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冬に子供をチャイルドシートに乗せる際に注意!親心が悲劇を生まないために

本格的な冬の寒さが到来し、日中も冷え込む日が続いています。小さなお子さんがいる家庭では、お出かけする際は一層服装に気を使うことでしょう。

しかし、赤ちゃんを車に乗せるときには要注意。防寒着を脱がせないままチャイルドシートに乗せてしまうと、赤ちゃんに危険を及ぼすことがあります。

防寒着を着たままでは、体が固定されにくい

©︎takke_mei/stock.adobe.com

ダウンジャケットなどの分厚いアウターを着た状態で、チャイルドシートのハーネスを締めると、一見ピッタリと体を固定しているようにみえます。しかし、実際にはアウターの厚みが原因で、赤ちゃんの体をしっかりと拘束できていないケースが多いです。

英国のNPO団体「Good Egg Safety」では、厚着をした状態でのチャイルドシート着用の危険性について、動画で注意喚起をしています。

動画での検証内容を簡潔に説明すると、以下の通りです。

  1. 子どもが厚い上着を着用した状態でチャイルドシートに座り、ハーネスを締める
  2. ハーネスを外してチャイルドシートから降り、上着を脱ぐ
  3. 上着を着用していない状態で再度チャイルドシートに座る
  4. 1で合わせたハーネスを締める

動画内では、上着を着た状態でハーネスの長さを合わせ、その後上着を脱いで同じ長さのハーネスを締めます。すると、ハーネスと子どもの体の間には大きな隙間ができていたのです。

万が一このような状態で車内に強い衝撃が加わると、肩に掛かっているハーネスの間から赤ちゃんがすり抜けてしまう危険性があります。最悪の場合、車外に放り出されてしまうことも考えられます。

コートやジャケットを着用した状態でチャイルドシートを使用することは、子どもにとってリスクとなることがあるのです。

チャイルドシートのミスユースが多い?

警視庁・JAFの合同調査である『チャイルドシート使用状況全国調査(2019)』によると(2020年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から中止)、6歳未満の乳幼児のチャイルドシート使用率は70%を超えています。

しかし、チャイルドシート着座状況の調査結果をみると、正しく着座していたのは約40%であり、残りの約60%がミスユース。そして、乳児用・幼児用シートにおけるミスユースの半数以上が「ハーネスの締め付け不適正」であることが分かりました。

ハーネスの締め付けが正しく行われていないということは、強い衝撃が加わった際、子どもがハーネスからすり抜けてしまう可能性が高くなります。

また、「Good Egg Safety」が検証しているように、分厚いアウターを着用している状態は、子どもの体をしっかりと拘束できていないことが多いため、ジャケットなどの厚みによって隙間ができてしまっているのは「ハーネスの締め付け不適正」といえるでしょう。

上着を脱がせてチャイルドシートに着座させよう

©︎shirohige/stock.adobe.com

子どもをチャイルドシートに乗せる際は、上着を脱がせて薄着にしてから着座させましょう。ハーネスの締め付け具合は、大人の指が滑り込む程度がベストといわれています。指が1〜2本入る程度を目安に、適度に締め付けてください。

その際、子どもが寒いと感じているのであれば、チャイルドシートの上からジャケットや毛布、ブランケットなどを掛けて体温調節をしてあげましょう。

一般財団法人 日本交通安全教育普及協会にも問い合わせてみましたが、

「上着を着ている状態でハーネスを締めると隙間ができることがありますので、できれば上着を脱いで体を固定するのがよいでしょう。その際、ハーネスは指2本程度が入るまでしっかりと締めてください。」

とのことでした。

少し面倒に思われるかもしれませんが、このようなちょっとした心がけによって、万が一の事態でも子どもの命が救われる可能性が高くなります。

現在は新型コロナウイルスの影響もあるため、公共交通機関を利用せず、自家用車でお出かけする人もいるかと思います。冬のお出かけを安全に楽しむためにも、チャイルドシートの使い方を改めて見直してみてはいかがでしょうか。

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執筆者プロフィール
成田 佑真
成田 佑真
1993年生まれ。普段は医療機器販売を行っているが、暇があれば自動車関連記事を読み漁る。愛車はマークX。子どもの頃からマークⅡに憧れ、社会人になりマークXを購入。週末は必ず手洗い洗車を行い、ドライブに出か...
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