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「これだけはケチらないで…」キャンピングカーに欲しいオプションとは?

“生活用電力”をまかなうサブバッテリー

すでに述べましたが、サブバッテリーの強化も考えておいた方がいいでしょう。

サブバッテリーとは、エンジン停止中に使う“生活用電力”を供給するバッテリーのことです。105Ahのバッテリーが1個、標準装備されていることが一般的です。電力の消費量にもよりますが、エアコンや電子レンジ、冷蔵庫、オーディオ、照明などを使っていると、やはりサブバッテリーは、2個3個と増設したくなってくるものです。

サブバッテリー (画像:山崎友貴)

サブバッテリーには、自動車補機類用のバッテリーとは異なる、耐久性に優れたディープサイクルバッテリーを使用するのがスタンダードです。昨今では、リチウムイオンバッテリーも使用されています。

充電は、キャンピングカーに装備されている走行充電システムや、キャンプ場にある固定電源を使って行います。加えて、ルーフ上に太陽光発電パネルを付けておくと、インフラのない場所などに長期間滞在する時には安心です。

最近はポータブル電源を上手に活用するユーザーも増えていますが、バンコンやキャブコンで使う場合には、1000W以上のものを購入した方がよいでしょう。

空間を拡大させたいならサイドオーニングもオススメ

これ以外にも、購入時に付けておきたい装備はいろいろありますが、サイドオーニングの装備はオススメしておきます。

キャンピングカーユーザーのほとんどが、オートキャンプのためではなく旅行の脚や宿泊場所として使われているというデータがあります。つまり、必要のない時にはキャンピングカーにはいないという実態が見えてきます。しかし、キャンピングカーをコテージのようにしてくつろぎたいという人もいるでしょう。

©David/stock.adobe.com

そんな場合、くつろげる空間が車内だけでは息がつまってしまいます。サイドオーニングがあれば、寝るまでは外でくつろいで、就寝時だけ車内に…という使い方ができます。また日差しや雨を避けられるので、快適に食事などができます。

ちなみにサイドオーニングは、公共駐車場やRVパークなどでは使えないことが多いので、使用時にはマナーを守ることが大切です。

快適性や便利さを考えると、ついついいろいろなオプションを選んでしまいがちですが、気がつけば大変な金額に膨れ上がっていたなんていうことも。まずは快適に就寝するためのミニマルな装備を選び、使っていて欲しくなった装備を足していくというのがいいかもしれません。

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執筆者プロフィール
山崎 友貴
山崎 友貴
1966年生まれ。四輪駆動車専門誌やRV雑誌編集部を経て、編集ブロダクションを設立。現在はSUV生活研究家として、SUVやキャンピングカーを使った新たなアウトドアライフや車中泊ライフなどを探求中。現在の愛車は...

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