年末年始、突然の事故・故障で帰宅できない！どうすればいい？移動・宿泊が保証されるケースとは

ロードサービスに加入していれば帰宅・宿泊費用やレンタカーの請求も可能

以前、筆者の元へ1本の電話が入りました。「旅行に行く途中、車が故障をして動かなくなりました。どうすれば良いでしょうか？」というものです。

故障した車は、最寄りの整備工場へ搬送されましたが、連絡を受けたのは元旦。お客様にとって土地勘のない場所でのカートラブルということもあり、非常に慌てていました。

幸いにも、契約していた自動車保険に、事故や故障の際に使用できる宿泊・交通費の補償が付帯されており、特約の利用を説明して利用していただいた次第です。

このような帰宅困難時に、代替交通手段の手配や宿泊の手配などをしてくれるのは、保険のロードサービスならではとなります。JAFには帰宅宿泊費用を補償するようなサービスはありません。

年末年始はロードサービスやJAFへ連絡は繋がりにくく、代理店や保険会社も休暇に入っていて、サービス内容の確認が困難なケースもあります。宿泊・帰宅交通費補填の特約には、利用限度額や利用制限などがあるため、旅行前には条件等を必ず確認をしておきましょう。

あなたは大丈夫？同乗者がドライバーに『最高に幻滅』したと感じる瞬間４選

帰宅宿泊・レンタカー費用を請求するには？

補償を利用する際には、事前に保険会社への連絡が必須条件となります。

故障などによりJAFへ連絡しクルマの救援・搬送を行った後で、帰宅が困難だと思ったときには、保険会社へ連絡を入れ、状況を伝えましょう。

宿泊する場所が探せないときは、保険会社側へ宿泊先の手配を依頼することも可能です。

ただし、年末年始や悪天候が重なった場合などは保険会社へ連絡が取りにくい状態となることがあるため、事後報告や清算に対応していることも多くあります。

契約している保険会社が、どのような対応を取ってくれるのか、トラブルが起きる前に確認しておくことが重要です。

基本的には、ロードサービスの帰宅費用サポートを利用した場合、領収書の日付より50日以内に書類と領収書の提出が必須となります。また、その際にかかった飲食費等は自己負担です。

レンタカーの場合は、レンタカー会社と保険会社が直接取引を行います。レンタカーについても日数や走行距離に違いがあるため、事前に自分が加入しているロードサービスの内容を確認しておきましょう。

できれば避けたい事故や故障ですが、ユーザーの努力だけではどうにもならないことも多くあります。万が一のトラブルに備えておくのも、ハンドルを握るドライバーとして、大切な準備です。

一つの知識として、事故や故障の際には代替交通手段で帰ることができる、宿泊することができるという自動車保険の使い方を理解しておき、JAFと保険のロードサービス両方に加入した状態で、年末年始のカーライフを楽しめるといいですね。

FR車はスタッドレスタイヤを履いていても雪道に弱いの？

FR車で雪道は危険？原因や対策まとめ｜スタッドレスタイヤで大丈夫？

教習車やタクシーのフォグランプ、どうして黄色いの？

濃霧発生時にアレは絶対ダメ…教習車やタクシーが黄色いフォグランプの理由とは

ガソリン切れと電気切れ、どっちが起きやすい？渋滞にハマったらヤバいのはやっぱりEV？

渋滞時はどっちが危ない？エンジン車のガス欠vsBEVのエネルギー切れ…結果に驚愕