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運転中に水を飲むだけで罰金!汚いクルマも罰金…世界のビックリ「交通違反」事情

車を運転するためにはルールが必要であり、日本では道路交通法によって安全が保たれています。

基本的な交通ルールは海外も同様であるものの、民族風習や国民性などによる微妙な差異が海外のおもしろいところ。なかには日本人には考えられないようなことが交通違反になってしまうこともあります。

世界の交通違反事情はどうなっているのでしょうか。

【アメリカ】乗車人数1名で罰金5万円!?

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渋滞しがちなアメリカの高速道路には、渋滞緩和のため多乗員車両一定要件を満たした車だけが優先的に通れるカープールレーン(HOVレーン・HOTレーンとも)が設けられています。

これは乗合で交通量を減らすために設けられたレーンであるため、2名ないし3名以上が乗車していないと交通違反です。最もカープールレーンが多く設けられているカリフォルニア州では、違反すると400ドル(約5万円)ほどの罰金が課せられます。

【キプロス】世界一”ながら運転”の定義が厳しい?

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携帯電話の使用やカーナビの注視違反などの「ながら運転」はどの国でも違反です。ただし、程度と運転中の定義が国によって違います。

アメリカは州によって異なるものの、運転が未熟な18歳未満のドライバーはハンズフリーでの通話も原則禁止です。イギリスは停車中でもエンジンがかかっていると運転中とみなされ、フランスではエンジンがかかっていなくとも乗車中=運転中であるため実質的に車内では電話の使用は禁止です。

さらに地中海の島国・キプロスでは運転しながらの飲食も禁止であるうえ、水を飲む行為も交通違反に該当します。これに違反した場合は85ユーロ(約1万円)の罰金が課せられます。

【オーストリア】ドラレコを使うと高額な罰金が

車の運転席でドライブレコーダーを触る女性
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事故処理を円滑にしてくれるドライブレコーダーは、今やほとんどの国で使用されています。しかし、欧州のオーストリア、ルクセンブルク、ポルトガルの3国では公共の場面での録画機器の使用が禁じられているため、ドライブレコーダーの使用も禁止です。

オーストリアではドライブレコーダーを使用した場合、1万ユーロ(約130万円)もの罰金が課せられます。

【ドバイ】汚い車は「街の景観を壊す」ので違反

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砂漠の国・ドバイでは、たちどころに砂で車が汚れてしまいます。にもかかららず、汚れたままの車で運転するのは街の景観を壊すとして違反です。罰金は500ディルハム(約1万5,000円)。罰金を払わない場合は車が押収されオークションで売却されてしまいます。

同様にロシアでも車はキレイな状態で乗るように義務づけられています。ロシアでは長い冬季間に車庫にしまいっ放しにする人も多く、その間に積もったホコリで汚れた車をそのまま運転する人が絶えないためです。

ロシアでは車が汚れていること自体に罰則はありませんが、警察に「道路を汚す」「ナンバープレートが読み取れない」などと理由をつけられて500ルーブル(約800円)ほどの罰金が課せられることがあります。

【インドネシア】指定のナンバー以外は通行禁止

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インドやインドネシア、中国などアジア各国の主要都市では、ナンバープレートの末尾の数字に応じて都市に乗り入れる車両を規制する「ナンバーコーディング」制度が導入されており、対象外の車の走行は交通違反です。

インドネシアの首都・ジャカルタには、日付が奇数の日はナンバーの末尾が奇数の車両だけが、偶数の日は偶数の車だけが乗り入れ可能となっており、これに違反した場合は、禁錮2ヵ月もしくは約45万ルピア(約4,000円)の罰金が課せられます。

都市によってルールは異なり、フィリピンの場合は曜日と末尾数字の組み合わせによって規制されるものの、2名以上乗車した車両は規制対象外とすることで相乗りによる渋滞緩和を狙っています。

【インド】牛の進路を妨害すると違反

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インドでは都市部でも野良牛やら飼い牛やらが、そこらじゅうを歩き回っています。ヒンズー教徒が大半を占めるインドで牛は神聖な動物として扱われるため、牛の進行を妨害すると違反です。

罰金等は不明ながら、インドでは牛肉を所持しただけで禁錮5年もしくは1万ルピー(約2万円)の罰金が課せられるため、牛を妨害するとろくなことにならないのは確実です。ただし、インドで水牛は悪魔の乗り物とされているため、この限りではありません。

【インド】さすがに定員オーバーのバイク、ノーヘルは違反

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バイクでの3人乗り・4人乗り・5人乗りが当たり前のように横行するバイク大国・インド。当然ながらインドでもバイクの定員オーバーは違反です。以前は罰金100ルピー(約170円)であったものの、2019年に罰金2,000ルピー(約3,300円)+3カ月間の運転免許失効に厳罰化されました。

また、インドではヘルメットをしている方が珍しいくらいノーヘルメットも大問題。業を煮やしたマディヤ・プラデーシュ州警察は罰則強化の代わりに、ヘルメットを着用しなかった理由の反省文を書かせる法律を施行したところ違反者が激減したそうです。

その一方、インドにはターバンを巻くシーク教徒もいるため、ターバンを巻いていればバイク乗車時のヘルメットが不要とされる州もあります。ちなみに、インドの1日あたりの交通事故死亡者数は車・バイクを含めて世界第1位です。

【中国】交通違反者は顔がさらされる!?

中国の交通違反者は、街頭にある大型スクリーンに氏名はおろか顔から身分番号の一部までが掲載されてしまいます。さらにアップで映し出された顔にはモザイクすらかけられません。

これは『交通違反者暴露台』といい、中国国内に2億機以上あるとされる交通監視カメラと、国民データベースとを紐づけた自動交通監視システムです。対象となる違反は車、バイク、歩行者を問わず、カメラは24時間作動し続けます。

事実、これで劣悪だった中国の交通マナーは運転者・歩行者ともに改善されました。ただし、中国では安全になったと喜ぶ人がいる一方、当然ながら過剰なプライバシーの侵害であると主張する人も多くいます。

【番外編】新興国では違反者の贈賄・警察の賄賂要求が当たり前!?

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発展途上の新興国では、ドライバーからの贈賄で交通違反がもみ消されることが珍しくありません。これによりドライバーは正規の反則金よりも少ない額で違反を見逃してもらえます。警察は面倒な手続きを省けるとともに副収入が手に入るため、贈収賄はお互いにとって都合のいい状況です。しかしこれは当然、賄賂罪にあたります。

日本でも時折警察官に対する贈賄がニュースで取りあげられますが、違反者は贈賄の現行犯としてその場で逮捕されています。日本における賄賂罪の罰則は、刑法197条にもとづき3年以下の懲役又は250万円以下の罰金です。

一方、海外では警察側からの賄賂要求がある場合も。インドネシアでの事例では、日本人旅行者が警察の検問時にバイクの無灯火を指摘され、前照灯点灯義務違反の10万ルピア(約900円)の罰金に対し、見逃す代わりに100万ルピア(約9,000円)が要求されたそうです。

このインドネシアの事件は、被害者によって詳細な様子が画像投稿サイトYoutubeにアップロードされたことでインドネシア国家警察報道官が謝罪する事態になりました。海外で運転をする際には、その国特有の交通違反とともに汚職警察官にも注意しましょう。

【みんなの意見】投票受付中!

Q. 納得いかない違反で取り締まられた経験はありますか?

走行中に警察官に取り締まられた際、納得がいかない理由だったことはありますか?

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執筆者プロフィール
伊藤友春
伊藤友春
1981年生まれ。自動車専門Webライターとして執筆活動中。自動車の構造に明るく、ほとんどの整備や修理をDIYでこなす。輸入車・コンパクトカー・変わったデザインやコンセプトの車が好きで、現在の愛車はその最た...
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