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車の「バグガード」って何?かつて高速警察隊のパトカーにも…最近復活の兆しが
バグガードってどんなパーツ?
バグガードというパーツをご存じでしょうか。ボンネットの上や先端に取り付ける樹脂製のプレートで、直訳通りの「虫除け」です。
ボンネットの上に取り付けることで、車体先端部からボンネット、ルーフ、そして後部へと流れる空気流を調整。フロントガラスに当たる風を減らすことで、ガラスへの虫の付着を防止するために考え出されました。
かつては高速警察隊のパトカーにも装着されていましたが、昨今は歩行者保護の面から突起物を減らすということなのか、ほとんど見られなくなりました。
日本では80年代から90年代にかけてバグガードが流行した時期がありますが、その後衰退。最近になってまた、カスタムパーツとして復活の兆しがあります。
アメリカでは現在もスタンダードな存在
バグガードは、元々はアメリカからやって来ましたが、今も本場では純正パーツとしてラインナップされるなど、日本とは違って相変わらずスタンダードな存在となっています。
もちろん、日本よりも広大で大自然の中を抜ける道が多いアメリカ。フロントガラスに虫が付着する機会が多いということも理由にあるでしょう。
しかし、バグガードを装着するユーザーが多いには、北米ならではのある事情があるのです。
- 執筆者プロフィール
- 山崎 友貴
- 1966年生まれ。四輪駆動車専門誌やRV雑誌編集部を経て、編集ブロダクションを設立。現在はSUV生活研究家として、SUVやキャンピングカーを使った新たなアウトドアライフや車中泊ライフなどを探求中。現在の愛車は...