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【シトロエン C3 SAINT JAMES 試乗記】ただのオシャレ・フレンチ・コンパクトではなかった

フレンチ・カジュアルの代表ブランド「SAINT JAMES」と設立100周年のシトロエンがコラボ。ボーダーシャツのマリンルックがシトロエン C3にも!今回はこの特別仕様車「C3 x SAINT JAMES」に試乗しました。

フレンチ・コンパクト「シトロエン C3」SAINT JAMES に試乗

今回の試乗車は、6月10日に発売開始した、シトロエン C3の特別仕様車「SAINT JAMES」。フレンチカジュアルのアイコン「SAINT JAMES」とシトロエンのコンパクトカー「C3」のコラボです。

SAINT JAMES(セント・ジェームス)とは、1889年にフランス北部のノルマンディー地方にある同名の市で設立されたブランドで、ボートネックのボーダーカットソーはセント・ジェームスの超定番代表アイテム。セントジェームス市は船乗りの街。定番の青のボーダーは、マリンルックと呼ばれていますが、もともとは船乗りのためのシャツでした。

シトロエンは今年でブランド設立100周年。この節目にシトロエンとSAINT JAMESとコラボして誕生したのが、この特別仕様車です。

シトロエンとは?


エンブレムは、への字形を2つ重ねたものでフランス語で「Double Chevron(ドゥブル・シュヴロン )」で呼ばれているもの。英語では「ダブル・ヘリカルギア(やまば歯車)」。創業者のアンドレ・シトロエンが経営者となるきっかけとなった歯車をモチーフとなったよう。

シトロエンはフランスの大手自動車メーカー。設立は1919年で今年でちょうど100周年。常に先進的な技術を開発、採用し続けているメーカーで、現在の自動車の主流となったFF(前輪駆動)をいち早く市販車に採用。1960年後半には、ガス圧と油圧の両方を制御する「ハイドロニューマチック」を普及モデルにも採用。今も昔もひと目でシトロエン車とわかるアイコニックなデザインの車を作り続けている。

シトロエン車は80近い国々で販売、2018年には約105万台の販売数を記録。日本国内市場では2018年度で前年比+15%と人気上昇中のブランド。

シトロエン C3 とは?

試乗車のC3は2016年にデビューした3代目(日本国内では2017年7月から発売)。初代は2002年にデビュー、2009年に2代目へフルモデルチェンジ。全世代、Bセグメントと呼ばれるコンパクトカー。国内販売モデルでは、1.2Lダウンサイジングターボエンジンを搭載、トランスミッションは6速AT。全長4mを切るコンパクトボディと、個性溢れるデザインで販売台数を堅調に伸ばしている。また、シトロエン C3はWRC(世界ラリー選手権)に参戦するラリーカーのベース車両にもなっている。

もう、海に行くしかないでしょ。

マリンルックのSAINT JAMESに乗ったら、もう行き先は言わずもがな海ですね。

ひと目でシトロエンだ、とわかるアイコニックなデザインは、シトロエン社が設立時より意識したクルマづくりのスピリッツ。他の車にはなかなかない個性が。この点に注目して画像をご覧ください。


あいにくの天気でしたが…


船乗りの街、セントジェームス市を意識して…


青い海と白い雲をイメージさせるボディカラー。晴れていれば海と空とC3 SAINT JAMESでコラボできたのですが…


ルーフには、SAINT JAMESのボーダーが。

シトロエンのアイコニック・デザイン


シトロエンのエンブレムを連続させたデザイン


膨らみは手で押すと凹むエアクッション。軽い接触からボディを守るプロテクション。AIRBUMP®(エアバンプ)という名称が与えれている。


どれがヘッドライトなのかすぐにわからないデザイン。ライト点灯パターンは後述。

ひと目でシトロエンだ、とわかるアイコニックなデザインは、他の車にはなかなかない個性的なデザインが随所にあります。

ライト点灯パターン


全ライト未点灯


ポジショニングライト。昼間も点灯するデイタイムライト。


上から2段目のライトががヘッドライト。画像はロービーム。ハイビームは内側が点灯。最下段はフォグランプ。


お尻はこんな感じになります。


ドアミラーにウインカーを内蔵。

フレンチ・カジュアル・インテリア

シンプルなようでちょいちょい凝っているフレンチ・カジュアル・インテリア。

次の画像からは運転席に座ったときの目線で撮影。


クルーズコントロールの操作スイッチ


この取っ手はとても使いやすかった。


Apple Carplay、Android AUTOに対応。


トランスミッションは6速AT。

収納はまずまず。

国産コンパクトカーには、使い切れないほどの収納があったりしますが、合理的なフランス人の気質を感じることができる収納かもしれません。


グローブボックスに物を入れる、という概念があるのが日本。


ペットボトルを入れてみました。普通はここには入れないですね。フタは閉まりません。


ドアポケットには入ります。


ドリンクホルダー


ここにはペットボトルは置かない方が無難。


そこにはスマホを置きましょう。USBポート付いてます。


サイドブレーキの下にも置けます。


後席のドアポケット

内装といい収納といい、合理的なフランス人気質を感じることができるのではないでしょうか?

シンプルだけど心地よいシート


車幅1,750mmある分、室内幅は広いが全長4mを切るボディサイズで広さを求めるのは物理的に無理な話。しかし、合理的な設計で身長180cmの筆者も無理を強いられることがない後席。

結構速いぞ。これがシトロエンの走りだ。

エンジンは、ダウンサイジングターボの1.2L 3気筒ガソリンエンジンで「PureTech」という名称がつけられています。このエンジンは「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー」と呼ばれるイギリスの出版社が主催する、世界的に権威のある選考会で、市販車で優秀な内燃機関として2015年~2018年の4年連続して最優秀賞を獲得しています。

最高出力は81kW(110ps)/5,500rpm、最大トルクは205Nm/1,500rpm。シトロエン C3公式サイトではm1.2Lの小排気量ながら200バールの高圧燃料噴射システムを採り入れ、極めて高い燃焼効率を実現、1.6Lの自然吸気エンジンを上回るトルクを発生しながら軽量化も実現と書かれていましたが、実際に走るとその速さを実感できます。

アクセルを強く踏み込むと、エンジンの回転が上がる音がしっかりと耳に入ってきますが、不快ではなく、スポーツカーを運転しているような気分に。6速ATはギアチェンジした瞬間がしっかりとわかります。これも不快感はなく、変速音はしても変速ショックは体に感じませんでした。国産コンパクトカーのほとんどが、変速音のないCVT(無段変速機)である中、きちんと車を操っていることを体感できるエンジン音とトランスミッション音のコラボを楽しめるのは、なかなかの快感です。

きちんと車を操っていることを体感できる足回りで、乗り心地を良くしようというより、道路の状況を的確に乗っている人に伝える印象を受けました。乗り心地が悪い、という意味ではなく、サスペンションの動きや音が、路面状況と密接で、どんなところを今走っているのかを感じながら、衝撃はきちんと吸収して快適性を損なわないようにしている、いうものでしょう。

シトロエン C3 のエンジン、トランスミッション、足回りといった車の基本性能からは、単なるファッショナブルな、オシャレ・フレンチ・コンパクトカーではなく、運転を楽しめる=ドライビング・プレジャー・オシャレ・フレンチ・コンパクトであったことを感じました。

それでいながら燃費も良好、実燃費は市街地で14~16km/L、高速道路では18km/L前後でした。

先進安全装備もついた12種類のドライバーサポート、ドライブ中のきれいな景色や出来事を録画できるオンボードカメラ「ConnectedCAM Citroën™」も搭載して、お値段は¥2,560,000 (税込)の「CITROËN C3 × SAINT JAMES」。お買い得です。

今回の試乗で映えた画像はこちら

プジョー・シトロエン・ジャパンのSNS担当の方、シェアしていただきありがとうございました。


撮影・文:MOBY編集部 宇野 智

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