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「国産は左で輸入車は右」ってホント?“車を降りずに”給油口の向きを知る裏技とは
車の給油口、「国産は左で輸入車は右」ってホント?
レンタカーや会社の車を利用する時など、普段とは違う車でガソリンスタンドに入る際、スタンドの左右どちらのレーンに駐車すればよいか迷ったことはありませんか?
一般的に、国産車は左側が多く、輸入車は右側に給油口があるケースが多いですが、この分け方に適合しない車種も多くあります。
そもそも、給油口が左右に分かれる理由はどこにあるのでしょうか。
給油口の向きは何で決まっている?
給油口については、保安基準で定められた基準があります。その基準を示しているのが、道路運送車両の保安基準第2章及び第3章の規定の、適用関係の整理のため必要な事項を定める告示の第12条です。
これによると、「燃料タンクの注入口及びガス抜口は、排気管の開口方向になく、かつ、排気管の開口部から300ミリメートル以上離れていること」と定められています。つまり給油口は排気管(マフラー)の反対側に設けられることが一般的というわけです。
では、マフラーの位置はどのようにして決まっているのでしょう。メーカーで車両設計を行うエンジニアに聞いたところ、「国産車の場合、日本では車両が左側通行をするため、歩道から遠い位置となる車両の右側にマフラーを取り付ける車が多い」という回答をもらうことができました。
一部例外はありますが、国産車の場合、左側通行を意識してマフラーは右側につけることが多いため、給油口はその反対になる車両の左側に置かれるケースが多いようです。法規と車や歩行者の安全面を考慮した結果として、給油口の位置が決まっています。
自国では右側通行の輸入車の場合、日本とは反対側にマフラーが取り付けられ、給油口の向きも反対になるというわけです。
- 執筆者プロフィール
- Red29
- 1980年代生まれ。国産ディーラーでの営業職として働き、自動車関連の執筆者として独立。ユーザー目線に立った執筆を心掛けています。愛車はトヨタプリウス。ホットハッチに代表される、小規模小パワーのクルマが...