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免許取得禁止の校則が多い理由は?高校生は普通免許取得時に許可が必要なワケ
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18歳なのに……高校生は運転免許を取得できない?
18歳の誕生日を迎えた車好きの高校生なら、自動車の運転免許を取って仲良しな友人とドライブに出かけたい年頃かもしれません。
ところが、普通自動車運転免許(普通免許)を取得したくても、通っている学校や教習所側の“許可”が求められることがあるようです。なぜ、高校生は自動車運転免許の取得が難しいのでしょうか?
学生や社会人、どの立場でも「18歳以上」なら取得できるはず
普通免許が取得できる年齢については、警察庁が所管となる「道路交通法」で第88条の1項で次のように定められています。
「大型免許にあつては二十一歳(政令で定める者にあつては、十九歳)に、中型免許にあつては二十歳(政令で定める者にあつては、十九歳)に、準中型免許、普通免許、大型特殊免許、大型二輪免許及び牽けん引免許にあつては十八歳に、普通二輪免許、小型特殊免許及び原付免許にあつては十六歳に、それぞれ満たない者」
つまり、普通免許の取得が可能となるのは“18歳以上”で、誕生日を迎えるまで所持が認められていません。
ちなみに年齢以外の条件を確認すると、過去に重大な違反を犯したり、身体の状態が車の安全運転に影響を与えたりする状態でなければ、免許を取得する権利がある旨が見受けられる程度。学生や労働者などで区別はされていないということです。
余程の問題を抱えていないなら、高校や専門学校に通う人、既に社会に出て働いている人、いずれの立場でも等しく普通免許を取得できるチャンスが与えられています。
ところが18歳の誕生日を迎えても、高校に在学している場合は、普通免許を取得するために学校の許可が必要になるようです。
- 執筆者プロフィール
- 長谷川 優人
- 1990年生まれ。30代突入と同時期にライター業を開始。日常系アニメと車好き。現在所有はワゴンR(MH95S)。アニメ作品の聖地巡礼などで、各地へドライブに出かける。