類は以下の5つとなります。

  • 自動車ディーラー
  • タイヤ専門店
  • カー用品店
  • ガソリンスタンド
  • タイヤ交換専門ショップ

普段から利用しているガソリンスタンドでタイヤ交換を受け付けているケースがあれば、交換作業に特価した専門店もあるようです。

また、タイヤ本体を購入するケースを考慮してみると、「実店舗で購入する」「ECサイトなどほかの方法で購入する」の2種類が存在します。

上記のケースを考慮しつつ、タイヤ交換の工賃を目安金額で一覧表にまとめてみました。

実店舗でタイヤを購入したケース

実店舗でタイヤを購入したケースでタイヤ交換を行うと、以下の金額が目安となるでしょう。

実店舗でタイヤを購入したケースでの 工賃の目安

上記で示している金額は、タイヤ1本を交換する、あるいは4本セットで交換するのにかかる工賃を示しています。お店の種類だけでなくタイヤサイズ(14インチや18インチなど)にも左右されますが、1本のみ交換なら1,500円から4,000円、4本セットなら7,000円から12,000円程度が目安となるようです。

これらの目安金額は、お店で購入したタイヤ本体をそのままタイヤ交換まで依頼した流れでの金額。比較してみると工賃ではそこまで大きな金額差はありませんが、タイヤ本体の販売価格はお店の種類によって異なります。

一般的に「ディーラー」「メーカー直系のタイヤ専門店」「ガソリンスタンド」ではタイヤ本体の販売価格が高い印象です。反面、「ディスカウントショップ系のタイヤ専門店」「カー用品店」ではタイヤ本体の販売価格が安く抑えられている、あるいはセール価格で売られている場面があるでしょう。前述の点を把握しておくとタイヤ交換を依頼するお店を選びやすくなりそうです。

他の方法(ECサイトなど)で購入したタイヤを持ち込んだケース

インターネットのECサイト、もしくは他の店舗で購入したタイヤ本体をお店に持ち込んで交換してもらうケースでは、次の一覧表で示している金額が目安となります。

他の方法(ECサイトなど)で購入したタイヤを持ち込んだケース 工賃の目安

持ち込みに対応しているお店は、実店舗で購入したタイヤを交換対応している4つの種類に加えて交換作業に特化した「タイヤ交換専門ショップ」を加えた合計5つから選択可能です。
5つの種類でタイヤ交換の工賃が安価に設定されているのは、ガソリンスタンドおよびタイヤ交換専門ショップです。

タイヤ交換専門ショップは、インターネットから予約申し込みを行えるほか、他所の店舗で購入したタイヤでも交換を気軽に応じてもらいやすく依頼しやすいのが強み。ECサイトや交換作業まで対応していないディスカウントショップでタイヤを購入する予定なら活用すべきお店です。

ガソリンスタンドは、インターネットのECサイトと提携してタイヤ本体の購入から交換取付までひと通り対応してもらえるシステムを採用している店舗があります。ECサイトでタイヤ本体の購入を検討しているなら、最寄りのガソリンスタンドでタイヤ交換の作業をしてもらえるかチェックすると上記の目安金額で交換してもらえるでしょう。

一方、持ち込みでタイヤ交換の工賃が高くなりがちなのは自動車ディーラー、タイヤ専門店です。

自動車ディーラーでは店舗で購入したタイヤの交換には対応する可能性が高いですが、持ち込みでの交換は受け入れないシチュエーションがあり、利用するのは難しいでしょう。

また、タイヤ専門店でも“メーカー直系”のお店では、持ち込みでも他メーカーで生産されたタイヤの交換はお断りされるケースがあるようです。また、メーカーは問題なくとも、持ち込みでの作業自体を受け付けていないお店もあるため注意しなければなりません。

タイヤ交換について詳しく知りたい方はこちら

タイヤ交換で発生する料金

タイヤ交換で発生する料金は5つの要素が絡みます。

  • タイヤ本体の購入費
  • 組み換え・脱着
  • バランス調整
  • ゴムバルブ交換
  • 廃タイヤ代

タイヤ本体の購入費を除くと、工賃関連でかかる費用が4種類存在しており、いずれもタイヤ交換には欠かせない要素です。

この項目では工賃関連でかかわってくる、4種類の交換費用要素を取り上げて解説します。

組み換え・脱着

タイヤ交換の“工賃”名目で費用請求されるのが「組み換え・脱着」です。

しかし、組み換えと脱着では、それぞれ違う作業内容となるので注意しなければなりません。以下、簡単に違いを解説してみました。

  • 組み換え:ホイールから交換前のタイヤを外し、交換用のタイヤをはめ込む
  • 脱着:車に装着しているタイヤを外したり、取り付けたりする

同じホイールを交換前および交換後のタイヤで引き続き使用するシチュエーションでは、「組み換えと脱着の両方を行う」前提で工賃が設定されているケースが多いようです。

一方、新品でタイヤとホイールがすでにはめ込まれている状態の商品を購入したケースでは、組み換えの作業が省略されるため、工賃が安く設定されている可能性があります。

作業内容によって工賃の設定価格が安くなったり高くなったりするため、欠かさずチェックするとよいでしょう。

バランス調整

組み換え・脱着と同様にタイヤ交換の工賃にまとめられているケースがあるのが「バランス調整」です。

タイヤは、同じサイズであったとしても形や重量に若干の違いが出るようになっていて、調節しなければ走行に支障が出るケースがあります。走行中の振動や挙動が不安定になる現象を解決するため、バランス調整が欠かせません。

バランス調整は組み換え・脱着とは別費用で請求されるケースがあるため、交換作業を依頼するお店へ事前に確認するとよいでしょう。別途請求される際の目安金額は以下のとおりです。

  • 費用の目安(1本):500円~1,000円

廃タイヤ代

ゴムバルブ交換と同様、タイヤ交換で別途請求される費用が「廃タイヤ代」です。

新しいタイヤを取り付けたあと、今まで使用してきたタイヤを持ち帰る、あるいは処分しなければなりません。処分するとなると通常のゴミでは廃棄できず、タイヤ交換の作業を行ったお店、もしくは別途回収業者に依頼してタイヤを処分してもらう手間が発生します。

もし、タイヤ交換を依頼したお店で廃棄を依頼すると以下の金額が目安となるでしょう。

  • 費用の目安(1本):500円~1,000円

また、タイヤがまだ使える状態であれば、中古パーツ店などに買い取ってもらう手段もあるため活用すると効果的です。

タイヤは工賃と本体の値段で決まる

タイヤは上記の解説でも示したとおり、「工賃」と「本体の販売価格」の両方が絡んで、安く購入して交換までできるかが決まります。

タイヤ本体の販売価格だけでなはなく、工賃でも、ゴムバルブ交換や廃タイヤ代まで含めて安い金額を提示しているお店も存在するため、安易にいつも依頼しているお店だからと決めるのではなく、いくつかの店舗種類で比較して決めるとよいでしょう。

タイヤ交換を安く抑える方法は?

@sum41/stock.adobe.com

タイヤ交換にかかる費用を安く抑えるにはどのような方法を活用すべきでしょうか。

今回、タイヤ交換を安く抑える方法で、以下2つのポイントに着目してみました。

  • タイヤ本体をインターネットで購入する
  • “タイヤ交換専門ショップ”に交換を依頼する

タイヤ本体をインターネットで購入する

1つ目は「タイヤ本体をインターネットで購入する」です。

実店舗とインターネット上のECサイトで、タイヤ本体だけでも同じ商品で販売価格を比較してみると、1本単位で数百円から数千円の価格差が出る可能性があります。加えて、新モデルのタイヤが発売されたことにより、旧モデルとなった商品がセール品で安く売られているのも珍しくありません。

また、ECサイトでは“アジアンタイヤ”と呼ばれるアジア諸国で生産された商品が販売されているのも特徴です。実店舗では「ブリヂストン」「ヨコハマ」「ダンロップ」など日本国内や海外の大手メーカーが市販しているタイヤを中心に販売されています。しかし、ECサイトではアジアンタイヤをはじめ、性能面で見劣りしない実用的なタイヤも販売されているため、選択肢が広がるでしょう。

ECサイトなら、他のお買い物で貯めたポイントを使って安くタイヤを購入できるのに加えて、購入金額に応じてポイント付与の比率が高めなケースが多いです。実店舗と異なり、すぐにタイヤ本体を入手できないのがデメリットとなりますが、パンクやバーストで交換を急いでいなければ、インターネットを有効活用してタイヤを購入するのはおすすめの方法です。

“タイヤ交換専門ショップ”に交換を依頼する

もう1つの方法は、「タイヤ交換専門ショップに交換を依頼する」です。

インターネットや他の店舗で安く購入したタイヤを自動車ディーラーやガソリンスタンドなどに持ち込んで交換を依頼すると、余分に交換費用がかかる可能性が考えられます。

しかし、近年ではタイヤ交換のみにサービスを絞った“タイヤ交換専門ショップ”が全国各地に出店しているので注目です。。気軽にインターネットや他の店舗で購入したタイヤを持ち込んで作業を依頼できるほか、自動車ディーラーやカー用品店などよりも工賃が安価に設定されているのも強みとなります。

また、インターネットのECサイトとタイヤ交換専門ショップが提携していて、注文から専門ショップまでの発送、取付作業までの流れがスムーズとなるようにシステム構築できているお店もあるようです。

もし、実店舗ではなくインターネットや他の店舗でタイヤを購入するなら、タイヤ交換専門ショップに依頼するのも費用を安く抑えるコツとなるでしょう。

ジャッキアップの方法やジャッキスタンドを使ったタイヤ交換のしかた

タイヤ交換が安いお店はどこ?

この項目では、タイヤ交換が安いのはどのお店であるか、大手カー用品店や大手ガソリンスタンド、メーカー直系のタイヤ専門店で提示している価格をリサーチして解説します。

なお、下記の条件を設定して一覧表を作成しました。

  • ノーマルタイヤ、およびスタッドレスタイヤを対象にリサーチ、ランフラットタイヤは除く
タイヤ交換が安いお店 工賃の目安

結論から述べると、カー用品店やタイヤ専門店問わずに、会社や店舗によって値段の安さに差があるようです。

上記の条件をチェックしてみると、カー用品店のA社と、タイヤ専門店のB社で1本単位、4本セットでの交換工賃が安くなっているようです。タイヤサイズが小さければ1本1,000円程度、大きければ2,000円程度となっているようです。

一方、カー用品店やタイヤ専門店、ガソリンスタンドでも系列によって価格が異なるケースがあるため、事前にお店へ問い合わせて確認してみるとよいでしょう。

【保存版】タイヤサイズの表記の見方

持ち込みタイヤ交換の費用はどこが安い?

一方、持ち込みでタイヤ交換の費用が安いのはどのお店であるか、大手カー用品店や大手ガソリンスタンド、メーカー直系のタイヤ専門店に加えてタイヤ交換専門ショップで提示している価格をリサーチしてみました。

なお、下記の条件を設定して一覧表を作成しています。

  • ノーマルタイヤ、およびスタッドレスタイヤを対象にリサーチ、ランフラットタイヤは除く
持ち込みタイヤ交換の費用 工賃の目安

持ち込みのタイヤ交換で費用が安く抑えられるのは、タイヤ交換専門ショップに分があるようです。インターネットやディスカウント系のタイヤ専門店で購入した商品でも気軽に交換を申し込めるほか、1本単位および4本セットでも安価な価格で済ませられるでしょう。

ただし、タイヤ交換専門ショップは地域限定で出店していたり、あるいは個人経営の整備工場がフランチャイズチェーンに加盟して出店する事例もあるとのこと。インターネットを活用して最寄りにタイヤ交換専門ショップがあるかどうか調べてみるのが得策です。

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執筆者プロフィール
MOBY編集部
MOBY編集部
新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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