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スズキ危うし?“20万円車”生まれたインドで「激安EV」登場!タタ製EVの約半額
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インドでもっとも売れた『スズキ スイフト』よりも安価
いわゆるAセグメントやBセグメントに属するコンパクトカーが人気なインドでは、日本の小型車メーカーであるスズキがインド国内で高いシェア率を誇っていて、そのシェア率は50%を超えることもあったほどです。
その高いシェア率から、「インドの人はスズキをインドの会社だと思っている」「インドでは車のことをスズキと呼ぶ」といった声が挙がるようになりました。
最も人気がある車種は『スイフト』で、このスイフトはスズキの現地子会社である『マルチ・スズキ』が製造。このインド仕様となるスイフトの価格は、日本円で約102万円となる59万1900ルピーから。
47万9000ルピーで販売されるPMVのEaS-Eは、インドで最も売れているスイフトよりも安価となるため、スズキにとって脅威になる可能性があります。
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インドでのシェア率で50%以上を記録したこともあったスズキですが、近年はシェア率が50%を下回るようになり、2022年4月には約43%とその高いシェア率に陰りが見え始めています。
インドでは韓国の自動車メーカー『ヒョンデ』のシェア率が拡大しつつあり、人気のボディタイプであるSUVや、普及が加速しているEVの販売ではスズキを上回りました。
EVの開発を進めるスズキではあるもののインドはもちろんグローバルでもEVの投入には至っておらず、「スズキはEVで出遅れた」という指摘もある現状で、手頃な価格のEVが登場することになります。
スズキがインドで築いたその牙城は、EVによって崩れてしまうのか、それともEVによって再び強化されるのか、今後数年でその結果を見ることとなるのかもしれません。
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- MOBY編集部
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