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「節約への第一歩」新生活を迎えたら自動車保険を見直そう!代理店勤務者に聞いてみた
目次
県外へ就職した子どもに等級継承はできますか?
Q:「県外で就職した息子に、親が乗っていた車とその車にかかっていた自動車保険をセットで渡したいのですが、どのような手続きをすれば良いでしょうか?」
A:車を譲渡することは可能です。しかし、自動車保険を譲渡することはできません。
自動車保険の等級継承は、同居をしている人に限られます。また、そのタイミングは、車が増減する時と限られています。そのため、すでに別居している子どもには継承を受ける権利がなく、新規加入が必須です。
等級を引き継がせるためには、子どもが同居している間に車を増車しましょう。同居している時点で子どもの車を増やせば、親の自動車保険を継承させることが可能です。
別居になった子どもをミニフリートの契約から外し忘れたんだけど…
Q:別居した子どもの保険をミニフリート契約から外し忘れた場合どうなりますか?
A:保険料が安くなるミニフリート契約は、同居の家族だけで可能な契約形態です。
一家に2台以上の車を所有している場合、始期日を同じにすることで1保険証券になり保険料をまとめることができます。ミニフリート契約にすれば、保険料の割引があるだけでなく満期日も同じであるため、継続漏れの心配がありません。
子どもが記名被保険者であれば、結婚や就職などで別居しても別居した日から満期日まではミニフリート契約から外す必要はありません。しかし、次年度の更新の際には、ミニフリート契約から外すことが必須となります。
この手続きを忘れた状態のまま車に乗り事故を起こしても、保険料を払っていれば補償対象外になることはありません。しかし、保険契約の是正が必要です。
春は、仕事や学校での移動が多い時期です。引越しの準備に始まり、住まいの契約や光熱費などの手続きなど短期間にすべきことが多く自動車保険にまで行き届かない人も少なくありません。自動車保険を確認せずに運転をして事故を起こし、初めて補償対象外となっていたことに気付いても遅いです。
安さが売りのネット保険の利用増に伴い、自分で自分の保険内容を確認しなければならないケースも多くあります。ネット保険と付き合っていくには、ある程度の知識が必要と考えましょう。
細かな見直しなどが難しい場合には、無理に安さを求めたネット保険の利用をするよりも、保険代理店などを通じた、対人契約の方が安心できます。それぞれにあった契約方法で、自動車保険のトラブルを抑止したいところです。
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- 執筆者プロフィール
- 河野みゆき
- 1975年生まれ。経理事務の仕事を経て、23歳で家業の自動車整備販売業を継ぐ。主な業務は自動車販売、車検業務、自動車保険の取り扱いなど。自動車に関する知識を女性目線で発信したいと思い、ライターとしても活...