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シュアラスターのゼロウォーターの効果は?ゼロドロップやゼロプレミアムとの違いも解説
シュアラスターのゼロウォーターは、スプレーして拭くだけの簡単施工の親水性コーティング剤です。洗車直後の濡れたボディにも直接使えて、ウィンドウや樹脂パーツなど車全体をコーティングできます。ゼロウォーターの特徴や使い方に、撥水性のゼロシリーズラインナップを紹介します。
目次
シュアラスターの「ゼロウォーター」は親水性コーティング
シュアラスターの「ゼロウォーター」は、親水性のコーティング剤です。ボディやウィンドウはもちろん、樹脂パーツや自転車にも使用できます。
ゼロウォーターの特徴は、なんといっても手軽に使えて施工が簡単なこと。洗車後にスプレーして拭き取るだけで、初心者でもムラなくきれいに仕上げられます。洗車後であれば濡れた状態でも作業できるので、手っ取り早くコーティングを終えたい人にもおすすめです。
コーティングの親水性と撥水性の違い
ゼロウォーターの特徴でもある「親水性」。コーティングは水の弾き方によって、親水性タイプと撥水性タイプに分けられます。ゼロウォーターのような親水性タイプは、「水を弾く」というよりも「水になじむ」というイメージをするとわかりやすいでしょう。車体を伝って流れるように水が引いていきます。反対に、撥水性タイプは水を弾く力が強く、水玉のような形になって転がっていくのが特徴です。
シュアラスター「ゼロウォーター」の効果
「親水性」で手軽に使えるコーティング剤として注目されているゼロウォーターですが、実際にコーティング施工を行うとどのような効果が期待できるのでしょうか。
この項目では、ゼロウォーターの効果を、2つのポイントに注目して解説しました。他に購入を考えているコーティング剤と比較して、ゼロウォーターを使うメリットをチェックしてみてください。
塗装面に“ウォータースポット”ができるのを防ぐ
ゼロウォーターに備わる1つ目の効果が「ウォータースポットの予防」です。
「ウォータースポット」は、雨などが原因でボディについた水滴を日光の下で放置した際に発生する症状。水滴がメガネのレンズのような役割となり、日光がもっている熱を集中させて、ボディの塗装面に穴のような痕跡ができます。ボンネットやルーフなど、人目につきやすい箇所にウォータースポットが発生しやすいのが特徴です。
ウォータースポットの痕跡は、汚れより傷と同じようなものとなり、修復する際には板金やコーティング関連の専門店にて研磨作業を依頼する流れです。塗装面に直接のダメージが及ぶため、単純に洗車をしただけでは解決しません。日差しが強くて雨の日も多い夏場に発生しやすく、加えて“酸性雨”(酸が含まれた雨)もウォータースポットの発生の原因です。
ウォータースポットを未然に防ぐために、ゼロウォーターをボディの塗装面に塗っておくと、親水性効果で水滴が残りにくいメリットがあります。数万円をかけてボディ全体の研磨代を費やすよりも、ゼロウォーターを使えば3,000円程度で済むため、コストパフォーマンスに優れているとも考えられるでしょう。
雨といっしょに汚れが流れ落ちる
ゼロウォーターに備わる2つ目の効果が「雨といっしょに汚れが流れ落ちる」点です。
ゼロウォーターの特徴である親水性により雨などの水気が一定量ボディに溜まると、車体に沿って流れ落ちていく性質があります。流れ落ちた水といっしょに、ボディ表面についた塵やホコリの汚れが流れていくから、雨の多い時期かつ洗車の頻度が少ない人でも車を清潔な状態にできるメリットがあるでしょう。
ゼロウォーターはこんな人・車におすすめ!
洗車をマメにする人
洗車をマメにする人にはゼロウォーターをおすすめします。視覚的にも効果のわかりやすい撥水性タイプと異なり、親水性タイプは効き目が持続しているか判別しにくいものです。また、ゼロウォーターは継続利用で汚れを落としやすくなることを謳っています。定期的に洗車をする人は、ゼロウォーターをマメに塗布できるので、効き目を確かめながら使うことができます。
ミニバンやワンボックスカーに乗っている人
背の高いミニバンやワンボックスカーの天井は、手が届きにくく状態がわかりづらいもの。撥水性タイプは水玉状に雨水などを弾いてくれますが、車体表面に水滴が残ったまま日光にさらされ続けると、そのまま水シミの原因になってしまいます。親水性タイプのゼロウォーターなら、水シミになりにくいため、背の高い車のメンテナンスにおすすめです。
シュアラスター「ゼロウォーター」の使い方
シュアラスターのゼロウォーターは、濡れたボディにも乾いた車にもどちらにも使用できますので、洗車後に使う場合は車を拭いておかなくても問題ありません。
ゼロウォーターを直接車のボディにスプレー
ゼロウォーターを直接車のボディにスプレーして拭き上げる場合、拭き上げに使うクロスは、洗車用のマイクロファイバータイプがおすすめです。ワンプッシュで50cm四方にスプレーできます。スプレーしたゼロウォーターが乾く前に拭き上げましょう。
クロスにゼロウォーターをスプレー
スプレーした際の飛び散りを嫌う方は、マイクロファイバークロスにゼロウォーターを拭きかける方法がおすすめです。シュアラスターシリーズの固形のワックスで重ね塗りをして仕上げると、さらに効果的です。
シュアラスター「ゼロウォーター」の口コミ
ゼロウォーターはカー用品店のみでなく、インターネット上でも複数のECサイトで商品取り扱いがあり、いくつものサイトで入手が可能です。
ECサイトをはじめ、インターネット上では商品に対する口コミが見受けられますが、ゼロウォーターはどのような評価を受けているのでしょうか。ゼロウォーターの口コミを高評価および低評価、それぞれの観点でピックアップしました。
高評価の口コミ
高評価の口コミで注目したいのは以下の5つです。
買い求めやすい価格でここまでの艶が出るのはそうそうない
耐久性もあり、コーティングもしやすく、買い求めやすい
固形ワックスと違って拭き取りムラが少なく洗車が楽になりました
これらの口コミで共通しているのは「手頃な価格」「拭き取りが綺麗にできる」「手入れが簡単」の3点です。
実売価格が3,000円程度と専門店でボディ研磨を行うよりもコストを抑えられて、短時間でのコーティング施工ができる点が、ユーザーから受け入れられているようです。
また、仕上がりにムラがなく、ボディ塗装面が滑らかな仕上がりとなるのも高評価を獲得できている要素となっています。
低評価の口コミ
一方、低評価の口コミをチェックすると、次の要素が挙げられています。
他のコーティング剤のほうがヌルヌル感があり高級に見える
ワックスみたいに深い艶が出るわけではない
光沢が物足りない
ゼロウォーターは実売価格が3,000円程度となっており、手頃な価格で購入できる反面「高級感」に欠けるようです。他のコーティング剤と比較してボディ塗装面にツヤができにくく、光沢な状態となりにくいのが気になる点となっています。
DIYでコーティング作業をして、コストパフォーマンスを意識するならゼロウォーターはおすすめとなりますが、輝きのある高級感を求めるなら他のコーティング剤を使うのが適切となるでしょう。
シュアラスター「ゼロウォーター」の使用で注意したいポイント
“親水性コーティング”を前面に打ち出し、使いやすさと良心的な実売価格が魅力のゼロウォーターですが、使用する際に注意したいポイントがあります。
- コーティング作業の際、水滴を綺麗に拭き取らないとまだらになる
- 下地処理を丁寧に行う
- 持続性が低い
コーティング作業の際、水滴を綺麗に拭き取ったり、下地処理を丁寧に行ったりしなければ親水性効果を発揮しないとされています。
ゼロウォーターの吹き付け量が多過ぎて、時間が経過したら斑模様になっているのを発見したとの評判も挙がっているようです。加えて、水垢やウロコ汚れに気がつかずに下地処理をしない状態でゼロウォーターを使ったら、汚れに覆い被さり見栄えが悪くなった失敗例も挙げられています。
また、コーティング作業が済んでからのボディ塗装面をチェックすると、光沢な状態が維持しにくくなっているようです。
もし、ゼロウォーターを使用するなら、コストパフォーマンス重視で手軽にボディを綺麗に保ちたい人に向いているでしょう。
シュアラスターの他の商品ラインナップ
ゼロフィニッシュ
スプレー缶タイプの撥水性コーティングです。車以外のバイクや自転車にも使える、汚れ落としも兼ねたコーティング剤です。ボディはもちろん、車のホイールやヘッドライトにも使用できて、効果は2ヶ月間持続します。
ゼロプレミアム
メーカー自身が「ゼロシリーズ最高の艶」とアピールする撥水性コーティング剤です。使い方は他のゼロシリーズと変わらず、スプレーして拭くだけと手軽さも健在です。注意点としては、ウィンドウガラスへの使用は避けましょう。
ゼロドロップ
ナノ成分が配合された撥水性コーティング剤。細かい粒子が水を弾き、車のボディを雨や汚れから守ってくれます。撥水性の中でもメーカーが「高撥水」に位置づけており、強力な撥水効果が期待できます。
拭き取るだけのシートタイプも
シュアラスターのゼロシリーズには、拭き取るだけのシートタイプが2種類あります。ゼロウォーターシートが親水性で、ゼロドロップシートが撥水性です。どこでも簡単に、汚れ落としと艶出しができます。
ゼロウォーターとゼロドロップの違いは?どっちがオススメ?
ゼロウォーターとゼロドロップは、「親水」「撥水」と“性質の方向性”に違いがあります。
ゼロウォーターは親水性となっているのが特徴。ボディの塗装面に付着した水気が膜のようになり、流れ落ちるかのように水を捌けるのが強みです。屋外駐車をしている車に適しているとされています。
一方、ゼロドロップは撥水性となっており、ボディの塗装面に付着した水気を弾くのが強みです。立体駐車場やガレージに車を駐車しているユーザーに適しています。
「屋外に駐車して、雨ざらしにする機会が多い車にコーティング剤を使いたい」方はゼロウォーター。 「屋内駐車で雨の中運転する機会がある」方はゼロドロップがオススメです。
ゼロウォーターとゼロプレミアムの違いは?どっちがオススメ?
ゼロウォーターとゼロプレミアムを比較すると、「ツヤの深み」に違いがあります。
スプレーを使って布で拭くだけの手軽な方法ではあるものの、光沢や耐久性ではゼロプレミアムに分があり、コストをかけただけの見返りが大きいのが特徴です。
また、ゼロプレミアムでコーティング作業を行うと、6ヵ月程度は効果を維持できるとされており、ゼロウォーターを使うよりも効率がよいとされています。
「シュアラスターの商品を使うのが初めてで、お試し価格で使いたい」方はゼロウォーターシュアラスター。「商品を使い慣れていて、ツヤや光沢のレベルを上げたい」方はゼロプレミアムを使うと良いでしょう。
今回比較したコーティング剤7種類をご紹介!
シュアラスターのゼロフィニッシュとは
洗車機で施工できるコーティングの種類とおすすめ
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部 カー用品チーム