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BEV買うなら今のうち…EV補助金が10月末より早く終了する可能性
補助金終了が10月末から中旬〜下旬に情報修正
経済産業省は、電気自動車(EV)の購入に際して国から最大85万円支給される「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)」の予算額が減少しているとして、同補助金を10月末で終了する見通しを発表していましたが、さらに10月中旬から下旬に前倒しされることになりました。
予算はあとどれくらい?
経済産業省の発表によると、8月29日時点での残り予算は約126億円。はっきりとした終了時期については、今後の申請状況や予算残額等により、前後する可能性があるとのことです。
対象となるのは電気自動車はもちろん、プラグインハイブリッドカー燃料自動車などに加え、家屋に車から電力を供給するV2H設備や、車から電気を取り出すV2L外部給電装置の補助も含まれます。
申請書は事務局への到着日で先着順の受付となるため、予算額に達した場合はその前日をもって申請受付は終了となります。
今から注文すると間に合わない可能性がある
人気の軽EVの日産 サクラおよび三菱 ekクロス EVの場合の補助金は、軽自動車であるため補助金額は最大55万円です。地方自治体ごとの補助金も合わせれば、実質的に一般的な軽自動車と同じくらいの費用で購入できました。
しかし、補助金がなくなれば、日産 サクラの車両価格は200万円を超えることになります。駆け込み需要で、いまから発注をかけたとしても、補助金適用は新車登録が必須となるため、長い納車待ちも影響して今から注文しても補助金を受けるのは難しいかもしれません。
2023年度の補助金は未定
2023年度の補助金に関しても現在は未定であり、詳細は2023年の3月末にならなければ判明しません。
年々予算が増額されているのにも関わらす、補助金予算が足りなくなるのは、日産 サクラおよび三菱 ekクロス EVの販売が大きく影響していると思われます。
急きょ、来年から補助金が打ち切られる可能性は低いとみられますが、今後一定以上までEVが普及すれば補助金予算額は徐々に減らされる可能性はあります。
- 執筆者プロフィール
- 伊藤友春
- 1981年生まれ。自動車専門Webライターとして執筆活動中。自動車の構造に明るく、ほとんどの整備や修理をDIYでこなす。輸入車・コンパクトカー・変わったデザインやコンセプトの車が好きで、現在の愛車はその最た...