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「SNSで話題になり終売」《アルコール分2.0%入りお菓子》って酒気帯び運転になるの?

アルコール入りのお菓子、何個食べれば酒気帯び運転になってしまう?

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では、アルコール入りグミで、純アルコール20gを摂取するためには、どのくらいの量を食べる必要があるのか考えていきます。

グミ1つの容量は5gです。商品表示にはグミ1つに対しアルコールが2%含まれているとあります。計算すると、グミ1つに含まれる純アルコールは0.1g程度。つまり、このグミから純アルコール20gを摂取するには、200個ものグミを食べなければなりません。

当該商品の内容量は52gと記載されているので、1袋に入っているのは10個です。200個つまり、20袋を完食するということになるので、運転を控えた人間が1度に食べる量としては、あまり現実的な数字とは言えないと思います。アルコール入りのチョコなどでも、同じことが言えるでしょう。

アルコール度数1%以下の低アルコール飲料では?

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しかし、お菓子のように、アルコールが微量または少量しか入っていない食品や飲料の全てが“セーフ”となるわけではありません。

例えば、低アルコール飲料(アルコール度数1%程度)の商品には、「運転者は飲用をやめてください」という表示がされています。

アルコール度数1%の飲料の場合、2リットルで純アルコール20gを摂取したことになります。350ml缶であれば6本程度ですから、先ほどのグミ200個よりは1度に摂取できる可能性が高いでしょう。

そのため、低アルコール飲料には「運転者は飲用をやめてください」という明確な「禁止」の表示があると思われます。

©georgerudy/stock.adobe.com

さらに最近では、マウスウォッシュ使用後や蒸しパンを食べた後に、呼気アルコール濃度が高まり、会社内での懲戒処分を受けたという事例もありました。運転する際に口にするものに関しては、十分な注意が必要なことは言うまでもありません。

今回試算した数値はあくまで目安です。体質や体調、そして体の大きさやアルコール分解の得意不得意によって、呼気中のアルコール濃度が高く出るというケースは十分に考えられます。

したがって、運転する際に口にするものに関しては、十分な注意が必要なことは言うまでもありません。基準値以下だからといって、むやみにアルコール入りのお菓子を食べて運転することは避けるべきだと思います。

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執筆者プロフィール
Red29
Red29
1980年代生まれ。国産ディーラーでの営業職として働き、自動車関連の執筆者として独立。ユーザー目線に立った執筆を心掛けています。愛車はトヨタプリウス。ホットハッチに代表される、小規模小パワーのクルマが...

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