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「へたくそ棒」ことコーナーポール、実は便利なのに最近見かけないのはナゼ?
最近コーナーポールをあまり見かけない理由
コーナーポールをはじめとした、運転を補助するパーツが車に標準装備されていない理由を、国内の自動車メーカーで法人営業をしている担当者に聞きました。
「新車の標準装備としてコーナーポールを付けると、1万円から3万円ほど価格が上がってしまいます。
また、コーナーポールに変わる安全装備が充実していることも、コーナーポールを付けなくなった理由の1つです。実際、コーナーポールを要望するお客様は減少しています。
カタログには別売りのオプション装備品として用意している車種がほとんどです。他のオプション装備品と同様に、要望があれば、すぐに取り付けて納車できるような体制を整えています。」
コーナーセンサーの採用が増えてきたこともコーナーポールをあまり見かけなくなった原因だと考えられます。
コーナーセンサーとは、車の四隅に取り付けられたセンサーで、壁や自転車などの障害物が接近すると警告音で知らせてくれるというものです。コーナーポールより見た目もスマートというメリットがありますが、目で見て距離感を把握できないため、運転技術の向上に繋がりにくいというデメリットもあります。
また、センサー付近にゴミなどが貼り付いてしまうと、障害物をうまく知らせてくれないという弱点もあります。筆者自身、センサーに濡れた落ち葉が張り付いてしまい、障害物が接近していないのに、センサーが鳴りっぱなしというトラブルに見舞われたことがあります。
運転の「うまい」「へたくそ」に関わらず、目で見て距離感がわかるコーナーポールは便利なアイテムです。車種に合わせた、車のデザインを損なわないコーナーポールなども登場していますので、必要に応じて、検討してみましょう。
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- 執筆者プロフィール
- 室井大和
- 1982年生まれ。ライター歴6年、自動車業界9年。合わせて約15年。雑誌編集、記者、指定自動車教習所員資格保有。愛車はスズキスイフトスポーツ(33型)、BMW323i(E90型)、ジムニー(JB23型)。車はセダンではじ...