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タイヤのスリップサインの見方と確認方法!溝がないと罰金も【冬・春前にチェック】

タイヤの「スリップサイン」とは?

夏タイヤ4
© MOBY

タイヤの溝をよく見ると、少し盛り上がっている部分があることが分かります。これが使用限界がきたことを警告する印である「スリップサイン」です。

タイヤの溝の役割は、タイヤと路面の間の水をスムーズに排出することです。そのため、摩耗により溝が浅くなると排水性が悪化し、タイヤの溝のない部分まで水が溢れてしまいます。その結果、タイヤと路面の間に水の膜ができ、車が滑る原因となるのです。

スリップサインは「このままだとタイヤがスリップすることを知らせるもの」と言ってよいでしょう。

溝が無いタイヤの危険性をテストした動画

タイヤの点検は道路運送車両法によって義務付けられています。使用限界が過ぎたタイヤで走ることは非常に危険なうえ、道路交通法違反となるケースも。スリップサインを日常から確認して、タイヤの状態を常に把握しておきましょう。

スリップサインの見方と確認方法

上の動画では、スリップサインの確認のしかたをわかりやすく説明しています。ポイントをピックアップして、以下で紹介します。

△のマークを探そう

夏タイヤ3
© MOBY

スリップサインがある溝の位置は、タイヤの側面に付けられた△形のマークが示しています。通常、△マークは4~9個付けられているので、すぐに見つけることができるでしょう。

1.6mm以下が交換のサイン!

タイヤの溝の深さは道路運送車両法で決まっており、普通自動車では溝の深さが1.6mm以下になると、公道で走らせることができなくなります。

スリップサインの高さは1.6mmになっているので、タイヤの溝とスリップサインの高さが同じになったら、タイヤ交換の時期です。複数あるスリップサインのうち、一つでも1.6mm以下に擦り減っていたらアウトなので、注意しましょう。

自動車のタイヤの交換時期と寿命についてはこちら

自動車のタイヤの交換時期と寿命|溝のスリップサインや走行距離に注意!

スタッドレスタイヤは「プラットフォーム」を確認

タイヤ スリップサイン プラットフォーム
© 伊藤友春

スタッドレスタイヤ(冬タイヤ)の溝には、「スリップサイン」の他に「プラットフォーム」もあります。スタッドレスタイヤの側面には、スリップサインを示す「△」の他、プラットフォームを示す「↑」マークも描かれています。

プラットフォームが露出した状態のスタッドレスタイヤは、新品状態から溝の深さが50%以下になっています。一般的な新品スタッドレスタイヤの溝の深さは約10mmですので、プラットフォームが露出した状態では、スリップサインはまだ溝に隠れています。

しかし、この場合でもスタッドレスタイヤは交換時期と判断されますので注意しましょう。

スタッドレスタイヤの交換時期は100円玉でチェック!

イメージ画像

プラットフォーム以外で、スタッドレスタイヤの交換時期を判断するのに有効なのが、100円玉を用いた方法です。

100円玉を写真のようにタイヤの溝に差し込みます。100円玉のフチから「1」までの長さは約5mm、新品スタッドレスタイヤの溝の深さは約10mmです。数字の「1」が見えたらほぼ50%摩耗していることになりますので、タイヤ自体の交換時期です。

スタッドレスタイヤの交換時期についてはこちら

スタッドレスタイヤの交換時期は12月でいい?寿命の判断基準についても

溝のないタイヤは減点や罰金(反則金)も

道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 〈第三節〉第167条(走行装置等)

二 接地部は滑り止めを施したものである、滑り止めの溝(最高速度 40km/h 未満の自動車、最高速度 40km/h 未満の自動車に牽引される被牽引自動車、大型特殊自動車及び大型特殊自動車に牽引される被牽引自動車に備えるものを除く。)は、タイヤの接地部の全幅(ラグ型タイヤにあっては、タイヤの接地部の中心線にそれぞれ全幅の4分の1)にわたり滑り止めのために施されている凹部(サイピング、プラットフォーム及びウエア・インジケータの部分を除く。)のいずれの部分においても 1.6mm (二輪自動車及び側車付二輪自動車に備えるものにあっては、0.8mm)以上の深さを有すること。

「道路運送車両の保安基準」では、安全に走行するためのタイヤの規定について「すべての凹部(溝)において1.6mm以上の深さを有すること」と明記されています。

そのため、スリップサインが露出したタイヤを履いている車は「整備不良」と判断され、場合によっては道路交通法違反になる可能性があります。

スリップサイン露出タイヤの罰金は9,000円

減点(行政処分)
大型車,普通車2点
反則金
普通車9,000円
大型車12,000円

違反と判断されれば、上表のような違反点数や罰金(正式には反則金)を取られる場合もありますので、愛車のタイヤにスリップサインが一つでも出た場合、速やかにタイヤ交換を行いましょう。

また、スリップサインが露出した車は車検にも通りませんので、車検前にはタイヤの状態を必ず確認してください。

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タイヤローテーションで摩耗を均一に!

車検 メンテナンス

タイヤは走り続ければ摩耗していくものですが、同じタイヤを長く履き続けるためには前後のタイヤを入れ替える「タイヤローテーション」が有効です。

車の4つのタイヤは、全く同じように摩耗していくわけではありません。前輪駆動と後輪駆動といった駆動方式の違いや、セダンミニバンといった車種による車両重量の違いで、摩耗が多いタイヤ、少ないタイヤが出てきます。

偏った減り方は「偏摩耗」といい、安全な走行に影響を及ぼします。そこで、スリップサインまで達していないタイヤであっても、同じ車の前後や左右で交換を行い、全てのタイヤが均一に減るように促します。

タイヤローテーションは、12ヶ月点検時など足回りの整備と一緒に行う場合が多いです。タイヤの取り外しに不慣れな方は、整備工場やディーラーに依頼しましょう。

またタイヤに限らず、車全体の点検は義務であり、周囲や自分の安全の為にも必要不可欠。定期点検も含めた日常的な点検を心がけましょう。

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