「節約への第一歩」新生活を迎えたら自動車保険を見直そう！代理店勤務者に聞いてみた

変化があったら即報告！新生活を迎えたら自動車保険を見直そう

日本損害保険協会の調べでは、対人・対物・人身傷害の補償に任意保険で加入している割合は、70％を超えています。

一方で、自動車保険をライフスタイルの変化時に見直し・変更しなければならないと認識しているのは、それほど多くないように見受けられます。

特に、春は転勤や進学、免許取得で車の乗り方に変化のある人が増える時期です。引越しや手続きなどに追われて、自動車保険の契約内容や補償範囲などの確認を忘れてしまうことも少なくありません。

トラブルの多い自動車保険について、実際にあった相談事例を紹介しながら、大手国内保険会社の代理店を営む筆者が、そのお悩みを解決していきます。

単身赴任になった夫、自動車保険は別々になる？

Q：「この春から夫が単身赴任となります。車を赴任先へ持っていきますが、自動車保険の変更が必要ですか？」

A：はい、必要です。自動車保険の場合、車を使用する場所（被保険者の情報・使用の本拠）は、必ずしも住民票記載の場所ではなく、「実際に生活をしている場所」が基準となるため、単身赴任先が夫の住んでいる所が、保険上の登録すべき住所（使用の本拠）となります。

手続きは、保険会社や代理店に電話をして記名被保険者の手続きを申請します。仮に、記名被保険者が妻の車を赴任先へ持っていくのであれば、記名被保険者を夫に変更しておく必要があります。

また、単身赴任の場合、自動車保険の考え方では「別居」となるため、単身赴任先にある車を妻が運転する場合には、家族限定の削除が必須となります。

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