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護送車ではない?よく間違えられる「青と白のバス」は誰を乗せてるの?
たまに、パトランプのついた青と白のカラーリングのバスを見かけることがあります。窓に金網が装着されている物々しい雰囲気から「護送車だ」と言われることがありますが、実は全くの別モノ。
青と白のバスは何のための車両なのでしょうか?また本当の「護送車」とはどんな車なのでしょうか?
青と白のバスは警察官を送迎する「人員輸送車」
青と白のカラーリングを施したバスは「人員輸送車」と呼ばれる車両で、警察官の送迎に役立っています。
人員輸送車には車両のガラス部分に金網、車体前方のルーフには赤灯が備わっているのが特徴です。
金網が装着されている理由は、石など危険物を投げ込まれて窓ガラスが割られないようにするため。規模の大きいパレードや事件などで警察官が警備業務にあたるため、危険から身を守れるように工夫されています。
見かける機会が多いのは、東京・永田町や日比谷周辺ですが、他の都道府県でも、大規模なお祭りやイベントの警備でも使用されています。
警察官は公道の端に止まっている人員輸送車を活用して待機しているほか、車両周辺の公道・交差点で見回り・見張りを行っています。
バスタイプ以外にも、商用バンをベースとした車両も人員輸送車として利用されています。
- 執筆者プロフィール
- 長谷川 優人
- 1990年生まれ。30代突入と同時期にライター業を開始。日常系アニメと車好き。現在所有はワゴンR(MH95S)。アニメ作品の聖地巡礼などで、各地へドライブに出かける。