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オプション品がついてると車の査定額は上がる?下がる?中古車業者の回答に驚愕

オプション品の査定額アップはモノによる?

@Oleksandr Moroz/stock.adobe.com

車を買い替えたり、乗り換えたりする場合、今まで乗っていた車を査定してもらうことが一般的です。

査定額は、車種や年式、走行距離、ボディカラー、傷の有無などさまざまな要件によって決まります。

そこで気になるのは、車とは別に購入し取り付けたオプション品は査定額に反映されるのかという点です。

そこで、全国に支店を構え、主に中古車の買い取り仕入れ、販売などを行っているリース会社の担当者に話を聞きました。

「正直、オプション品は査定額に反映されにくいのが現状です。

昨今は、アウトドアブームもあり、その車にしか装着できない高額なオプション品も多く販売されています。

しかし、次のオーナーが必ずしもそのオプション品を必要としているわけではありませんし、需要と供給のバランスがまったく読めません。そのため、高額なオプション品であったとしても、査定額に上乗せされるのはわずか(少額)というケースが多いです。

実際に新車で購入した車に約20万円ほどかけて社外品のカーナビを取り付けたお客様がいました。査定のために来店した際、カーナビを付けたままにするか、取り外すかで迷っていました。

新しいカーナビではなかったため、付けたままでも取り外しても査定額は変わらない査定結果となりました。むしろ、取り外すとなった場合、別途工賃がかかってしまいマイナス査定となります。結局そのお客様は、付けたままで買い取りに出されました。」

このように、車のオプション品は高額なものであっても、査定額にはあまり反映されないことがわかりました。

純正品なら査定額アップが期待できる?

その一方で、査定額に反映されるケースもあるといいます。それは自動車メーカー純正のオプション品です。

筆者は、前型ジムニーの車のルーフに取り付けていたオプション品(具体的には荷物をくくるためのラック)は購入時約6万円ほどでしたが、買取査定時には1万円増額してもらった経験があります。また、1本2万円ほどの純正品のアルミホイール(4本で約8万円)は、2万円の増額となりました。

この査定について、スズキの営業担当者に話を聞きました。

「車の買取査定は、メーカーや車種によってさまざまですが、非純正品よりは純正品の方が買い取ってもらえる可能性は高いと思います。非純正品は、取り外しのために工賃がかかったり、処分費用が別途かかったりすることもあり、かえってマイナス査定になる事例もあります。

また、純正品であっても内装パーツは査定額にプラスされないこともあります。例えば、純正オプション品であるフロアマットやカーナビなどは、あって当たり前という考え方が根強いこともあり、プラス査定されないケースが多いです。

ただし、人気メーカーのカーナビやドライブレコーダー、音響システム、座席シートなどはプラス査定になる場合もあります。カーナビでいえばパナソニックやパイオニア、座席シートでいえばレカロなどはプラス査定になることも。

さらに、アルミホイールやマッドフラップ、ルーフキャリアなどの外装パーツは、程度にもよりますが、プラス査定されることがあります。買い取り後に中古車として販売する際、見た目でお得感を出せる上、アピールポイントになります。」

執筆者プロフィール
室井大和
室井大和
1982年生まれ。ライター歴6年、自動車業界9年。合わせて約15年。雑誌編集、記者、指定自動車教習所員資格保有。愛車はスズキスイフトスポーツ(33型)、BMW323i(E90型)、ジムニー(JB23型)。車はセダンではじ...

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