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砂浜の駐車場や海水浴場で車がスタック…プロのやり方「もみ出し」で脱出!

タイヤが埋まっている場合は、砂を掘ろう

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タイヤがホイールくらいまで埋まり、車体の下のどこかが砂に付いてしまっている場合。これは、ちょっと厄介です。砂が水分を含んで堅いときは、少しの土木作業を行えば脱出できる可能性があります。

まず最初に、4本のタイヤが完全に見えるように砂をかき分けます。次に前後バンパーの周りを掘り、前進後進がスムーズにできるようにしておきます。お腹を擦っている場合は、擦っている場所が当たらないように念入りに砂を搔き出します。

しかし、砂が柔らかく、掘っても掘っても砂が崩れたり流れたりする場合は、土木作業でかえって状況が悪化することがあるので、すぐにやめましょう。

砂を掘るとき、クルマの前後に大きな段差ができてしまうと脱出が難しくなるので、前後を緩やかなスロープ状に成形しておくのがポイントです。一通り掘ったら、まずバックをして脱出ができるかを確かめ、その後にもみ出しを試してみます。

なぜバックから行うかというと、クルマのトランスミッションは後退が一番ギア比が低く、一番大きな駆動力を発揮するからです。それでもタイヤが空転してしまう場合は、タイヤが少したわむまで空気を抜いて、もう一度試してみてください。

©cineuno/stock.adobe.com

完全に埋まってしまっているなら、4WD車に助けを求めて

さて、クルマががっちり埋まり、砂も柔らかい場合。これは他車の助けを借りるしかありません。4WDSUVを探して、レスキューをお願いしてみましょう。

こういった場合のためにも、雪道や砂浜に行く場合は牽引ロープを携行していくことをオススメします。また、よくオフロードに行かれるという人は、サンドラダーやレスキューボードと呼ばれる脱出用のギアを揃えておくといいでしょう。

ちなみにここで紹介したセルフレスキュー法は、深雪でも活用できます。スタックした際は冷静になって、これらの技を試してみてください。

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執筆者プロフィール
山崎 友貴
山崎 友貴
1966年生まれ。四輪駆動車専門誌やRV雑誌編集部を経て、編集ブロダクションを設立。現在はSUV生活研究家として、SUVやキャンピングカーを使った新たなアウトドアライフや車中泊ライフなどを探求中。現在の愛車は...

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