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知られざる最新技術!?東京で最近増えている灰色の舗装の秘密とは?

一般的なアスファルトの道路は濃いグレー色ですが、東京などの都市部では、それ以外の色に塗られた道路を見かけることがあります。

その中でも、明るめのライトグレー色に塗られた道路があることをご存知でしょうか。

これは、「機能性舗装」と呼ばれ、都市部で見られる、郊外よりも気温が上昇してしまう「ヒートアイランド現象」を抑える役割があると言われています。

普通の道路より10℃涼しい!?どうして?

都市部では、ヒートアイランド現象によって、一日中気温が高い状態になっています。そうした現象を少しでも抑えるために開発されたのが「保水性舗装」や「遮熱性舗装」と言われる機能性舗装です。

保水性舗装には、雨天時や散水時に路面に浸透した水分がそのまま蓄えられるという特性があります。アスファルト舗装の水分が蒸発する際に、気化熱を利用して路面の温度を下げることができるのです。

これは、路面の表面には、保水剤を含んだ隙間の多いセメントを敷き詰めてあり、水分を蓄えられるようにしているため。

路面温度上昇抑制舗装研究会の調査では、何も敷き詰めていない路面と比較して約14℃の温度上昇を抑制できるとしています。

©Bob/stock.adobe.com

一方、遮熱性舗装は、日差しの赤外線を反射させ、路面の温度上昇を抑制する効果が期待できる道路です。アスファルトの表面に赤外線を反射させる塗料を塗ることで、アスファルトに熱が蓄積しにくくなる効果があります。

前述の研究会の調べでは、夏の時期、何もしていない舗装道路と赤外線を反射させる塗料を塗った舗装道路で比較しても、最大10℃以上、気温の上昇を抑えることができたといいます。

いずれにしても、アスファルトに熱を蓄積させない、もしくは熱が蓄積しても効率よく熱を放出できるかが、ヒートアイランド現象を抑制するためのポイントとなります。

ライトグレーに塗られた道路はこうした役割が期待できる「機能性舗装」なのです。

執筆者プロフィール
室井大和
室井大和
1982年生まれ。ライター歴6年、自動車業界9年。合わせて約15年。雑誌編集、記者、指定自動車教習所員資格保有。愛車はスズキスイフトスポーツ(33型)、BMW323i(E90型)、ジムニー(JB23型)。車はセダンではじ...
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