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ニャにしてる!?近所の野良猫に車を傷つけられた…誰の責任?保険は使える?
自分に非がなくても等級ダウンとなるので注意
以前、車両保険を使う事故のうち、自分に非がない事故では、等級据え置き事故として等級ダウンはありませんでした。しかし、2013年に保険制度改定で、等級据え置き事故が廃止されたのです。
この改訂により、飛び石やいたずらで保険を使って車を直した場合でも等級が下がってしまいます。これらは自分で防ぎようがない事故ですが、保険の取り扱いとしては、1等級ダウン事故となるのです。
同様に、野良猫がつけた傷も自分に非がなくても等級ダウンとなり、保険料が上がります。
傷の具合ではコンパウンドで磨けば落ちる場合もあり、保険を使うまでもない可能性があるので、まずは専門業者に傷の程度を確認してもらい、保険を使用して直す必要があるのかを確認しておきましょう。
繰り返しますが、野良猫のつけた傷を第三者に責任を追求することはできません。飼い猫や飼い主のいる動物でも、その請求は難しいのが実情です。自己責任となってしまう可能性が非常に高いため、日常的にクルマの周囲へ、猫除け対策などを講じておくといいでしょう。
保険を使用したいと思っても、使えないケースもあるため、まずは、加入している保険会社へ確認をおすすめします。
保険会社によって見解の違いが生じる事案ですので、保険が適用できるかの判断はプロに相談しながら行うのがよいでしょう。
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- 執筆者プロフィール
- 河野みゆき
- 1975年生まれ。経理事務の仕事を経て、23歳で家業の自動車整備販売業を継ぐ。主な業務は自動車販売、車検業務、自動車保険の取り扱いなど。自動車に関する知識を女性目線で発信したいと思い、ライターとしても活...