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ジュニアシートはいつから何歳まで?切り替え時期はいつから?法律義務違反の罰則も

ある程度大きくなった子供に使用することになる「ジュニアシート」への切り替え時期はいつからなのか、何歳まで使用すればいいのかについて解説します。子供を車に乗せる際に、子供の体型によって「ベビーシート」「チャイルドシート」「ジュニアシート」の使用が義務付けられていますが、違反した場合の罰則はどうなるのでしょうか。

ジュニアシートは何歳まで必要?

ジュニアシートは「チャイルドシート」の一種で、5歳までの子供を車に乗せる際に使用することが、道路交通法において義務付けられています。

日本では子供の成長に合わせて、「ベビーシート」「チャイルドシート」「ジュニアシート」の3種類に分かれていますが、法律上はこの3種類のシートを「幼児用補助装置」といい、総称として「チャイルドシート」とも呼びます。

【道路交通法:第七十一条の三の三項】
自動車の運転者は、幼児用補助装置(幼児を乗車させる際座席ベルトに代わる機能を果たさせるため座席に固定して用いる補助装置(中略))を使用しない幼児を乗車させて自動車を運転してはならない。(後略)

出典:http://elaws.e-gov.go.jp/

【道路交通法:第十四条三項】
児童(六歳以上十三歳未満の者をいう。以下同じ。)若しくは幼児(六歳未満の者をいう。以下同じ。)(後略)

出典:http://elaws.e-gov.go.jp/

6歳まではジュニアシートの着用義務あり

幼児用補助装置(チャイルドシート)は、2000年(平成12年)4月1日から6歳未満の幼児への着用が義務付けられました。

つまり、ジュニアシートは6歳の誕生日を迎えるまでが着用義務、と覚えておきましょう。ただし、厳密には「幼児用補助装置」の着用義務です。ジュニアシートとチャイルドシート兼用のものでも、もちろん問題ありません。

念の為、3種類の幼児用補助装置である、「ベビーシート」「チャイルドシート」「ジュニアシート」の違いについて神奈川県警が解説しているものを引用しておきます。

<ベビーシート>
首のすわっていない乳児を寝かせるタイプです。原則として後ろ向きに使用します。年齢の目安は新生児から生後10か月くらいまで。体格的には体重10kg未満で、身長70cm以下。

<チャイルドシート>
前向きのみで使用するものと、前向き・後ろ向き兼用タイプがあります。年齢の目安は1歳から4歳くらいまで。体格的には体重9kgから18kg程度で、身長100cm以下。

<ジュニアシート>
お尻の下に敷き、座高を上げることで3点式シートベルトをそのまま使用します。年齢の目安は4歳から10歳くらいまで。体格的には体重15kg以上で、身長135cm以下。

出典:神奈川県警HP

6歳以上でも身長が140cmを超えるまでは着用した方が安心

6歳になればジュニアシートの着用義務はなくなりますが、身長が140cm以下の場合は年齢に関係なくジュニアシートの使用をおすすめします。

車に装備されているシートベルトは約140cm以上の身長に合わせて設計されていますので、シートベルトを正しく着用できない場合は、体型差を補うためにジュニアシートを使用することで、万が一の場合に子供の安全を確保することができるからです。

チャイルドシートからジュニアシートへの切り替え時期はいつから?

ジュニアシートへ切り替える時期は、チャイルドシートの使用範囲を超える頃です。厳密な定義は存在しませんが、チャイルドシートの使用に関して年齢、体重・身長の基準は以下の通りです。

【チャイルドシートの使用範囲】
・年齢:4歳くらいまで
・体重:9kg〜18kg
・身長:100cm以下

つまり、ジュニアシートの着用時期はいつからかといえば、
・年齢:4〜5歳になった
・体重:19kgを超えた
・身長:101cmを超えた
上記のいずれかを満たしたときです。


ちなみに、子供の年齢ごとの成長には個人差がありますので、年齢よりも体重・身長を考えてジュニアシートへの切り替えをしましょう。

また、チャイルドシートとジュニアシート兼用モデルの場合であれば、1歳から5歳まで通して利用することができます。

チャイルドシートの着用義務についてはこちら

ジュニアシートの選び方!おすすめランキングも

チャイルドシート

©Shutterstock.com/Africa Studio

ジュニアシートは2タイプから選べる

ジュニアシートには、背もたれ・ヘッドレストがあるタイプと座面だけのタイプの2種類があります。

背もたれ・ヘッドレストがあるタイプ

最近のジュニアシートはチャイルドシートと同じように背もたれ・ヘッドレストがある製品が主流となっており、3歳から10歳まで子供の成長に合わせて使用できます。体格が背もたれに合わないようになったら背もたれ・ヘッドレストを外して使用することができますので便利です。

背もたれがないブースターシートタイプ

背もたれ・ヘッドレストが取り外せるジュニアシート以外に、座面だけのジュニアシートもあり、この座面部分を「ブースターシート」や「ブースタークッション」と呼びます。

ブースターシートは、身長140cm以上に合わせた車のシートベルトに対して、子供の上半身が適切な高さになるよう補う役目があります。年齢ではなく、身長が140cmに満たない場合はブースターシートを使用することが子供の安全につながります。

ジュニアシート人気おすすめランキングTOP10

ジュニアシートを選ぶ際には、単に人気があるという理由だけではなく、以下の項目について確認しましょう。

 ・ジュニアシートを設置する十分なスペースが確保できるか
 ・チャイルドシートの固定方式が車に合っているか
 ・チャイルドシートにEマーク(国交省認定マーク)があるか

ジュニアシート着用義務に違反した場合の罰則|罰金はある?

ジュニアシート着用義務違反の罰則
違反行為点数酒気帯び点数
0.25mg未満0.25mg以上
幼児用補助装置使用義務違反11415

車に幼児を乗車させる際に、チャイルドシートを使用しない場合に検挙されると「幼児用補助装置使用義務違反」となり、1点が加算されます。酒気帯びの場合はさらに高い点数が加算となります。

なお、「幼児用補助装置使用義務違反」による罰金はありません。

交通違反の点数と罰金・反則金についてはこちら

ジュニアシート着用義務が免除されるケース

車内 子供

©iStockphoto.com/ gradyreese

ジュニアシートである幼児用補助装置の着用が免除されるケースは、道路交通法施行令(第二十六条の三の二の第三項)によって定められています。

1)幼児用補助装置を固定することができないケース

幼児用補助装置が車の座席・シートベルトなど構造上の問題で、固定して使用することができないケースではチャイルドシートの着用が免除されます。

2)子供を含む乗車人数が車の乗車定員を超えているケース

運転席以外で座席数以上のチャイルドシートを必要とするケースです。

車に乗車する「子供」は「12歳未満」と定義されており、子供の乗車人数は「大人2名=子供3名」とカウントされます。

たとえば5人乗りの乗用車に、運転者以外に大人1人と幼児用補助装置が必要な6才未満の子供が4名乗車するケースでは、幼児用補助装置を取りつける座席が不足します。

3)負傷・病気などで幼児用補助装置の着用ができないケース

幼児用補助装置の着用が必要な子供が負傷・病気の療養などで幼児用補助装置の着用ができないケースです。

4)幼児用補助装置に体型が合わないケース

子供の体型が著しい肥満など、身体の状態により正しく幼児用補助装置を着用できないケースですが、体型にあった幼児用補助装置が見つかれば速やかに使用するようにしてください。

5)乗車中の子供に対して一時的な世話が必要なケース

幼児用補助装置を着用した状態で乳児への授乳・オムツの交換、薬の服用などお世話のため、一時的に幼児用補助装置の着用が難しいケースですので、お世話が終わりしだい幼児用補助装置を着用してください。

6)バス・タクシーなど一般旅客運送事業の車に乗車するケース

幼児用補助装置の着用が必要な子供がバスやタクシーなどに乗車するケースです。

7)特別な許可を得て災害・福祉のために運送する車に乗車するケース

国土交通大臣の許可を得て、災害の対応や公共福祉のために運送する車に幼児用補助装置の着用が必要な子供が乗車するケースです。

8)緊急対応にて幼児用補助装置が必要な子供を搬送するケース

幼児用補助装置の着用が必要な子供が応急救護のために、医療機関や官公署などに搬送されるケースで幼児用補助装置がない場合を想定しています。

ジュニアシートで子供の安全を守ろう!

車に装備されているシートベルト・エアバッグは大人を守るように設計されていますので、子供が乗車しているときに万が一の事態が発生した場合には、子供を守る効果が低下する可能性が高くなります。

ジュニアシートは法律で定められた年齢ではなく、車に装備されているシートベルトが正しく使用できる身長140cm以上になるまで使用させることが、子供の安全を守る大人の義務と言えるでしょう。

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この記事の執筆者

猫田 久太郎この執筆者の詳細プロフィール

漫画「サーキットの狼」がきっかけとなり、1970年後半のスーパーカーブームに感化され未だにその熱が覚めず現在に至っています。 特にヨーロッパ車の文化とデザインに魅了された車好きです。 簡単な修理・整備は自分で行うので車の記事だけでなく、DIYやカー用品についての記事も執筆して...

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