クラクション音の正しい使い方とは!トラブルや道路交通法違反を避ける為には?

クラクションが原因のトラブルは、ネットで検索するとたくさん出てきます。警告音であるクラクション音はあえて人間の神経を刺激する音になっていますし、クラクションを鳴らされた事実だけで腹を立てる人もいるようです。クラクションに関する道路交通法や正しい使い方を理解して、トラブルを回避しましょう。

どんなときにクラクションを使いますか?

自転車に警告の画像

出典:http://www8.cao.go.jp/

本来、クラクションは周囲にいる歩行者や車に自分の存在を知らせ、危険を察知してもらうためのものです。
実際には危険を知らせる警告だけでなく、以下のような道路上のコミュニケーションツールとして、使用されるケースも少なくありません。

・知り合いと行きあった時の「挨拶」
・道を譲ってもらった時の「お礼」
・青信号に変わっても発進しない前の車への「合図」

しかし、周囲の注意を喚起することが目的のものですから、あえて人間の神経を刺激する音質が採用されています。

クラクション音は心地よい音でなく、どちらかと言うと不快に感じる人が多いです。

そのため、不用意な使い方で相手の感情を逆撫でするクラクショントラブルにつながったり、場合によっては道路交通法違反として、罰則の対象になる可能性もあります。

そんなトラブルに巻き込まれないためにもクラクション音の正しい使い方についてまとめました。

クラクションは原則として鳴らしてはいけない

クラクションを押す画像

出典:http://goo.gl/

クラクションの使用に関する法律 「道路交通法の第54条(警音器の使用等)」

クラクションは、道路交通法などでは「警音器」と規定されています。
警音器、つまりクラクションの使用は道路交通法の第54条によって定められており、これに違反した場合の罰則も設けられています。

周囲への迷惑やトラブルだけでなく、罰金刑となる可能性があります。

第五十四条  車両等(自転車以外の軽車両を除く。以下この条において同じ。)の運転者は、次の各号に掲げる場合においては、警音器を鳴らさなければならない。
一  左右の見とおしのきかない交差点、見とおしのきかない道路のまがりかど又は見とおしのきかない上り坂の頂上で道路標識等により指定された場所を通行しようとするとき。
二  山地部の道路その他曲折が多い道路について道路標識等により指定された区間における左右の見とおしのきかない交差点、見とおしのきかない道路のまがりかど又は見とおしのきかない上り坂の頂上を通行しようとするとき。
2  車両等の運転者は、法令の規定により警音器を鳴らさなければならないこととされている場合を除き、警音器を鳴らしてはならない。ただし、危険を防止するためやむを得ないときは、この限りでない。

出典:http://law.e-gov.go.jp/

罰則罰則の根拠
 使用すべき場所で使用しなかった(第一項) 5万円以下の罰金  第百二十条第一項第八号 
 使用してはならない場所で使用した(第二項) 2万円以下の罰金又は科料  第百二十一条第一項第六号 

違反したら2万円!クラクションの使用は道路交通法で制限されている

クラクションの使用は危険を防止するためだけ許可

出典:http://adgang.jp/

第54条2項では「法令の規定により警音器を鳴らさなければならないこととされている場合を除き、警音器を鳴らしてはならない。ただし、危険を防止するためやむを得ないときは、この限りでない。」とされています。

つまり、危険を避ける以外の目的では「原則としてクラクションは鳴らすべきではない」ということです。
厳密に言うと、前述の知り合いとの「挨拶」や道を譲ってもらった「お礼」、発進しない前の車への「合図」など、いずれも道路交通法違反に当たることになります。

クラクション音の使用を制限する理由

実際にはよほど目に余るような鳴らし方をしない限りは、こうしたクラクションの使い方は取締りの対象になっていません。
道路交通法で、クラクション音の使用を制限する理由として、以下の説明がされています。

・無闇にクラクションを使用されると、本当に必要な際の重要性が薄れる
・クラクション音が頻繁が鳴らされることで、運転者の注意力が散漫になる恐れがある

言われてみれば納得の理由で、運転中にクラクション音が聞こえれば、たとえ一瞬でも、反射的にそちらに注意を向けてしまいます。
その一瞬が、別の危険を招く可能性もあるということです。

やはり、道路交通法の第54条を正しく理解して、安全のためにも不必要なクラクションは避けるべきだと考えます。

では、クラクションを使用すべき時、また使用しなければならないのはどのようなケースなのでしょうか。

違反したら5万円!クラクションを使用しなければいけない場合

警笛鳴らせの標識の画像

出典:http://trafficsignal.jp/

さて、運転免許の学科試験問題などで勉強したことを思い出してください。
以下のような場所では「クラクションを使わなければいけない」とされています。
わかりやすいものでは、山地部等の「警笛鳴らせ」の標識が設置された場所があげられます。
ご覧になったことがある方もいらっしゃるかもしれません。

● 左右の見通しがきかない交差点
● 見通しのきかない道路の曲がり角
● 見通しのきかない上り坂の頂上

これに「危険を防止するためにやむを得ないとき」が加えたのが、クラクションを使わなければいけない場合です。
一例として、「車両の接近に気がつかずにその前方を横断しようという歩行者を認めた場合」という判例があります。
同様に危険を感じた場合、例えば対向車がこちらに気づいてないなどの見過ごせば事故になる可能性がある時は、躊躇無くクラクションを使用して危険を知らせなければなりません。

違反ではなくともクラクショントラブルの可能性も

実際のクラクショントラブルの動画

上の動画をみてもらえばわかるように、道路交通法で取り締まられる場合以外にも、気性の荒い運転手にクラクション音を鳴らすことでトラブルに巻き込まれてしまう場合も十分にありえます。

そこで傷害など、怪我を負わされてしまえば警察を呼ぶべきでしょうが、もともと鳴らすべきでない時にクラクションを使った自分が悪いということも事実です。

極力クラクションは使わないほうが賢明といえるでしょう。

クラクションを使ってはならないDQN車を見分ける特徴はこちら!

クラクションの音量は押し方では変わらない?

迷惑なクラクションの画像

出典:http://okmusic.jp/

クラクション音で周囲に迷惑がかかることをきちんと理解して、軽く押したり、ゆっくり押したりと気を遣っている方もいらっしゃると思います。

そんな方にはガッカリな事実かもしれませんが、実はクラクション音は押し方によって音量が変わることはありません。

押し方によるクラクションの音量の違いを機械で計測したら、以下のような結果が出たそうです。

弱く押した場合 110.3デシベル
強く押した場合 110.0デシベル

クラクションは押し方の強弱に関係なく、一定の音量(93~112デシベル)が出るように定められていて、音量調節の機能は備わっていません。

私たちがクラクション音を耳にした時に音の大きさとして感じているのは、実際には音量ではなく音の長さなのです。

クラクションを押す力ではなく、押している時間の長さに注意すべきなのです。

ワンタッチで挨拶ホーンが鳴らせる!ホーンサウンドコントローラー

簡単な取り付けだけで、挨拶用のホーンをボタンひとつで鳴らせるようになります。
3種類のサウンドパターンを設定できます。

MITSUBA ホーンサウンドコントローラー [ 品番 ] SZ-1135
製造元:MITSUBA(ミツバサンコーワ)
AMAZON価格: 6,749円

ホーンサウンドコントローラーの画像

出典:https://goo.gl/

【猫動画】猫もクラクションは嫌いです!

クラクション音は思いやりをもって使いましょう

警笛鳴らせの標識がある道の画像

出典:http://blogs.yahoo.co.jp/

冒頭で書いた通り、クラクション音は周囲によく響き、人間の神経を刺激します。
そのため、挨拶や警告を伝えたい相手だけでなく、周囲の多くのドライバーや歩行者にも聞こえてしまいます。

つまり、そもそも心地よくない音を否応なく聞かされている人が周囲にいることを、理解しておく必要があります。
ブザー代わりのように考えて無闇に鳴らしたり、感情的になって使用するのは厳禁です。

ご存じの通り、クラクションを長押しをすると、非常に耳障りで不快に感じられます。
クラクションの苦情からドライバー同士や住宅地での近隣トラブルになったり、大きな事件に発展したケースもあります。

道路交通法で使用を制限されていることを認識しつつ、相手のこと、周囲の人々を思いやって使用しましょう。

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