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路上喫煙禁止エリアで車内で窓開けてタバコ吸うのは違反?自治体の回答が凄い
「車内でも禁止」の文言がない新宿区にも質問してみた
一方、車内での喫煙について明確に文言で禁止と提示していない自治体はどうでしょうか?
東京都庁やビル街が立ち並ぶ東京都新宿区でも、他の自治体と同様「区内全域路上喫煙禁止」をルールで設けています。
しかし条例の文言には、「自転車等の乗車時」との表記があるのに対して、車内は禁止に含まれていません。
条例を管轄する「新宿区環境清掃部ごみ減量リサイクル課まち美化係」の担当者に話を伺ったところ、
「文面では記載していませんが、公道で路上駐車をして車内でタバコを吸っているケースなどでも、注意喚起を担当しているスタッフが巡回していれば、該当の人に対して直接注意を促す場合もあります」とのこと。
つまり、禁止事項が明らかとなっていなくても、車内でタバコを吸っていて空気が外に漏れることがあれば、条例違反で警告を受ける可能性があります。
各自治体の対応から考えても、車内で喫煙するのもマナー違反にあたり、かつ罰則に値する行動であるのが理解できるのではないでしょうか。
流行の「電子タバコ」では条例違反にあたるのか?
また、筆者が各自治体に問い合わせるなかで、疑問に感じたのが電子タバコの扱いです。
近年流行している「電子タバコ」は、ニコチン(タバコの依存症を高める物質)が含まれていない成分の商品も市販されています。
「電子タバコなら、車の車内で吸っていても条例違反とはならないのでは?」と、再び大阪府八尾市と新宿区の担当者にそれぞれ質問してみました。
八尾市の担当者からは、「電子タバコは条例違反ではありませんが、ニコチンなど体に害となる成分が含まれている加熱式タバコであれば、市の条例違反となり喫煙禁止に当てはまります。なお、加熱式タバコ等と、見分けがつきにくいことから、啓発指導員から声掛けをさせていただくことがあります」との回答が。
対して、新宿区環境清掃部ごみ減量リサイクル課まち美化係の担当者からは、「ニコチンなどの害が含まれている、含まれていないなど区別はなく、条例違反の対象となります。電子タバコでも、周囲の視点ではシガレットタイプや葉巻などのタバコと見分けがつきにくい点が問題となっており、マナーの観点から違反対象としています」との回答が得られました。
つまり、自治体によってはニコチンが含まれているいないに関わらず、電子タバコを車の車内で吸っていれば条例違反となる可能性があるとのこと。
問題となっている喫煙マナーはもちろんですが、環境を綺麗に保って街の美化に繋げたい意図があるようです。
車でお出かけする際も、喫煙所や喫煙スペースのあるスポットを事前にチェックしておくのがよいかもしれませんね。
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- 執筆者プロフィール
- 長谷川 優人
- 1990年生まれ。30代突入と同時期にライター業を開始。日常系アニメと車好き。現在所有はワゴンR(MH95S)。アニメ作品の聖地巡礼などで、各地へドライブに出かける。