違反切符は青切符と赤切符…だけじゃない！珍しい【白切符】の罰則は知ってる？

「白切符」って知ってる？どんなときに切られるの？

これらに加えて「白切符」というものも存在します。

白切符は「告知票」と呼ばれており、さらに軽微な違反に対して交付されます。目にすることが少ないため、あまり馴染みのないものかもしれません。

警察関係者によると、「告知票（白切符）が交付される違反は、主に『座席ベルト着用義務違反』『幼児用補助装置使用義務違反』『乗車用ヘルメット着用義務違反』の3つです。これらの違反では反則金は科されませんが、違反点数1点が加算されます。」とのこと。

つまり、①シートベルトを着用しなかった場合、②6歳未満の子どもに対してチャイルドシートを使用しなかった場合、③自動二輪車・原動機付自転車に乗る際、ヘルメットをかぶらなかった場合などに交付されます。

これらの違反では反則金がないため、白切符が交付された時点で、ドライバー側の処理は終了です。

ただし、反則金がないといっても、違反点数1点が加算されてしまいます。つまり、ゴールド免許の対象からも外れてしまう、れっきとした交通違反なのです。

前出の警察関係者は、「告知票（白切符）は反則金がないため、ドライバーも甘く考えがちですが、違反点数が加算されるため軽視してはいけません。些細に思える違反であっても、交通安全の面から考えれば重要なルールです。」と話しており、決して甘く見てはいけない違反行為であることが分かります。

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違反点数は加算されないが、反則金が課せられる違反もある

ちなみに、交通違反のなかには、違反点数は加算されないものの、反則金が発生するものもあります。

たとえば「泥はね運転違反」は、クルマやバイクで走行している際、歩行者に対して泥水や雨水をかけた際に適用されるものです。違反点数の加算はありませんが、「大型車等：7,000円」「普通車・二輪車：6,000円」「原付：5,000円」の反則金が科されます。

また「免許証不携帯」「警音器使用制限違反」なども違反点数の加算はなく、反則金は免許の種類に関係なく一律で3,000円です。

このように、交通違反のなかには、「違反点数あり・反則金なし」「違反点数なし・反則金あり」というものがいくつか存在します。

当然ながら、点数加算や反則金がないからといって、違反してもよいわけではありません。些細な違反から重大事故につながるおそれもあるため、交通ルールをしっかり守りながら安全運転に努めましょう。

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