池袋暴走事故から4年…飯塚幸三受刑者に賠償命令の判決、遺族請求額より約3000万円減

池袋暴走事故の加害者に約1億4千万円の賠償命令

2019年4月19日に東京都豊島区東池袋四丁目で発生した交通事故の加害者として、禁錮5年の実刑判決を言い渡され2021年10月12日より東京拘置所へ収監されている飯塚幸三受刑者に対し、この事故の被害者遺族が計1億7000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が2023年10月27日に言い渡されました。

東京地裁の判決では、飯塚幸三受刑者に計約1億4千万円の賠償を命令。飯塚幸三受刑者が事故当時、ブレーキとアクセルの踏み間違いにより制限速度を時速46キロメートル超過したことなどから「注意義務違反の程度は重大。一方的で重大な過失があった」と指摘しています。

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勲章は剥奪済み…実刑判決後の令和3年9月17日に瑞宝重光章褫奪と官報

なお、飯塚幸三受刑者が2015年秋の叙勲で通産行政事務功労により受章した瑞宝重光章は、2021年9月17日に勲章褫奪令第一条第一項により褫奪（ちだつ）されたと2021年10月27日付けの官報にて公表済み。

勲章褫奪令第一条第一項は「勲章ヲ有スル者死刑、懲役又ハ無期若ハ三年以上ノ禁錮ニ処セラレタルトキハ其ノ勲等、又ハ年金ハ之ヲ褫奪セラレタルモノトシ（以下略）」と定められています。

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