更新
外国での運転は簡単だけど危険!?訪日客の運転や日本人の海外での運転について考えてみた
外国人ドライバーむけ学習コンテンツがリニューアル
インバウンド需要拡大にともなうオーバーツーリズムが問題視されている昨今、レンタカーを借りた外国人旅行者による交通事故がたびたび報道されています。
特に北海道や沖縄県、山梨県では、訪日客による交通事故が増加傾向にあるのだとか。こうしたなか、外国人むけの交通安全学習に関するプレスリリースが発表されています。
最新技術で生まれ変わった学習VR
2024年12月4日、合同会社サンダーボルト インタラクティブが、自社製品に関するプレスリリースを発表しました。これによると、交通安全教育VR「Dri-VR(ドライバー)」の外国人ドライバー向けコンテンツがリニューアルされるとのことです。
Dri-VRはVR(仮想現実)技術を用いた安全教育ツールで、実写映像とVFXによる、リアルで臨場感ある学習コンテンツを特色としています。
今回リニューアルされるのは、日本の交通ルールや標識の意味などを学べる「ドリヴァー」というコンテンツ。最新カメラやAIなどを駆使した、新たな外国人ドライバー学習VR「日本の交通ルール(基本編)」として2024年12月下旬にリリースされます。
外国人ドライバーはなぜ日本で運転できる?
Dri-VRはVRヘッドセットを使うシステムのため、場所を選ばず使用できます。レンタカー事業者にDri-VRと「日本の交通ルール(基本編)」を導入すれば、外国人旅行者による交通事故の抑制につながるかもしれませんね。
……と、サンダーボルト社のプレスリリースを見たところで、1つの疑問がわいてきました。
冒頭でお伝えしたとおり、訪日客による交通事故が増えているわけですが、そもそも外国の人がなぜ日本で車を運転できるのでしょうか?自国の運転免許を持つ人なら、日本でも車を走らせられる?
素朴な疑問を解消するために、外国人ドライバーが日本で車を運転する条件について調べてみました。
利用できないのになぜ?日本の“ETC車載器”を欲しがる海外の車好き
- 執筆者プロフィール
- 加藤 貴之
- 1977年生まれのフリーライター。10年以上務めた運送業からライターに転向。以後8年以上にわたり、自動車関連記事やIT記事などの執筆を手がける。20代でスポーツカーに夢中になり、近年は最新のハイブリッド車に興...