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車のサビ取り・サビ対策グッズ人気おすすめ10選&サビ取り方法

鉄のかたまりである車は、サビによる腐食を防ぐためにさまざまな防錆技術を用いて製造されています。しかし、いかにサビに対して耐久性を持った車と言えど、いくつかの条件が重なると簡単にサビが発生してしまいます。

じわじわとサビが広がり、気がついた頃には手遅れになっているということも。恐ろしいサビから愛車を守るためにはどうすればよいでしょうか?サビが発生する原因や、対策方法をご紹介します。

サビの発生につながる原因は?

©Наталья Устинова/stock.adobe.com

小キズや飛び石が原因で塗装が剥がれてしまった

車の塗装は、見た目を良くするだけでなく、車をサビから守るという役割ももっています。

しかし、走行時の接触キズや飛び石などが原因でボディを保護する塗装が剥がれてしまった場合、素材である鉄が外面に露出してしまいます。

この露出してしまったキズを長期間放置することで、サビの原因となってしまうケースがあります。

凍結防止剤の撒かれた道路を走った

車表面を守る塗装を除けば、 鋼板製のボディをはじめ、ドア、フード、フェンダー等の外板パネルにメッキ等の表面処理鋼板が採用されています。

しかし、いかに防錆性能が高い技術を施した素材といえど、足回りやマフラー、ブレーキなどの主要部品は、外からの影響を非常に受けやすくなっています。

沿岸地域などの海水や潮風や、融雪地域に多くみられる凍結防止剤による塩分が原因でサビの原因・悪化させてしまうキッカケとなってしまいます。

高温多湿環境に車を放置した

車がサビやすい原因の一つが高温多湿です。特に夏場の梅雨の時期などは高温多湿になる傾向にあり、車のサビを発生・進行しやすい環境になってしまいます。

車を構成する鉄は、水分で酸化が活性化してサビが発生してしまいます。

このような状況下で長期間車を放置してしまうと、サビが浸透してしまい、エンジン内部にまでサビが進行する恐れがあり、車の所有者は定期的なサビ防止対策を行う必要性があります。

鳥のフンもサビの原因に繋がる?

鳥のフンの成分は、尿酸・タンパク質・ナトリウム・アンモニア等様々ですが、強い酸性を持ち、自動車の塗装面を侵食し塗装剥がれ、サビの原因へと繋がります。

駐車する場所やタイミングによりますが、サビ対策としては、鳥フンを発見した際にはできるだけ早めに、洗車や簡易的にウェットティッシュなどで清掃するようにしましょう。

車のサビを放置するとどうなる?

一度発生したサビを放置してしまうと、サビの範囲が広がり、耐久性が低下します。そのことによってサビた箇所が破損や欠損の原因となってしまいます。

塗装剥がれから発生するサビは、時間が経過することで侵食が進行し、サビの悪化とともに塗装剥がれの範囲が広がる恐れがあります。

サビの侵食が進行し、腐食してしまった部分の修正はDIYでは難しいため、専門家に依頼しなければならないケースもあります。

下回りやブレーキのサビには要注意!

確認がしづらいボディ下や足回りは、サビの進行度合いや腐食状況を判断することが難しい箇所の一つです。

簡易的な補修や修正が難しく、気づいたときにはサビによる腐食で部品を交換する必要がある場合も。特に、ブレーキパッドを押し付けるディスクローターのサビには注意が必要です。

サビの進行が進むと、ブレーキ内部のピストンの固着などの原因となってしまいます。

ピストンが固着してしまうことによって、正常にブレーキが作動せず、ブレーキの引きずりや、最悪の場合ブレーキが効かないなど、交通事故に繋がる危険性があります。

車のボディのサビを予防する方法やサビ対策グッズ

©New Africa/stock.adobe.com

次にサビ予防に効果的な方法やサビ対策グッズをご紹介致します。

定期的に目視で点検する

走行時の飛び石や接触キズには、度合いによりますが、気づかないケースがあります。

小さなキズと言えど時間が経過することによってサビが進行し腐食する恐れがあるため、定期的に目視で点検しましょう。

長距離運転の後や洗車をする際などに点検することをおすすめします。

コーティングを施工することでボディを保護する

コーティングによる表面保護は非常に有効的です。

洗車時の拭き残しや雨が降った後に残る水分は、「イオンデジポット」や「ウォータースポット」、水垢の原因に繋がります。

この汚れは、エンジンの熱や太陽の直射日光が塗装面に負荷を与え、症状が悪化することによって、侵食し塗装剥がれの原因となります。

水垢落としや、専用のコーティング剤を施工することによって改善することができます。

また、コーティング剤と合わせて鉄粉除去剤を使うことで表面上に付着した鉄粉を除去できるので、塗装を守ることもできます。

車の下回りのサビを予防する方法や対策グッズ

©pixelia97/stock.adobe.com

沿岸地域や融雪地を走行した後は下回り洗浄を

サビを予防する手段として、下回りを洗浄が非常に有効で、高圧洗浄機などを用いて念入りに洗浄する必要があります。

また、ガソリンスタンドに併設して設置されている洗車機の種類によっては、下回り洗浄をオプションで選択できるものもあります。時間の短縮に加えて同時に車全体を洗車することができるため、おすすめです。

下回りのサビ防止対策には防錆塗装がおすすめ

上記でもご紹介したコーティングの一つに「アンダーコート」があります。これは下回りのコーティングのことを指し、別名「防錆塗装」とも呼ばれます。

防錆塗装を下回りの表面にコーティングし、水分や塩分をボディに触れさせないよう保護することで、サビを防ぐことができます。

アンダーコート以外にも、シャーシブラックを使った簡易的なサビ予防が挙げられます。自動車の整備工場などで施工をお願いすることができます。

サビ対策グッズにはノックスドール

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アンダーコートやシャーシブラックといった防錆塗料の他に、市販で販売される商品に「ノックスドール」という防錆剤があります。

サビ対策に防錆塗装を整備工場でお願いする場合、部品代や工賃が発生してしまいますが、ノックスドールは非常に浸透性が高い防錆剤の一つで、販売価格も安価です。

DIYでサビ止め処理を行う方法は以下になります。

  1. 洗車機の下回り洗浄や、高圧洗浄機を用いてタイヤハウスから下回り全体を洗浄する。
  2. 泥汚れや付着した塩分を綺麗に洗浄した後、車体をジャッキアップさせる。
  3. タイヤを4本外す(ハンドルを左右に切ることでも塗装は可能です)
  4. 洗浄後の水滴が乾いてから防錆塗料をブレーキ・サスペンション・下回りに噴霧させる。(この時に、目や手に塗料が付着しないよう保護メガネが手袋をしましょう)
  5. 塗料が乾いたらタイヤを取り付けて作業完了。

車がサビてしまっていたらどうする?

続いて、車のサビを発見した進行具合ごとに有効な対処法をご紹介致します。

小さな小キズや塗装の剥がれの場合

走行時の飛び石や小枝による小さな小キズの場合であれば、タッチアップペイントなどの先端が細かい筆を使用した方法がおすすめです。

早期発見することで、事前に補修を行っておけばサビの進行や腐食を防ぐことができます。

サビてしまっている場合

比較的範囲が狭いものや、サビの腐食が進行していない状況であれば、以下の方法が有効な対処法になります。

  • サビを落とす
  • サビ止めペイントを使う
  • ボディを塗装する

上から番に解説していきます。

1.サビを落とす

表面状のサビを落とすために、サビ取りクリームやサビ取り用の研磨材を使って磨きます。サビ取りクリームは表面に塗布するだけで、サビが科学反応で分解され簡単に拭き取ることができます。

2.サビ止めペイントを使う

表面状のサビを落とすことができたら、市販で販売されているサビ止め塗料を塗布します。このサビ止め塗料は、塗布することによって表面に皮膜を形成し、サビの原因である水や酵素を遮断・除去します。

3.ボディを塗装する

タッチアップペイントやカラースプレーを使って完成になります。ボディの塗装時には、目視でボディカラーを判断するのではなく、その車体ごとに「カラーナンバー」という識別する番号があるため、購入時には事前に調べておくと良いでしょう。

自分でできる車のサビ取り方法やおすすめサビ取りアイテム

©Oleksandr Delyk/stock.adobe.com

ソフト99 補修用サビ落としセット

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カー用品ブランド「ソフト99」から販売されている、サビ落としセットになります。

商品には、サビ落とし専用のクリームに加えて、サビ止め油・研磨用ブラシが同封されており、一つの商品でサビ取りからサビ予防までの作業を行うことができます。

ホルツ サビチェンジャー

本来サビを発見した場合の対処法として、サビ落としやサビ止め塗料を使った手法が一般的ですが、ホルツが販売するサビチェンジャーは、その作業を短縮することができます。

サビている箇所に直接塗るだけで、サビ自体がサビ止め皮膜へと変化し、変化した皮膜がサビの再発を防いでくれるという優れものです。

サビチェンジャーを施工したあとは、完全乾燥に約8時間程かかりますので、天気の良い日や雨風に触れない場所で作業することをおすすめします。

呉工業 サビ取りクリーナー

さきほどご紹介した、ホルツ・サビチェンジャー同様、塗るだけでサビを分解する商品です。

ボディのサビだけではなく、自転車・バイク・家電製品などにも使うことができます。

サビが浸透している場合は専門家に

整備士と話す女性
©buritora/stock.adobe.com

サビが浸透してしまうと、最終的にはボディに穴が空いてしまう場合もあり、DIYで補修するのには時間や労力がかかってしまいます。

そのような手に負えない状態となってしまった時は板金塗装の専門家に依頼しましょう。

サビの除去はもちろんのこと、腐食して空いてしまった穴の修復から補強・予防修理まで一環しておこなってくれるため、再発を未然に防ぐことができます。

サビの状態によって修理費用は変動しますが、外面的なサビだけではなく、より細かい診断をしてもらうことができるので安心ですね。

ガソリンタンクにも錆取りは必要?

凍結防止剤を使うタイミングはいつ?

車にキズが付いた時の対処法はこちら

執筆者プロフィール
F2L
F2L
平成6年生まれ。愛車はDR64W クリッパー。キャンプや登山等のアウトドアや車を使った車中泊の相棒です。ライター歴は3年。二級自動車整備士として5年間日産のディーラーでメカニックをやっていました。整備士...

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