更新
【フォークリフトタイヤ総まとめ】種類と価格から適正空気圧や交換時期&方法&費用まで
目次
フォークリフトタイヤの交換時期
フォークリフトタイヤの交換時期は、やはり車と同じで残り溝が減ったら取り替えるのが基本となります。車のサイドスリップサインのように、わかりやすい使用限界ラインがサイドウォールに設けられているのでそれらを目安に交換しましょう。
低速とはいえ、加減速と頻繁な切り返しを行うフォークリフトのタイヤは減りやすい傾向にあるといえます。溝のなくなったタイヤは、わずかに濡れた路面でも簡単にスリップしてしまいます。
「ブレーキを踏んだが、スリップして壁を破った」などの事例はまだよい方。ときには人身事故にまで発展する恐れがあるので、タイヤの管理は非常に重要です。
タイヤのスリップサインについてはこちら
タイヤのスリップサインの見方は?写真・画像で見分けるスリップサイン!
フォークリフトタイヤの交換方法
フォークリフトのタイヤ交換手順は、基本的には車のタイヤの交換方法と同じです。ジャッキアップし、タイヤを外して、タイヤを組み付け、元に戻す。
しかし車重、ホイール構造、タイヤ構造が違うため、車のタイヤ交換のように簡単ではありません。4t以下のフォークリフトのホイールは、主に合わせホイールという左右に分割されたホイールが使われます。
これによりタイヤチェンジャーやプレス機などの特別な工具は必要ありませんが、手順を間違えると大事故になる恐れもあるので、方法をしっかりと確認して行いたい作業です。
合わせホイールとエアタイアの交換方法
- まずはフォークリフトをジャッキアップします。
フロントタイヤの交換の際は、マスト下に15cm四方の角材を挟み込んで、マストを倒し車体を持ち上げることができます。リアタイヤは、油圧ジャッキを指定されたポイントに当てて持ち上げます。タイヤ交換をするフォークリフトに対して耐圧荷重に余裕のあるジャッキを用意しましょう。
車載工具のパンタグラフジャッキは使用できません。 - 浮いたタイヤのハブボルトを緩めます。このとき、ホイールを結合している合わせボルトは絶対に外さないようにしてください。 合わせボルトを外した場合、外側のホイールが空気圧により飛ぶ恐れがあります。※多くの場合の合わせボルトは、ハブボルトよりも小さく、ワッシャーとナットが外側に付いているのが特徴です。
- 外したタイヤの空気を抜いた上で、合わせボルトを外し、ホイールを分割します。
- タイヤに空気チューブを入れ少しだけ空気を入れて安定させ、タイヤ内側にフラップを取り付けます。
- ホイールを組み付けます。ホイールの表裏とボルト位置を間違えないように、ボルトナットで結合します。ボルトの締め付けトルクは、メーカーの指定するトルク値で確実に行ってください。
- 指定空気圧まで空気を充填します。新品タイヤに空気を入れる場合には自動車用タイヤの空気充てん作業の資格が必要です。
- ハブボルトで車体に取り付けます。車のタイヤ取り付けと同じように、対角線上のボルトから締め付けていきます。
3.と4.の工程である、合わせホイールのエアタイヤ分解と組み付けを具体的に解説した動画です。
タイヤ交換は業者に頼んだほうが良い?
合わせホイールのタイヤ交換ならば自分で出来なくもありませんが、4t以上のフォークリフトで使われるリングホイールへの組み付けなどは、プレス機などの設備が必要になります。
ホイール付きのタイヤを購入するか、多少のコストを支払ってでも業者にお願いしたほうが良いでしょう。交換工賃の相場目安を表にまとめました。
カウンターバランス式フォークリフト タイヤ交換工賃表(1本あたり)
3t以下 | 4t以下 | |
---|---|---|
ノーパンクタイヤ | 3,000円 | 4,000円 |
エアタイヤ | 4,500円 | 6,500円 |
別途、出張費などが加算される場合がありあます。
売れ筋フォークリフトタイヤの価格
オリエンタルのフォークリフトタイヤ
消耗品であるタイヤのコストはなるべく下げたいところです。フォークリフトのタイヤもネットショッピングで買うことができます。信頼性では国産タイヤに軍配が挙がるでしょうが、価格ではやはり輸入タイヤに勝るものはありません。
Amazonで一番売れているのがオリエンタル社の販売するフォークリフトタイヤです。ご使用するフォークリフトのタイヤサイズ、ハブボルト径、などをご確認の上ご購入ください。
このフォークリフトタイヤの購入はこちら
我々の生活も支えているフォークリフトのタイヤ
フォークリフトはあらゆる場所で使われています。我々消費者が、途切れることなく商品を買い求められるのは、流通ルートの各所でフォークリフトによる効率よい運搬作業が行われているからです。
たくさんの重い荷物とともに、消費者のたくさんの思いも支えているのがフォークリフトのタイヤです。それらの重さを一手に引き受けるフォークリフトのタイヤは、経済活動における縁の下の力持ちといえるでしょう。
タイヤのおすすめ人気ランキングについてはこちら
【SUV用タイヤ】おすすめ人気ランキングTOP10|評価や性能で比較!
【軽自動車用タイヤ】おすすめ人気ランキングTOP10|値段に注目!
ハイグリップタイヤの人気ランキングTOP10|安さや評価で比較!アジアンタイヤがおすすめ?
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...