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ホワイトリボンタイヤとは?最近見かけないのはなぜ?おすすめ商品や塗装による自作方法

かつて大流行したサイドウォールが白いホワイトリボンタイヤであるものの、今ではほとんど見られなくなりました。しかし、ホワイトリボンタイヤは現在も存在しています。現在購入できるホワイトリボンタイヤや、手軽で安価にホワイトリボン化するタイヤカスタム方法など、現在のホワイトリボンタイヤ事情を解説します。

ホワイトリボンタイヤとは?

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ホワイトリボンタイヤとは、サイドウォールにリング状の白い装飾が備わるタイヤです。英語圏では「White Wall Tire(ホワイトウォールタイヤ)」や「WSW(ホワイトサイドウォールタイヤの略)」と呼ばれ、1900年代中期に大流行しました。

現代ではほとんどみかけられなくなったものの、ホワイトリボンタイヤはクラシックカーやヒストリックカー、ビンテージカーなどと呼ばれる旧車オーナーを中心に熱烈なファンが多いタイヤであり、現在でもホワイトリボンタイヤは製造されています。

ホワイトリボンの太さはメーカーやタイヤサイズによって異なり、それによって外観の印象も大きく変わります。なかには極細ラインが入れられたリボンタイヤや、2本ラインがのダブルリボンタイヤなども存在します。

またホワイトレタータイヤの反転版ともいえる、白く塗装したサイドウォールの文字部分だけを黒く抜き出すドレスアップカスタムも存在します。

ホワイトリボンタイヤの歴史

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ガソリンエンジン自動車が誕生した1900年代初頭のタイヤは、全面が天然ゴムでつくられた白色もしくは茶色が混じった飴色のタイヤが主流でした。その後間もなく、ゴムにカーボンブラック(炭素微粒子粉末)を混ぜることで強度を高めた現在の黒いタイヤが登場します。

しかし、白いタイヤが常識であった時代に黒いタイヤは受け入れられず、タイヤメーカーはサイドウォールにのみ白い天然ゴムを使用したホワイトリボンタイヤを生み出すことで対策をしました。

その試みは大成功し、アメリカでは1980年代までホワイトリボンタイヤが標準タイヤとして用いられ、日本でも1960〜1970年代のトヨタ クラウンや日産 セドリックなどに純正装着されていた過去があります。

その後、車の高性能化に伴うタイヤ性能要求の高まりやコストダウンの観点から、いつしか現在の黒いタイヤが主流になり、ホワイトリボンタイヤは姿を消しました。

ホワイトリボンタイヤが見かけられなくなった理由

現在でもホワイトリボンタイヤは一部のメーカーによって販売されていますが、旧車に適合する特定サイズのタイヤのみの生産にとどまります。さらに、ただでさえ少ない旧車オーナーのなかでも好んで装着するのは、当時の雰囲気を再現したいと願う極一部のユーザーのみです。

もちろんタイヤサイズさえ適合すれば、どのような車にでもホワイトリボンタイヤは装着可能です。ただし、原則としてホワイトリボンタイヤは現代的なデザインの車には似合いません。かつて黒いタイヤが受け入れられなかったように、黒いタイヤに見慣れた現代では、ホワイトリボンタイヤに違和感を覚えてしまいます。

なにより時代の流れとともに、その存在を知らない人が増えている点もホワイトリボンタイヤが見かけられなくなった大きな理由といえるでしょう。

ホワイトリボンタイヤはダサい!? どんな車なら似合う? 

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現代の車であっても、光岡自動車のようなメッキモールやメッキホイールが装着されたレトロデザインの車にはホワイトリボンタイヤがよく似合います。似た特徴を持つアメリカ西海岸発祥のカリフォルニア・ルッカー(キャルルック)カスタムとの相性も良好です。

また、MINIやフォルクスワーゲン ニュービートル、フィアット 500のようにリメイクされた車や、スズキ ハスラーやダイハツ ミラトコットなどのレトロな雰囲気を残したデザインの車、ポップなイメージが付随しやすい2トーンカラーの車とも比較的親和性が高いといえるでしょう。

ホワイトリボンは温故知新のタイヤカスタム

ホワイトリボンタイヤは、数少ないタイヤカスタムの手法です。細めのリボンラインのタイヤなら現代の車に装着しても、それほど違和感はありません。現にトヨタ ハイエースやスズキ ジムニー、軽トラなどのドレスアップカスタムとしてもホワイトリボンタイヤがよく用いられています。

ホワイトリボンタイヤには、ホイールリムステッカーと同様に足回りに注目させる効果や、高扁平タイヤの厚さを誤魔化すなどの視覚効果が期待できます。また、組み合わせるホイールのサイズやデザインによっては、ホイールを大径化したようにも見せられます。

どうしても古臭いイメージがつきまとうものの、上手くまとめれば車に個性を追加したり、外観を引き締めるドレスアップカスタムの一手としてもホワイトリボンタイヤが有効です。

おすすめホワイトリボンタイヤ4選

ホワイトリボンタイヤは、認知度の低さから店頭ではほとんど見かけないため、購入する場合は取り寄せとなります。現在でも旧車向けに、ヨコハマ「RADIAL 360 STEEL」や、ミシュラン「Flanc Blanc Tire(フランス語で白い側面のタイヤの意味)」などのホワイトリボンタイヤが販売されています。

しかし、ホワイトリボンタイヤは製造に手間がかかるためやや高価です。ホワイトリボンタイヤを試してみたい方には、安価な輸入タイヤのネット購入をおすすめします。

なお、新品タイヤは白色部分に青い保護剤が塗られている場合があります。ホワイトリボンタイヤは、水を含ませたスポンジなどで保護材をこすり落としてから使いましょう。

NANKANG(ナンカン)CW-20

台湾でもっとも有名なタイヤメーカーであるナンカンのCW-20は、非対称パターンを採用するバン用のホワイトリボンタイヤ。リボンはレトロ感溢れる太めの幅です。

TRAVELSTAR(トラベルスター) UN106

トラベルスターは、ホワイトリボンタイヤの本場ともいえるアメリカに拠点を置くタイヤメーカー。リボンは細めで車種を問わずに装着できます。生産国はタイであるものの、タイヤ品質はアメリカの規定に準拠しています。

RADAR(レーダー) Dimax Classic

レーダーはシンガポールの新興グローバルタイヤメーカー。ディーマックスクラシックは旧車向けに開発されたタイヤだけあって、太めのホワイトリボンが特徴です。

VITOUR TIRE(ヴィツァータイヤ) V9000

VITOUR:V9000 5.00R12LT-10PR 88/86P(ホワイトリボン)

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ヴィツァータイヤは2006年に設立された中国の新興タイヤメーカー。モータースポーツ用タイヤの製造に積極的である一方、トヨタ ハイエース用サイズのホワイトリボンタイヤやホワイトレタータイヤも販売しています。リボンは現代的な細めの幅に調整されています。

ホワイトリボンタイヤの自作方法3選

タイヤを購入する以外にも、既存のタイヤをホワイトリボン化できる3つの方法があります。自作ホワイトリボンタイヤを使うメリットは、タイヤサイズに左右されないうえ、銘柄を自由に選べる点にあります。

おすすめはムーンアイズ! 挟み込むだけの簡単ホワイトリボン化

キャルルック風のカスタムパーツで有名なパーツブランド「ムーンアイズ」からは、既存のタイヤに挟み込むだけでホワイトリボン化できるラバー製のリボンが販売されています。

取付方法は一度タイヤの空気を抜き、ホイールとタイヤビードの間にラバーリボンを挟み込んでから空気を充填するだけで完了。標準タイプは10〜20インチホイールまで(11と17インチを除く)に対応し、価格は1輪あたり3,300円です。

そのほか、ムーンアイズではリボン幅が広いワイドタイプや、細いスキニータイプ、赤で着色されたレッドリボンタイプもライナップしており、車に応じた最適なデザインが選べます。

自家塗装で安価にホワイトリボンタイヤ化!

レタータイヤの場合なら文字部分を専用のペンで塗るだけで施工できますが、塗装範囲が広いホワイトリボンタイヤの場合はスプレーで塗装する必要があります。

塗装方法は一般的な塗装と同じです。施工前にまずはタイヤを洗浄・脱脂し、トレッド面に付着しないようにしっかりとマスキングを施してからスプレーで塗装をします。過剰な脱脂はタイヤを痛めるため、シリコンオフの使用は最低限に留めましょう。

タイヤ塗装には専用塗料を使おう

一般的なスプレー塗料に含まれる有機溶剤は樹脂を侵します。また、ゴム用の塗料であってもタイヤには適さない場合があります。適切でない塗料の使用はタイヤの劣化を早める原因になるため、必ずタイヤ専用の塗料を使いましょう。

剥がれづらいことで有名な株式会社染めQテクノロジィの「染めQ」の白色塗料は、タイヤへの使用が推奨されていません。塗装によるホワイトリボン化には、タイヤ専用に開発されたダイヤワイト株式会社のタイヤスプレーペンがおすすめです。

タイヤプリントならデザインが自由自在!

タイヤプリンターを利用すれば、タイヤのサイドウォールをキャンバス代わりにしてホワイトリボンタイヤだけでなく、好きな文字やイラストを入れられます。

タイヤプリント施工料金はタイヤ1本あたり5,000円から。ただし、施工するタイヤサイズやデザインによって価格や納期は変動します。手間がかかるイラストのようなデザインの場合、納期は1週間程度が目安です。

ただしタイヤプリントは特殊なプリンター装置を導入する必要があり、現在はまだ実施店舗数が少ない難点があります。しかし宅配サービスが利用できる業者なら、遠方からの注文でも対応してくれます。

ホワイトリボンタイヤの洗い方・注意点

©Jason Yoder/stock.adobe.com

ホワイトリボンタイヤは、どうしても汚れが目立ってしまう欠点があります。また、既成品のホワイトリボンタイヤはもちろん、後付リボンや塗装であってもタイヤから自然に染み出す劣化防止剤によって、リボン部分に茶色い汚れが付着しやすく、頻繁な清掃を迫られることになります。

いずれのホワイトリボンタイヤでも、汚れは通常のカーシャンプーや中性洗剤とスポンジやブラシを利用して汚れをこすり落としましょう。既成品のホワイトリボンタイヤなら多少力を入れて擦っても剥がれることはありません。

ただし塗装によるホワイトリボンタイヤの場合は、過度に力を入れて擦ると簡単に塗装がはがれてしまう点には注意しましょう。また、いずれのホワイトリボンタイヤでも原則としてタイヤワックスなどのケミカル類の使用は変色の原因となるため使用厳禁です。

ホワイトリボンタイヤを装着したら、落としにくくならないように汚れがひどくなる前の清掃をおすすめします。

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執筆者プロフィール
伊藤友春
伊藤友春
1981年生まれ。自動車専門Webライターとして執筆活動中。自動車の構造に明るく、ほとんどの整備や修理をDIYでこなす。輸入車・コンパクトカー・変わったデザインやコンセプトの車が好きで、現在の愛車はその最た...
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