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「クルマ好きなら知ってて当然?」方位磁石や外気温計の意外な使い方!”インフォメーションディスプレイ”の活用テク

燃費や航続可能距離は常に活用できる情報

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例えば、燃費関連の情報。平均燃費は愛車がどれほど燃料を使って走っているかがわかることは周知の通りですが、瞬間燃費を表示させることで、より燃費のいい運転状態になっているか否かを知ることができます。より低燃費で走りたい場合は、この瞬間燃費の表示を調整しながら走ると効果的です。

ちなみにHVの場合は、走行用バッテリーの蓄電状態表示を見ながらアクセルのオンオフを調整してやると、よりいい燃費で走ることができます。

あまり燃費のいいクルマではない場合、航続可能距離の表示が助かります。高速道路で長距離移動をしている時、給油するタイミングを失わずに済むからです。航続距離とGSがあるSAまでの距離を照らし、インターを降りるまで給油をしなくて済むかどうかを判断できます。昨今は燃料高騰で、できれば一般道にあるSAで給油したいので、この表示は便利です。

「外気温計」「方位磁石」の意外と便利な使い方も

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外気温計もドライブに役立つ装備です。冬季に1℃以下になった場合は、路面凍結の恐れを予測できるのは周知の通りですが、逆に高温の時も使える機能です。

例えば、30℃を超えるような日に高速道路を長時間走行していると、タイヤ内の温度も上昇して、経年劣化したタイヤだとバーストする恐れがあります。「ちょっとタイヤが心配だな…」という場合は、外気温をチェックして、高温の場合は2時間おきに休憩するようにするとバーストやパンクのリスクを減らすことができると思います。

方位磁石も意外と便利です。自車がどちらに進んでいるのかはカーナビに任せるとして、駐車時にぜひ活用したい機能です。夜間や悪天候時に現地に到着した場合、太陽が出ていないため方位がなかなか掴めません。そこで方位計を確認し、夏は車両を北向きに駐めると車内が高温になるのを抑えられ、冬は南向きに駐めるとフロントガラスやラジエターの凍結防止になります。

また、SUV系に付いている駆動トルク配分をチェックすることで、走行中に車両の駆動状態が2WDなのか、4WDでもFF傾向か、それともFR傾向なのかが分かり、スリップした時のリカバリーに対する心構えになります。

日常的に使わない情報が多いマルチインフォメーションディスプレイですが、シーンによっては非常に助かることがあります。ライフスタイルに合わせて、ぜひ活用してみてください。

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執筆者プロフィール
山崎 友貴
山崎 友貴
1966年生まれ。四輪駆動車専門誌やRV雑誌編集部を経て、編集ブロダクションを設立。現在はSUV生活研究家として、SUVやキャンピングカーを使った新たなアウトドアライフや車中泊ライフなどを探求中。現在の愛車は...

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