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花粉症の方は必見!JAFのテスト結果など車内に花粉を持ち込まない対策方法は?
春が近づくにつれて悩みのタネとなることも多い花粉。これから本格的にスギ花粉のシーズンが到来するため、しっかりとした花粉対策が必要となります。
花粉は運転にも影響を与えかねません。運転中に『くしゃみが止まらない』『頭がボーッとする』『目がかゆい』などの症状が出ると事故につながる可能性もあります。
車内に花粉を侵入させないためには、どのようにすればよいのでしょうか?
車内花粉対策のポイント
先述のとおり、運転中に花粉症の症状に襲われると注意力が散漫になったりするため、事故を引き起こす危険性が高まってしまいます。
快適・安全な運転をするためにも、「車内に花粉を持ち込まない」「車内に花粉を入り込ませない」「車内の花粉を除去」の3つを意識してみましょう。
粘着クリーナーや静電気除去スプレーを使う
車に乗る前に、衣類に付着した花粉は極力取り除きましょう。粘着クリーナーなどがあると便利です。
ここで意識していただきたいのが、「衣類の材質」です。特にウール素材の衣類は静電気を帯びやすく、表面が凸凹しているため花粉が付着しやすくなります。花粉シーズンに、ウール素材の衣類を着用するのは避けたいところです。ウール製品を着用する場合は、静電気除去スプレーなどを使用するとよいでしょう。
窓は極力開けず、エアコンで車内の温度調節をおこなう
走行中はなるべく窓を開けないようにしましょう。窓を開けると花粉が入り込んできてしまいます。車内の温度はエアコンを使用して調整するのがおすすめです。
併せてエアコンフィルターも定期的にメンテナンスしたいところ。エアコンフィルターは非常に汚れやすく、真っ黒になってしまうことも。汚れが蓄積していると、花粉やホコリの除去能力が低下し、カビが生えることもあるため、定期的に交換しましょう。
マイクロファイバーモップや除電クロスでこまめに掃除
どれだけ注意していても、ドアの開閉時などには花粉が入り込むため、完全に防ぐというのは現実的ではありません。大切なのは、花粉が入り込んだらすぐに除去するということです。
ハンディタイプのマイクロファイバーモップがあると非常に便利。ダッシュボードなどに付着した花粉はサッと拭いてしまいましょう。
また、除電クロスを使用するのもおすすめ。花粉は静電気によって付着しやすくなるため、除電クロスで車内を拭けば花粉を取り除くことができます。
シートの隙間・縫い目やフロアマットは、モップやクロスで除去することは難しいため、掃除機などを使用しましょう。
花粉対策には内気循環?外気導入?
車内への花粉の侵入を防ぐためには、内気循環で走行するのがベストと言われてきました。
しかし、近年では外気導入でも問題ないとされています。その理由は、エアコンフィルターが高性能になってきているからです。最近のエアコンフィルターは花粉やPM2.5への対策がなされているものが多く、花粉はおおかた除去できるというわけです。
JAFは「内気循環」と「外気導入」で1時間走行した場合の車内環境についてテストをおこないました。その結果、外気導入の場合でもごくわずかな量の花粉しか検出されませんでした。
一方で内気循環の場合は、外気導入と比較してCo2濃度が5.5倍に増加。疲労感の増大・注意力の低下といった症状が現れ始めるとされる数値の2倍以上が計測されました。なお、外気導入の場合はトンネル内の走行時を除き、Co2濃度にほとんど変化がありませんでした。
つまり、内気循環で長時間走行することには花粉以外の問題が生じます。内気循環で走行する場合には、こまめな換気が必要となります。
最近は純正のエアコンフィルターでも花粉をある程度除去できるため、外気導入で花粉が車内に入り込むことに関してあまり心配する必要はありません。むしろ「衣類に付着した花粉」「車内に付着した花粉」の除去のほうが重要であるといえます。
本格的に花粉が飛散し始める時期です。まずは衣類などから車内に花粉を持ち込まないことを意識し、しっかりと花粉対策をしましょう。
しっかりとした対策で花粉シーズンに備えよう!
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花粉シーズンの洗車にはコツがある?
- 執筆者プロフィール
- 成田 佑真
- 1993年生まれ。普段は医療機器販売を行っているが、暇があれば自動車関連記事を読み漁る。現在の愛車はA4。子どもの頃からマークⅡに憧れ、社会人になりマークXを購入。週末は必ず手洗い洗車を行い、ドライブに出...